個展

柴田由美子展  いよいよ秋の陣

毎年、祖先供養の盆踊りが終わると、秋風がたつ…ような気がするのだが、再々の新幹線行きつ戻りつのため、季感が今ひとつ。
今日から、八月の新人シリーズ第二弾・柴田由美子展。同じ柴田なので、娘さん?と聞く人も。御本家の時は旦那さん?と聞かれ往生したが、一応未婚未経産の偽母牛なので念のため。
だが、由美子画伯の血統でいうと父方が秋田。しかも湯沢の隣の増田町出身とか。
ちなみに母方は江戸血統の由美子画伯が選んだ美大は山形芸術工科大学。日本画を専攻し、去年卒業した。小嶋悠司画伯と岡村桂三郎画伯、また故有元利夫画伯の絵が好きだという。
重厚な絵肌の心象風景を描いた卆制の資料を見て、その暗い色調のなかのナィーブさに心ひかれるものがあった。「都会に向かう者」という不思議な風景…千葉の近所の光景をベースに構成した心象という。川の向こう側から都会をみるとこんな風に見えるのか、となにか納得。渡り鳥がくわえて飛ぶという板から感興を得て描いた「木片をもつ鳥」もイメージの豊かな作品。何故これを、と聞いたら、鳥は荷物が少なくていいなぁと思った、との事。う~ん、確かに。
そういえば、添乗員と芸大美術館で監視員のお仕事をして生計をたてている由美子画伯、一所不住かと思うと定位置にず~っと。観光客や美術館の困ったちゃんも、あのつぶらな黒目がちな目でじっと見つめられると、私が悪ぅございましたと思わず告白したくなる筈。
徒手空拳のデビュー戦、昨日の搬入ではカチカチに固まっていたが、静かにはじまった休み明けの初日、幾分おしゃべりもできるように…
いもきん小黒氏の差し入れに舌鼓を打ちながら、古参兵のりえぞー画伯と並んで新兵の由美子画伯の背比べ。う~ん、りえぞー画伯のほうがでかい!木綿ちゃん画伯とどっこいどっこいの「ちっちゃいちゃん倶楽部」。たてではあずぴ画伯の、横では悦子の半分かも。
今日は証拠の画像を。

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