個展

サハラ画伯最終日ー怒濤のライブ

最近、平面と平行して続けている映像のお仕事。クラブで音楽と一緒にコラボしているイベントは一度みているものの、画廊では初めての試み。幸い画廊の壁は白い、のでここにプロジェクターで映像を流すという。
いよいよ、画廊クラブ化計画が実現の今日、わくわくして待っていると、さぁどうしたことかプロジェクターが届かない。どうも貸して下さる方の前のイベントが押しているらしい。目の前がくらくらしていると、さすが、必要な人が必要な時にあらわれる、という悦子画廊の法則が発動して、持っている人がやってきた。サハラ画伯もどうやらギリギリの男に…。
後で、先約の方のプロジェクターも来て、都合二台の豪華版になるとこが怪我の功名。かくして作品の上に、作品を基にした映像が重なって投影される、という夢のプロジェクトが。
音楽のDJはロジャー・マクドナルド氏、アートディレクターでもあるかっこいいお人。サハラ画伯も愛用のマックを駆使して画像を次々と変化させてくとこみてると、プロみた~い!(プロか?)
0号の作品の各ピースが、命を得たように動き、また別の流れを形作るめまいに似たスピード感が楽しい。画伯の作品をみながら、頭のなかでやっていた作業を、外からみているような感じ、といったらいいのか。軽妙にからむ音楽とあいまって、「センチメンタルシティ」とでも名付けたくなる、サハラ画伯の都市への目線があきらかにされる。
フォーカスということを意識した展示でもわかるように、一枚の絵から離れて、空間をつくる仕事へと画伯の仕事は変容をとげているのかもしれない。もうすぐ飛び立つロンドンで、また新たな発見があることを祈念するものである。

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