2021.6.28(月)〜7.4(日)
12:00〜19:00 最終日〜17:00
金属造形作家の征矢剛展が今日から。
92年多摩美大彫刻科出身の征矢は、金属の昆虫をモチーフにランプやスピーカーアンプを数多く制作してきた。
今展のタイミングで月刊美術最新号「ムシとアートの相似系2」に取り上げてもらっているので是非ご覧を。
さて、ーコンナユメヲミターである。近年の個展で一点ずつお披露目していた少年とムシの物語が一気に膨らんだようで個展前一か月で5点制作という加速ぶり。
蛍の甲羅を背負った蛍少年、望遠鏡で空を見る瑠璃星天牛(ルリボシカミキリ)少年、ゾウムシを供に旅に出る少年、蟷螂と共に狩りにいく少年、菖蒲華(あやめはなさく)と題した揚羽少女などなど、メルヘンというにはリアリティに富んだ作品が並んだ。
昆虫達はその多様性と精緻さで人智を遥かに超える存在だが、征矢はさらに少年達のロマンと幻想をカタチにして進化させていく。
合わせておしりにブルートゥースレシーバーのついたヴァイオリン虫が奏でる美しい音色を堪能されたい。
“征矢剛展 コンナユメヲミタ” への1件のフィードバック
Best of Ali – https://bit.ly/3hx9fpd