個展

森田晴樹展

2020.10.26(月)〜11月1日(日)
12:00〜19:00   最終日〜17:00

大阪・寝屋川の画仙人ー森田晴樹のコメントから

新型コロナウィルス
先がまったく読めない世界

前期高齢者で、基礎疾患の有る私にはちょっと怖いです。
でも展覧会は開くことにしました。
なにがあっても
前へ進まなければ次が見えないから
花咲爺 晴樹

黙っているとちょっと怖い森田さん。長い付き合いなので、初めてご紹介する人の時には「ボタンを押すと話すよ」と教えてあげる。
そのボタンとは絵のこと。訥々と、だが親切に語り出す口調に嫌味はなく、聞く人の心に届く。
毎日、絵と向き合う日々と聞く。病を得てからは更に研ぎ澄まされてきた。一枚の絵にかける熱量が、墨の花の光背となって立ち上ってくる。毎年繰り返されるこの営為ーしかも年を重ねるごとに格調高くなるのは見事。

薄墨の重なりが見えないように点を打つとカラ刷毛でぼかし、営々と積み重ねて作る墨色と胡粉の上澄、純金と純銀泥だけで描きあげるストイックな世界の果てに彼がなにを見ようとしているのか、是非見分に来て欲しい。

京都市立芸術大学日本画専攻卒

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