おでかけコラム湘南

茅ヶ崎吟行

俳句の会の仲間と今日は茅ヶ崎に吟行。吉田春彦さんの御紹介で、小津安二郎監督がよく利用していたという名旅館・茅ヶ崎館へ。
久々の吟行にすっかり遠足気分の俳誌「や」のご一行は「湘南ライナー」に乗り込むや早速句作。現地で俳句修業中の池田美弥子画伯、樋口薫画伯、武大人画伯、うなぎ田ポチくんと合流、まずはご当地茅ヶ崎美術館で「版による表現・木版画さまざま」展を鑑賞。しかるのちうらうら散歩しつつ句想を練り、春彦さんご用意の昼食後いよいよ句会。
ちなみにいいだしっぺの悦子がな~んと最高得点句。以下それぞれの句を怒濤の一挙掲載
白波の立ちては折るる端午かなー遠見(悦子)
行かぬ道赤くつつじの咲いておりー磨女(まめ)
小手毬や女優の部屋の堅くとづー麻里伊
古机台本(ほん)書き終えぬ麦の秋ー馬入(うなぎ田)
貞奴のうなじの青さ松の花ー洋三郎
草取りのおばちゃんそれは菫だよー茶壷(樋口)
まめあじの太平洋を泳ぎしかー海子(池田)
青なり新しき風吹抜けりー武大人
男等が海からあがる青嵐ー十郎
「友情」の文字に装飾子供の日ーさくら
風青し小腹の減りし版画展ー松助
サーファーのゆうるり波に呑まるかなー九里
てなことで無事終了。あとは南郷から柳島へ歩いて漁師料理の万蔵丸で食事をしつつ二回戦。その後画廊ご用達のカラオケBOX「ティンカ-ベル」にて歌合戦と果てる事なき戦いが、、。

茅ヶ崎吟行” への1件のフィードバック

  1. 今茅ヶ崎で俳句を楽しんでいる一人です。20年近く前の茅ヶ崎での吟行記、興味深く読ませて頂きました。茅ヶ崎館には私も何回か伺っています。

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