個展

守屋正明 日本画展 the universe

2022.11.21(月)〜11.27(日)
12:00〜19:00  祝日〜18:00
最終日〜17:00.

太陽、月、山、海‥日本画で独特の山水図を描く守屋正明。
山々や海という自然だけではなく、時間や生死をも表現したいとの想いで描いた日月山水は、風景画を超えて宇宙(the universe)の図を目指す。

2010多摩美大大学院日本画研究領域修了
社会人生活と並行して多摩美大で日本画を学び、修了時には36歳になっていたという。その後、創画展出品を軸として発表を始め、10年前に当画廊で初個展。今回はコロナ禍をはさんで4年ぶりの発表だ。

守屋正明の技法はいわゆる日本画の骨法からは外れ、和紙ではなく麻布に漆喰地を作るところから始まる。
洞窟壁画のような、剥がれかかった岩肌の風合いになるまで、岩絵具を重ね、また削り、貼る。このような行為の果てにあらわれる、朽ちていくものの年月を経た美しさこそ守屋の求めるもの。

画面の随所にある生命樹や蓬莱山が、モザイクのように組み合わされ、積み重ねられて神話的宇宙となり、画廊に濃密な気配を充満させている。

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