個展

金属造形作家 征矢 剛 作品展「奏」

2020.6.22(月)〜28(日)

1992年多摩美大彫刻科出身、その後銅人形作家・赤川政由氏に師事した征矢剛。彫刻とも工芸とも人形とも少しずつずれつつ自らを金属造形作家と呼ぶ。
主に鉄を溶接して作る虫の形状をした作品たちの内臓部分にはアンプやらラジオやらレコードプレーヤーが仕込まれていて、文字通り良い声で鳴くのである。

在学中からバンドを組み、一時は本気でプロを目指したというベーシストでもある。会期中には自作のアンプのスペシャル版でギター演奏も。音楽も美術も機械も知る人、しかも昆虫マニアとくれば心の中に少年を隠し持っている人にはたまらないはず。

征矢剛の父は某児童図書の名編集長として知られていた人。母は詩人となれば今日の彼の活躍は、父母と過ごした幼少時代に用意されていたのかもしれない。

子供の頃夢見た世界を、大人のシニカルな感性で作るという甘くない冒険物語を今、征矢は生きている。

オンラインでリンクしている画像も併せてご覧頂きたい。

https://greatmountain.jp/soya/online/

http://www.tokyo100.com/soya/online/

 

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