2015.1.21~30
墨の仕事の幅を広げようと一年間試行錯誤をしてきました。なるべく多岐にわたる制作をするため小作品を多数描きました。墨のドローイングも引き続き制作していました。今回は和画せん、本画せんを使用し、墨のにじみを活かす作画を試みました。
久しぶりに日本画の大作を制作しました。
今の脆いものの上にある幸福感、調和を表現しようと試みました。大作の画題は薄氷としました。
直野恵子
9月1日(月)~9日(火)
武井好之の沖縄取材も10年をこえた。那覇と東京で交互に展覧会を開催し、那覇では「沖縄百景」と題して各地を丹念に取材した作品100点を地元の方に観賞いただき、東京では珊瑚礁に囲まれた沖縄の島影を抽象化して描いた大作で意気を見せた。島に向かう初心はそのままに、スケッチブックにためこまれた素材たちは熟成し今まさしく旬を迎えている。 本展に先駆けて発売された沖縄島唄界の巨匠・大城美佐子先生のベスト版CDのジャケットに、先年の個展での肖像が採られたことも、10年の集積の賜物といえよう。 会期中は、作品とともにこの名盤に収録された曲を終日流しゆるやかな島時間も味わっていただく趣向。
2014年8月21日(木)~30日(土)
奥山加奈子は絹本の地に日本画の岩絵具で花を描く若手日本画家です。
古典的な技法によりながら、清新な息吹を伝える画風で知られ個展やグループ展でも活躍しています。
本展では、画家の代表的な絵柄である「利久梅」をメインに15点出品致しますが、圧巻は巻物に見立てた「利久梅」の四季図。5メートルを越す大作に蕾から枯れて行くまでの刻々を愛情込めて描写しています。
幼い頃から兄弟の様に育ってきたという「利久梅」の大木に寄せる画家の深い思いが、たぐいまれな生命讃歌をつむぎ出していると言えましょう。
略歴
1974年 東京生まれ
2008年 武蔵野美術大学造形学部通信教育過程日本画コース卒業
2010年 早見芸術学園専門学校造形研究所日本画塾卒
展覧会歴
2000年 第85回二科展入選 ’01
2008年 第44回神奈川県美術展入選
2009年 ロクのいろどり (鎌倉芸術館 )
漣の会 (藤沢さいか屋) ’10、’12、’13
2011年 Three Rings(SAKuRAギャラリー 清澄白河)
俊英女流作家日本画展 (そごう柏店)
2012年 個展 (柴田悦子画廊 銀座)
2013年 手の上の渺渺展 (はぐろ堂 湯島)
渺渺展(東京銀座画廊)
渺々日本画小品展(いよてつ高島屋)
個展(そごう柏店)
2014年7月21日(月)~27日(日)
略歴
1976 京都市生まれ
1996 多摩美術大学入学
1999.5~渡仏
2000.2 帰国
2001 多摩美術大学日本画専攻卒業
発表歴
1998・Kaleidoscope 展 (世田谷美術館ギャラリー)
2000・個展(シントン・東京鷹の台)
2001・東京五美大展
・石川県金沢市『夢みどり博2001』においてシンボル壁画制作
・ASIAN STYLE Ⅱ展(銀座ペッパーズギャラリー)
2002・個展(神田 ギャラリー環)
2009・上野の森美術大賞展
2009・個展(銀座 柴田悦子画廊)
2010・渺渺展(東京銀座画廊)
・第1回アートアワードネクスト
2011・渺渺展(東京銀座画廊)
2012・6°PREMIO ARTE LAGUNA(ベネチアーイタリア)
・渺渺展(東京銀座画廊)