個展

安住小百合日本画展with Shigeo Hayashi

2019.6.24(月)〜7.3(水)
12:00〜19:00 日曜〜18:00
最終日〜17:00

2000年から年に一度のペースで当画廊で個展を開催して来た安住小百合。
まだ2人のお嬢さんも手がかかる頃だった。個展の度に一家総出で手伝ってくれたものだが、絵のモデルとなった少女もいつのまにか成長し、今では双方とも立派なワーキングママである。

安住さんは1980年多摩美大加山又造クラスの出身。卒業後は日展に出品して大作を中心の発表だったが、育児と幼児教室の経営のため個展を軸の発表に切り替えた。
営々としたその努力が実り、最近では百貨店での個展を一年おきに挟んでのスケジュールをこなしている。

金箔地や漆の地に絢爛たる花々を描くという日本画の王道を歩むが、そればかりでなく野山を巡って山野草や蝶のスケッチを重ね、画嚢を肥やすのに余念がない。ちなみに今回は万葉集に詠まれた花ベストテンを描いた。第1位はなんと萩の花とか。梅、松を抑えて断トツの多さである。

その安住さんの傍らにいて常にサポートして来たのが、withの茂夫氏。山野草を求めて山に分け入るうちに、とうとう自分も制作に没頭するようになったという。
得意のコンピュータを駆使するものの、実際には大変精緻な手描きの作業とか。

ベテランの安住さんが、筆で紙に描くほうが早いわよ、と余裕で笑うのにこだわりの茂夫氏、コツコツとパソコンの画面の前で一本の線に呻吟する日々を送っている。

今展は違う技法で同じモチーフを描いた2人の自然観、世界観の差を見比べてみるのも楽しい。こういう二人三脚もあるのだなぁと感じ入る展覧会である。

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