2016.6.5(日)〜12(日 12:00〜19:00
日曜〜18:00 最終日〜17:00
平野俊一展 In The Garden enchanted
前田正憲展 Waters of March
2016.5.7(土)〜14(土)
12:00-19:00 日祭日-18:00最終日-17:00
和紙に下地を作り、さらに布を重ねて彩色、そして絵の表面をサンダーで削りツルツルの状態にー前田正憲の仕事は見かけの静謐さを裏切る過激なものだった。
絵の具の粉が部屋中に舞うなかから表れたのは、幾世代も経たような風化した花たち。
前回に見せてもらったのは、風雪にさらされた岩の皺を精緻に描いたものだったが、今展では細かい描写を捨て、剥落に近いような絵肌に辛うじて残った光を描いた印象。
タイトルのWaters of March はボサノバの巨匠、アントニオ・カルロス・ジョビンの名曲から。
3月の雨とも水とも訳される曲の訳はこうだ。ちょっと長いが全文引用させて頂く。
この繰り返される普遍への回帰は前田正憲の仕事に遠くで繋がっている。
Waters Of March
木の枝、石ころ、道の終わり 幹の残り、ちょっと独り
ガラスのかけら、生命、太陽
夜、死、罠、銃
オークが茂る時
しっぽに包まったキツネ、 木材の節目
ツグミの歌、風の森
崖、滝、ひっかき傷、こぶ、無の世界
吹き荒れる風、坂の終点
光線、空虚、予感、希望
そして 川岸のおしゃべり、三月の水
すべての緊張からの解放
あなたの心にある喜び…
足、地面、肉と骨
道の振動、ぱちんこの石
魚、きらめき、銀色の輝き
争い、賭け、弓の射程距離
井戸の底、列の終わり
うろたえた表情、損失、発見
槍、犬釘、先端、釘
滴り、しずく、物語の結末
トラックに積まれたレンガ、やさしい朝の光の中で
真夜中の一撃
道のり、必須なもの、攻撃、衝突
女の子、詩、風邪、おたふく
家の設計図、ベッドの中のからだ
そして立ち往生した車、ぬかるみ、ぬかるみ
いかだ、漂流、飛躍、翼
タカ、ウズラ、春の明るい兆し
そして 川岸のおしゃべり、三月の水
生きることの希望
あなたの心にある喜び…
蛇、木の枝、ジョン、ジョー
手ひらの棘、足の指の切り傷
点、粒、蜂、噛むこと、まばたき、ハゲタカ
夜中の突然の時計の音
留め針、縫い針、毒針、痛み
カタツムリ、ふるい、蜂、シミ
山の小道、馬とラバ
遠方の砂州、伸びる青い三つの影
そして 川岸のおしゃべり、三月の水
あなたの心の中にある生きることの希望
あなたの心の中の…
木の枝、石ころ、心配からの解放
幹の残り、人気のない道
ガラスのかけら、生命、太陽
刃、死、流れの終わり
そして 川岸のおしゃべり、三月の水
すべての緊張からの解放
あなたの心にある喜び.
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=FrmcSJGvz4s[/youtube]
Art Garfunkel/ Waters Of March
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=xRqI5R6L7ow[/youtube]Elis Regina,/Águas de Março
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=Ue5CkQU7eDo[/youtube]
Rosa Passos /Águas de Março
野地耕一郎氏&仲山計介氏の記念対談 と20周年お祝いの会
斉藤祝子展 武満徹へのオマージュ
2016年4月11日(月)~ 4月19日(火)
作曲家・武満徹の没後20年にあたる今年、斉藤祝子展「武満徹へのオマージュ」を、生誕80年だった2010年に続き、柴田悦子画廊で開催します。
2000年に、ベルリンから武満にゆかりのあるトロントに制作の拠点を移して以来、「水の風景」のシリーズを 始めとして、彼の音楽や文章から呼び起こされるイメージを描いてきた作家の新作を展示。 1997年、カナダ・トロントで「潮流」と題した水と人と生命の循環や流れをテーマに個展を開いていた斉藤祝子は、ちょうど30年前に武満徹がトロントで 代表作「ノヴェンバー・ステップス」のリハーサルや録音をしていたこと、その後何度もトロントを訪問し、多くの音楽家と交流があったことを知ります。
水を テーマに描いていた斉藤は、自身と武満の抱く水のイメージの一致や、水にかかわる一連の曲に感銘を受け、それをテーマにした作品を描くことを決心。拠点 をベルリンからトロントに移した2000年から制作に取り掛かります。こうして制作された作品は、武満没後10年の2006年に、トロントの国際交流基金日本センターで 「Waterscape – 水の風景」と題した展覧会として実を結ぶことになります。
そして、武満徹生誕80年の2010年には、武満の愛した町飛騨古川の飛騨市美術館で「斉藤祝子展 精霊の庭で─武満徹へのオマージュ」が開催されました。 また、ピアニスト福間洸太朗のCD「武満徹ピアノ作品集」とギタリスト谷辺昌央のCD「日本人作曲家によるギター協奏曲集~武満徹、細川俊夫、林光」のジャケットに作品が使用されています。
斉藤祝子 SAITO NORIKO
1955年、栃木県足利市生まれ。日本とドイツで文化史、民俗学、地理学を学んだ後、ドイツで美術とアート・セラピーを専攻。
1988年からベルリンを拠点に作家活動を開始。1990年、ベルリン芸術大学修士課程修了。90年代にはヨーロッパで制作発表と平行し、美術館、大学、ギャラリー、医療機関等で、数多くのプロジェクトやワークショップを手掛ける。
1994年から96年まで、アーティスト・イン・レジデンスとしてドイツ、ウルムに滞在。1997年にカナダ政府、1998年には日本の芸術文化振興基金より助成を受ける。2000年に拠点をベルリンからトロントに移す。
生命や時間の循環に興味を持ち,ドイツでは水,螺旋、円などや神話を、カナダでは植物、特に「種」のイメージ、そして武満徹の音楽をテーマに制作して来た。
中川雅登展
原 誠二展
谷口正樹個展 hommage
佐々木翠展 ー中空の鳥達
2016.3.1(火)〜9(水)
会期中無休 open12:00〜19:00
日曜〜18時
最終日〜17:00
久々の立体展示となる今展、東京造形大学彫刻科大学院卒の佐々木翠のデビュー作品をご紹介させていただく。
佐々木翠は卒業後、彫刻家・板東優のアシスタントとして帯広に在住、研鑽を積んできた。
4、5年に及ぶアシスタント生活の傍らで基本的な技術を習得するとともに、作家活動を開始しコツコツ造りためてきた作品という。
広大な帯広平野に飛び交う鳥達の生き生きとした生態を切り取った「中空の鳥達」はじめ、自然からインスパイアされた様々な形態が彼女の手から生み出されている。
彫刻作品の回りに、初めて描いたという油画の作品が巡らせ、帯広の中空を銀座にもたらしてくれている。
立尾美寿紀展
アフガニスタン遊牧の手仕事
ー手紡ぎ羊毛・手織り絨毯ー
つぬけの会
直野恵子展
堀文子教室同窓展
来春は10日(日)より堀文子教室同窓展です。
藤森京子展 ー積(ひだ)ー
クリスマスアートフェスタ参加 山田りえ展
三笑展
2015.11.29(日)-12.6(日)
橋本龍美 野崎丑之介 牛嶋毅 虎渓三笑 晋の慧遠(えおん)法師は廬山に隠棲して二度と虎渓の石橋を越えまいと誓ったが、訪ねてきた陶淵明と陸修静を送っていきながら、話に夢中になって不覚にも石橋を渡ってしまい三人で大笑いして別れたという「廬山記」の故事。 東洋画の画題とされる。
御大・橋本龍美画伯は奥様を亡くされてから筆を置かれて調布の里に籠られておられる。
これを惜しんで、我が野崎丑之介と牛嶋毅が何とか橋の所まで連れ出して来たのが本展。
二人の供を引き連れて橋本画伯の呵々大笑が聞こえるようである。
黄門さまと助さん格さんの道中とも見えるこのコンビネーションを是非ご覧ください。
馬場京子展
武井好之「鴨長明」原画展
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