2023.5.8(月)〜14(日)
12:00〜19:00 最終日17:00.まで
さぁ!五月。年に一度の山田りえ展が始まった。
今年の顔は白薔薇の君。
花の画家として知られた山田りえが、初期の頃に描いていた人物シリーズを再び描いてみようと思い立った理由を問うてみたところ、以下の通り。
人物で何が1番描きたいところなのか。
この世の約束事やしがらみから一切解放された気分。
一切の制約から解き放たれて真に自由に存在する人ていうか。
そこに他者の視点への意識や遠慮が全く無いし、自己完結して自由に振る舞ってるという。
だからといって仙人のような境地ではなく、気持ち良いならとことん気持ちよく、快楽にも肯定して自分の存在を楽しんでいるというか、そんな感じです。
たまたま今回は女性像だけど、男性像描いてる時もそこは変わらないと思います。
そういう意味では一種の自画像、なりたい自分なのかも知れません。
山田りえ
濃密な命の気配に満ちた薔薇や百合の絵もまた自画像であり、山田りえのエネルギーの発露として見事だが、この度の赤い異空間に浮かぶ白薔薇姫のエクスタシー感は半端ない迫力。
男が描く女性像とも女が描く女性像ともちょっと違うージェンダーレスな存在を象徴したものとみた。
あなたはどうみる?