個展

小林正誠展

2019.11.25(月)〜12.1(日)
12:00〜19:00  最終日〜17:00

昨年、ロートレアモンの「マルドロールの歌」1974年栗田勇訳で手がけた装丁画と挿絵を披露した小林正誠。
今展では、その中の第四の歌から画想を得た作品を含め、主に女性たちを描いた作品をチョイスして1983年から今年までを展望する。

1944年生まれの小林は、東京藝術大学デザイン科(当時は工芸科)を卒業後、一時は高島屋デザイン部に就職するが、学生時代から藝大美大予備校で手腕を発揮していたため、請われて新宿美術学院の立ち上げに関わり、デザイン科の合格率をトップクラスに押し上げた。

当時のいわゆる新美の勢いは凄まじく、現在、内外で活躍する画家、デザイナーの多くは彼の指導により受験に成功した
と言っても過言ではあるまい。
自分でも性に合っていた、という小林はその後お茶の水美術学院でも受験指導のカリスマとして後進を育てつつ、並行して「精彩展」など様々なグループ展を主催、制作にも余念がなく活動してきたが、今後は個展を中心に発表していきたいと、先年から自己の初心を振り返る展覧を続けている。

国際展などではシュールでカラフルな瓢箪を主に制作していた小林の、初期から現在に至る女性像の初々しさは、カリスマの含羞を言うべきか。
和紙に岩絵具とアクリルで描いたミニ回顧展、一覧の価値あり。と思うが如何。

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