2017.1.27(金)~2.4(土)12:00~19:00
日・祝~18:00 最終日~17:00
女子美大日本画科を卒業してはや20年。
文月会という創画会に出品する女子3人のグループ展が機縁で、以後柴田悦子画廊で個展を開催してきている。
世の中も刻々と変化し、画壇の趨勢も移りゆく中に、直野恵子はただただ自分の手元を見つめ心の動きを記してきた。
近年は墨の仕事に打ち込み、紙や筆の研究を実作を通して行なっている。
こういう地道な仕事は1年2年の単位では中々その成果を示せないものだが、10年立つと明らかに証左を示せる。
今展では、コツコツ集積してきた墨の実験が、初めて大きな画面に現れてきた。
ミリ単位の余白のバランスを壊さぬようパネルを特注。
ここに立ち現れる「白鳥の歌」を誰か聞きとってくれるのを待つとしよう。