木綿子代筆。
今日私は、殆ど写真を撮ることを忘れていました。言い訳をすれば、初めての個展で、私の脳みそのキャパシティーを超える事が多く、冷静な脳の回転は、ひとつの出来事の二時間後です。でも、木枯らし紋次郎が新シリーズで「あっしには言い訳はございやせん。」とキメ台詞を言うのを見て、私も言い訳をしない人間になると決めたので、自分のもの忘れに言い訳はございません。実際に最近、日常に支障が出るほどたくさんのことが覚えられません。私の絵は、そんな記憶力の人間がかいた絵だと、客観的に思います。
お昼ころに、美術雑誌の方が御来廊くださって、空間や人間ついて、ありがたい助言を沢山いただきました。嬉しいことです。
夕方に、ずっと生死をさまよって入院していた友達や、綾ちゃんの今の憧れの君や、誰かさんのかつての君が足を運んでくれて、人生についてちょっとだけ考える・・。
写真の人は、私が数年前に一緒にフランスへ旅行した友達です。旅行中、美術館に行くと、鼻歌まじりにみる人や、子供たちが作品の模写をし合ったり、とても楽しい空間がありました。柴田悦子画廊は、それに似た、空間を楽しみに来廊される方々がいらっしゃるように思います。