2016.6.23(木)~30(木)
12:00~19:00 日~18:00 最終日~17:00
奄美大島に移住して民宿を営むご両親の元を訪ね、取材を重ねて3年になった。
田中一村の絵であまりにも知られた島だけに、樋口研司の「奄美」をいかに描くかが問われるところだ。
個展では毎回「雨」がメインテーマ。今展でも「雨霽うせい」(雨が晴れること)「木萌雨きぶつあめ」(奄美地方で1月に降る雨)、「瞋怒雨しんどう」(神の怒りの大きな雷鳴を轟かして降る雨)、「洒涙雨さいるいう」(七夕に降る雨)など画題も雨に因んだもの。
折しも梅雨真っ盛りの東京で、島に降る雨を観るのも一興。是非、多彩な雨の表現を味わってほしい。
また、島のご両親から届いたパッションフルーツの甘い香りが画廊の中に漂って南国に誘ってくれている。これは早いもの勝ち。