新宿・京王で越畑喜代美展

織田有紀子展会期中ながら、新宿京王百貨店で越畑喜代美展が幕開けー嗚呼大忙し!!
とはいえ、なんとか画伯たちのご協力で無事初日を迎えることが出来た、、。あずぴ画伯は一人で画廊のお留守番の大役を勤め、搬入隊には山田りえぞー画伯、みそそ画伯のお兄様・まこっちゃん、久々出動のいなさん、アドバイザーに林田パパという豪華な布陣。これって凄いよね。まさにみそそ画伯のご人徳。
六階の京王ギャラリーにはあずぴ画伯のいとこの恵理ちゃんはじめお馴染みいもきん小黒夫妻、牧ちゃん、牧ちゃん同僚の菅野さんファミリー、スーパーりこちゃん、カメラマンの銭谷氏など。
お幸せほわほわモードの画廊で、なんだか眠たい私たち、、。これってみそそ画伯の絵の発散するお昼寝光線のアルファルファ(アルファ波)か。今回のみそそのほわほわ度は凄いぞ!っと。

花の雨のラフティ亭にて

生憎の花の雨ふる茅ヶ崎。二十数年ぶりに樋口薫画伯が七里が浜高校の同級生・小水氏と再会した。
実は小水氏、当地の池田美弥子画伯旦那・義孝氏とは中学の同期。その御縁で最近知り合ったのだが、樋口画伯の個展中同じ高校と判明、今日のご対面となった次第。
奥様の心尽くしの手料理と、シャンパーニュを手にした小水氏の歓迎を受け、樋口画伯、池田夫妻ともどもブラボーと叫ぶ。
アルバムを手に、高校時代を回顧する二人を後目に池田旦那と杯を重ねた悦子はもうお眠。旦那もまた撃沈、、。目覚めたその後は皆でしりとり俳句を作って終電まで遊ぶ。今日俳句デビューの四人、俳号は小水氏ーひろ、奥様ーごん、池田旦那ー多眠、美弥子ー海子、薫ー茶壷と相成った。先日デビューの武大人も含め、画壇句会を開くのも近い?

悦子の回りは花盛り!

今年も目出度く桜が咲き、昨日今日が悦子の住むあたりの満開時。来年には取り壊されてしまうこの団地の、最後かもしれない花見の御紹介を。
お掃除部隊として先乗りしてくれた麻子画伯をはじめ、のめや歌えの公園の花見を後目に、優雅に句会で花を愛でてくれた武大人他いなさん・麻里伊・九里などの俳友たち


芭蕉はー様々なこと思い出すさくらかなーといい
窓秋はー散る桜 海あおければ 海へ散るーといい
十朗はー生きている人の集まる桜かなーといった
悦子には桜の名句がまだない(他のもないけど)。今年はがんばるぞ

ニューヨークは大雪!

二年ぶりのニューヨークは大雪。前回の浅見貴子展は2001年と2002年を跨いで開催され、9.11の傷跡も生々しいN.Yを足早に歩いたものだったと思い出す。
トランク一杯の斉藤隆画伯の絵を、ピックアップに来てくれた坂東優氏の車に積み込み、吉永美也子女史の待つ27丁目のM.Y Artまでドライブ。四月に銀座のギャラリー上田で個展予定の坂東氏、お忙しい中だったろうにと感謝!学校帰りの沙南ちゃんとママの里佳画伯とはアトリエで。里佳画伯の個展は今年九月、意欲的な新作を見せてもらう。
夜はカナダ・ビクトリアからわざわざ来てくれた沖縄出身ご存じ玉恵と娘のレイチェルと待ち合わせ、インド料理店でウェルカムパーティを。前回お知り合いになった、裏千家ニューヨーク支部長の山田先生と手織りのお店「八布」を営む植木たかこ女史がお友達を伴っていらしてくれた。なにを隠そう裏千家のニューヨーク支部というのは、マーク・ロスコの元アトリエ。その五階立てのビルをくり抜き、路地のある茶室を設えたという。マンハッタンのど真ん中に、それとはわからず和の空間を完璧に再現した山田先生はなんとも素敵なお方。お若い頃、建長寺の朝比奈宗源老師のご講話を同時通訳するのに苦労なさったという。今だったらもっと適当にできるのに、と呵々大笑。植木女史は日本の繭を使い手機で織る作家でもある。彼女の布はほとんど羽衣といっていい軽やかさで思わずすりすり。触る快楽を悦子に教えてくれた。
画廊のスタッフ・オードラーは芳紀19才。東洋宗教学を学ぶ彼女、真剣な目で展示を。いつのまにか25才になっていたレイチェル、実は30才だけど20代前半に見える裕子ちゃんという三人の小娘連合と、ちょうどこんな娘がいてもおかしくない悦子・美也子大娘連合プラス本物ママ玉恵の熟女組という、よりどりみどりの美女にさしもの山田先生も相好を崩す。な~んちゃって。
おりしも今日は聖パトリック・ディ。雪のセントラルパーク側をバグパイプ抱えて行進するアイリッシュたちを見ながら、抜かりなく五番街のテファニーをチェックする裕子お嬢の姿も御紹介。あ~悦子の指には大きいダイヤしか似合わないのが残念。

首里の昼、那覇の夜

樋口展終了後、早速次の作戦開始。かねて懇意の陸奥男山酒造御曹子
駒井秀介氏の御紹介を受けて営業先にご挨拶を。若旦那のりりしく立ち働く姿に感銘をうけつつ、担当の方に繋いでもらう。
色々なところに御縁はあるもの、今回は首里でご自分のギャラリーを営む仲本京子さんという画家の方に巡り会った。なんと悦部屋を二年前から覗いてくれていたという。あなたが柴田さんですか、といわれると「すみません、こういうやつでした」と思わずあやまってしまうリアクションが我ながら恥ずかしい。
仲本画伯は、沖縄とニューヨークで個展を重ねているバイタリティあふれるお方。南国の底抜けに明るい色調の絵を拝見しながら、彼女のキュートなお人柄に魅了される。かたわらにはダンディなご夫君が控えられ暖かくむかえてくださったのも有り難いこと。
いつもエネルギーをくれるこの島の、ネイティブが描いた沖縄の絵は、ナイーブアートの枠を越えて新鮮な驚きをもたらしてくれた。来週のニューヨーク行きをつたえたら、MY art prospectsにも行った事があるという。まったく世間は狭い。
沖展で浦添市長賞を受賞した宮城忍君に向かえに来てもらって、首里そばの美味しい店でお昼を堪能。さすが首里だけあって上品この上ないお味、店の名は、、う~んと、なんとかギャラリー。とにかくお勧め。
宮城くんのアトリエっで打ち合わせ後、宮城パパの経営する「マルメロ」というケーキ屋さんでニューヨークにおみやげにするバナナケーキを注文。これがまたうまい!
夜はかの大城美佐子先生の民謡酒場「島想い」で歌と踊りを。嘉手刈林昌先生の思い出話などしみじみ拝聴する。沖縄はへのこという所ご出身の大城先生、その頃は女がサンシンをもつだけでオバアたちの顰蹙をかったという。彼女の激動の人生をちと垣間みて、歌がなおさら胸にしみた。
仲本さんにしろ、大城先生にしろ、このような魅惑的な女たちが今も生きる沖縄。そのやさしさとパワーに今回もなにか励まされた想いで、島を後にした悦子だった。

東北道から常磐道ひと巡り

目覚めれば、ドーベルマン村山氏の車に乗って東北道を走っている悦子。那須の連山が見えてくる頃には雪もよいの天候に。
村山氏は美術運送のプロにして、横の会時代から齋藤隆画伯のお友達なので、今日のような集荷には一番安心。
三春の先生ご自宅で作品を積んだあと、川内村のアトリエに先生をお送りする。しばらくぶりの人の気配に、愛犬花子も大喜び。
先日のようなとんぼ帰りと違い、今回はお供もいるのでなかなか辞去のタイミングがつかめず、川内村銀座の名店めぐりへと突入。先生の、哀愁漂う歌声が響くなか雪の村に立ち尽くすのみの悦子。
あ~東京は余りに遠し寒の星(季語にも時差)。

悦子、湘南を走る~鎌倉、茅ヶ崎、藤沢編

シーサー展を終えて、ほっと一息の悦子。今日はかねてお約束の山内女史と鎌倉で。彼女はあの沖縄の歌姫・大城美佐子大先生の親友とか。どうも沖縄では大城先生が運転してご案内するらしい。京都のはるえちゃんの御紹介で今日初対面、暖かいお人柄に魅了される。
その後、ギャラリー俊さんで81才の日本画家対馬廸氏の展覧会に。美しい緑青に驚きつつ、画家の人品の高雅さを思う。雑なところのないいい絵だった。こういう方を御紹介する吉田春彦さんの慧眼に敬服しつつ
辞して、春彦さんの幼なじみの店・チップスへ。湘南チームに昨日の小水ご夫妻と悦子の後輩・浜ちゃんを加えにぎやかなご一行となった。
おりしも外は春の嵐、仕事時代いつも悦子の運転手をしてくれていた浜ちゃんの車で、藤沢のJACKに立ち寄り、名物牛丼をドンペリピンクとともに流し込み、一路深夜の第三京浜を阿佐ヶ谷まで。
もちろんカントリー&ウェスタンが子守唄。明日は福島だぁ!

怒濤の富山・京都出張編ーサンダーバードに乗って

昨日は風雪の立山を左に見ながら、日本海の怒濤の押し寄せる富山へ。ローリングサンダーの日々にへろへろの身体にむちうち、げほげほと咳き込みながら向かう途中、越後湯沢の駅構内に酒風呂発見!天の助けとはこの事と待ち合わせの一時間に早速温泉を満喫。備えのマッサージ機のお助けもかりて、体調を整える。
向かうは、当画廊ご用達の画家・斉藤隆画伯と浅見貴子画伯が出品する富山の水墨美術館で開催の「現代の水墨画展」初日。奇しくも浅見画伯に続いて、三月十八日からニューヨークのMY Art Prospects で開催される斉藤隆展の打ち合わせも兼ねての事だったが、水墨画の専門美術館として独自の企画をするこの館は、先週お泊まりした京都の俵屋旅館と同じ工務店の手によるもの。いかに素晴らしい設計かは推して知るべし。
先週、横浜中華街でご一緒してた中野嘉之画伯、旧知の箱崎睦昌画伯などの迫力ある作品も一堂に展観されるなか、斉藤隆画伯は顔や手のシリーズを、浅見貴子画伯は点描の二作品の対比をみせて独特の画境を示していた。
偶然の事ながら、十人の選抜作家のうち三人が関係の深い画家であることはうれしい事。斉藤画伯と浅見画伯は今回が初顔合わせなのに悦子情報を通じて、もうすっかり仲良しに。
この日は、上越の青山夫人のお席がある斉藤画伯とは駅でお別れして浅見画伯と箱崎画伯とご一緒に、立山画廊の堀さんのご案内で新湊の竹寿司さんへ。前にも一度伺ったことのあるこの店、冬の日本海の美味珍味のめくるめく宝庫。
今日のお勧めは、海老六種と白子。白海老はもちろんのこと兜海老だの縞海老だの、ここでしか食べられない数々。今が旬の蟹もみそと共に供された。あとは想像におまかせ、、。
久々によく寝て今日は京都に移動、サンダーバード26号大阪行きに乗り越中・越前・遠江からいざ京へ。
都では、おりしもわれが山田りえぞー画伯が、京都絵画まつりで個展中。いよいよ生まれ故郷に錦をかざったりえぞー画伯とりえママにまずはご挨拶。豪華絢爛のりえぞー画伯の世界を堪能しつつ、奥深い京都のご同業の先輩方に表敬を。
夜は河原町丸太町で「ホッジホッジ」という洋服屋さんととギャラリーを営むはるえちゃんとおいちい生活。はるえちゃんの店の前のフィガロというイタリアンの店で若いシェフのお手並みを堪能。はるえちゃんとこでも宮城くんのシーサーを扱ってもらえる事になって、琉球獅子もいよいよ京都進出の運びに!趣味のいいはるえちゃんのことだから、きっといい嫁入り先を捜してくれるに違いない。
はぁ~、今回の使命はまだまだあったのだが、もう時間も尽きた。たまたま名古屋まできていた銀子と最終ののぞみで示しあわせて、名古屋で合流。二週続いた怒濤の流れ旅も無事大団円の運びに、、。お疲れさま~。

藤沢さいかやで大野麻子展!

まめちゃんこと、大野麻子画伯の個展が藤沢さいかやで今日から。
初日の今日は幸いにも建国記念日。祝日なので6時に画廊を出て一路東海道を西下、今展を仕切ってくれたアートドゥの吉田さんと麻ちゃん画伯に慶祝を。
ひろ~いさいかやの会場いっぱいに繰り広げられた麻ちゃん画伯の世界は、はや春の気配に満ち満ちて晴れやか。いもきん小黒夫妻ご恵贈の羽織を羽織ってあらわれた麻ちゃん画伯、大人っぽく髪をショートにしてる!奇しくも若返りをはかって髪を短くした悦子とお揃い。親子から姉妹ぐらいにはなったか?いやいや、まだ麻ちゃんママとのほうが年が近い、、、。
それはさて、新作もふくめてこのニ、三年のお仕事を一堂に紹介する今展、あらためて彼女の底力に触れた思いがした。神奈川新聞に連載の岡倉天心物語の挿絵や、貝合わせの作品へのチャレンジも画伯の魅力を十全に引き出した。
ますます淡く、またあでやかに展開する麻ちゃん画伯の世界に思わずうきうきしながら、密やかな彼女の精進を思う。懐かしい作品にもまた再会し、あの時はこうだったなぁとか一歩一歩の歩みを辿りつつ拝見。
あぁ、この日があってよかったなぁとひとりごちた事だった。その夜はお祝いの一席、あとはおぼろ、あとはおぼろ、、、ということで。

風雪流れ旅ー東へ西へ

次の会期までのしばらく間がある場合にお馴染みの旅日記。今回は新潟、神戸、京都の道行きを。
まづ立春の新潟へ。もちろん雪・雪・雪のど真ん中。お客さまのいるところにはどこにでも出向くのが画商道。先々週は斉藤先生のアトリエへ雪中行軍だったが、今回は新幹線でいけるとこ。新潟は珍味と名酒入手に有り難いところでもある。
次に向かったのは、画廊の御常連・橘さん邸。ギャラリースペースも作ったと言う新築のお宅にご招待を受けてから、はやニ年。お肉も待っている、とのあたたか~いお言葉に有り難く便乗。ご近所にある美味しい焼き肉屋さんにご家族と。
絵のためにある、といっていいほど完璧につくられた邸内では、玄関にいきなり150号の出品作。このような大作がバランスよく各部屋に掛けられている。収蔵庫なども広くて羨ましい限り。ご所蔵の絵を見せていただきながら夜の更けるのも忘れた。
京都では、畠中光享先生宅にご挨拶。先生のコレクションもまた素晴らしいもの。16世紀絵画や等身大の人形や彫刻が並ぶ一角で画像を。
アトリエにも小さくて美しいものたちが、これまた整然と展示されている。いつもながら先生の世界の一端をかいま見せていただいた幸福感に包まれる。
また、今回はさるお方のご招待で、俵屋と一力、岡崎つるやという、京都を代表する老舗をご案内していただいた。建物と書画、花、人が渾然一体となって空間をつくるのだ、と今さらのように得心。大変な勉強をさせていただいた。
今回の旅日記には、絵を楽しむ方、絵を描く方、絵のモデルになる方それぞれを御紹介させていただいた。語り尽くせぬ贅沢ではあったが、これが血となり肉となるようがんばらねばバチがあたるというもの。皆様にもお裾分けの画像を。

ここは一体どこでしょう?

この駅を見て、何県かすぐわかるあなたは偉い!
実は福島県田村郡川内村の最寄り駅、の隣駅・夏井。鉄道マニアなら当然知っているだろうが、常越東線のど真ん中である。
何用あってこのような駅におるかというと、3月のNY展の打ち合わせなのである。ここからさらに車で小一時間の山奥に住む仙人・斉藤画伯の画室まで、悦子の雪中行軍は日没と争うように…。
昨日は、新宿の損保ジャパンビルで、依田万実画伯らのドマーニ展。西新宿の高層ビルから東京を見下ろしていたのに、今日は他に人家一つない山のなか。煙草の乾燥小屋だったという画室の脇のこたつで、画伯と差し向い。この寒さのなかでよく描くものと思うが、画伯曰く「毛穴が開いている時期は描けない」。あの緊張感はこの孤絶した環境からもたらされるのか。
明日の西山展搬入のため最終の新幹線に駆け込み、長い一日が終わった。

嗚呼!天下の金田中で大観を見た!

本来ならば成人の日の今日、築地金田中(かねたなか)で横山大観が描いた富士の襖絵を見る会が催された。金田中は明治時代から文人墨客の集う料亭として有名なところ。また新橋演舞場を経営する事でもしられる。
ここによく来ていた大観画伯が終生の飲食代として昭和25年に描いた16枚の富士の襖絵がこの日に限って御開帳されるのだという。縁あってさる筋からご招待を受けた悦子、北村さゆり画伯とともにいざ黒塀の奥に。
今日のために用意された席は20名ほど。見渡せばこんな小娘は辺りにいない。ひえ~と思いつつ、そこは銀座は紺屋橋の意地にかけても平然と。実はここの社長夫妻とは一度イタリアで御面識が。その時にはまさか本当に来るような日があろうとは思わなかった。
若旦那が襖絵のいわれを語りつつご挨拶。その後は正月膳を新橋芸者のお姐さんのお酌で。なるほどこれは豪華な仕立てー大間の鮪だの氷見の鰤だの松葉蟹だのとめくるめくお料理の数々を、思ったより若い板長の説明を聞きつつほぉ~と頂く。少し御同席の方々と打ち解けた案配を見て、「はつぅはぁるぅのぉ~」と芸者衆の踊が富士の前で。
いや、参りました。三重子姐さんも秀千代姐さんもかっこええ~!悦奴も精進せねば(なんのこっちゃ)。
てなことがありまして画廊への帰参が遅れたものの、夕方からはお客さまが引きもきらず次々と。久々の今泉氏をはじめ由美子ちゃん画伯、ドマー二展を控えた加藤晋画伯、版画の寺内氏、そのお仕事仲間の四宮氏、平野画伯、麒麟画伯など。一升瓶を並べて聞き酒大会となった今日の一幕を御紹介。

 

武井好之展ー島紀行/赤坂潭亭ー沖縄懐石を味わう

潺画廊さんでの展覧会で、画伯とコラボレーションした作家・鈴木ひろこ女史の御紹介で、赤坂潭亭から五升がめをご提供いただいた。今日はその御礼にお出かけ。
赤坂小にほど近い地下に、隠れ家のようにあるお座敷。先付け、前菜、お椀、お造り、と続く洗練の極みの沖縄料理。へぇ~これがイラブチャー!どぅる天ってなになに?と身を乗り出していただく。泡盛もほどほどに回って、はたと気付くともう終電。またも武画伯走るはめに。
画郎には個展がおわったばかりの加藤良造画伯、諏訪敦画伯、武画伯の教え子さんたち、悦子俳句の友・はっちゃんとそのご主人山本氏御来廊。画伯に熱い激励を!

日本人になりたい講座ーアラン・ウェスト編

市川学園の土曜講座・「日本人になりたい」の講師として、アメリカ人日本画家アラン・ウェスト画伯と彼の表具を手掛ける(株)マスミの横尾靖氏が招聘され、対話形式の講演を行った。
東京芸大日本画科を卒業し、谷中のアトリエ兼展示場で独自の制作を続けるアラン氏の活躍は夙にしられるところだが、その制作を支える裏方であり、プロデューサーの表具店社長横尾氏との二人三脚秘話は、まれに見る面白さで受講生を魅了した。
広い階段教室の正面にアラン画伯の巨大な障壁画、と思いきや、巨大な掛軸五幅!。深い色調で描かれた背景の上に金泥の流水、さらに新緑と紅葉を施して華麗な春秋図である。一幅縦2M80CM、横1M20CMはあるだろうか。これだけでも度肝をぬかれる大きさなのに、その五倍の迫力たるや推して知るべし、てなもんで。
並みの表具師であれば言下に断るところを、横尾氏はとことんアラン氏のチャレンジにつきあったという。いわば二人の合作ともいえる傑作なのだ。外国の人だからこそ知る日本美術の素晴らしさを、アラン画伯は昇華してさらにダイナミックに展開してみせた。この志を横尾氏は見事に受けてたって、形にしたということだろうか。
アラン画伯は三味線、横尾氏は篠笛・能管をよくし、音楽部門でも息のあったところをみせる二人。しかも横尾氏は、奥様の実家の家業を継がれた元エンジニアというから驚くではないか。専門分野にこだわっている人にはけっして出てこない豊かな発想と果敢な行動力に脱帽した。
きっと落語も好きなんだろうな、と思わせて余りある二人の会話に引きずりこまれて、あっと言う間の二時間だった。その後の中高生の質問もいい感じで、また日本人になった子が何人もできたと思うとうれしい限り。そんな一日のおすそわけを今日は。

一旦帰郷の画伯、赤坂の思ひ出

悦子画廊で、銀子ちゃんといえばおいちい生活にかかせぬお人。名古屋からいらした倉地画伯のためにご用意したお店は、といえば…。と、そんなにもったいつけることではないが、今日は赤坂。
銀子のリサーチによると、歌舞伎の市川猿之助丈の稽古場に建てられた「うまや」というお店。猿之助プロデュースだけあって、和風の空間に歌舞伎のあれこれが。料亭街の奥まったところにあるので、やはり知る人ぞ知る、なんだろうがお値段はお手頃。
鳥好きの銀子を黙らせる九州の三瀬鶏だった、でも倉地画伯は名古屋コーチンの本場生まれ。かしわだったら、どえりゃ~うみゃ~でぃかんわと日々食しているに違いないのである。長久手町役場前にある「ひで」という店の焼き鳥は、首のところの肉でもここのゆうに三倍はあるそう。う~ん、あなどれない、うみゃぁ~もん好き。味ばかりでなく、量もか。しかも、おまけが大好きという気質。いい情報を得て、すかさず銀子は今度行く時のためにチェック。
倉地画伯は全名古屋人を代表して、名古屋コーチンの名店を探しだすお役目をいいつかる羽目になり、すでに頭のなかで誰に聞くか考えている様子。そういえば「みそカツエクレア」「えびふりゃエクレア」を来週おみやげに持ってきてくれるそうなので、ご興味のある方は金曜日くらいにどうぞ。ちなみに「金の鯱鉾シュークリーム」も是非みてみたいもの。まっとるでな~も。

林邸訪問記

日曜日の今日、夕方からはサハラ画伯におまかせして大野麻子画伯と林教授邸へ。丁度、絵を探していたという時期に、幸せな出会いを果たした林家と麻ちゃん画伯。
今日はお食事におよばれ。納品にお伺いする悦子とは違って、なかなか自分の絵が、どのようにお家に納まっているか見ることのない画伯たち。今回、うれし恥ずかしの自作との対面を果たした麻ちゃん画伯、感激の面持ちで。
奥様の玲子さんの心尽くしの手料理、博学多才の教授の話芸(といってもいいぐらい楽しい)、長男恭正君のバイオリン演奏、先般も御紹介した千晴ちゃんの愛くるしさ、と、これだけ歓待されれば、おのずと笑みもこぼれようというもの。
絵のために模様かえまでしてくれて、毎日みてくれているというご一家。ちーちゃんは将来画家になると決めているらしい。一枚の絵が機縁となって、人の毎日に幸せをもたらすとしたらこれに勝る喜びはない。
玲子さんが呼んでくださった、悦子と同郷の奥様も「すてきな絵だなぁって見にきてます」と。絵と出会ったご家族が、こんな風に他の人と喜びを共有してくれていることもうれしい。
今日は画家冥利にも画商冥利にも尽きる一日。そんな林家と麻ちゃん画伯のお幸せ画像を今日は。

鎌倉探訪 けもの道編

鎌倉の瓜南邸でお仕事の打ち合わせを今日は。三時間ほど画廊を抜け出して潮の香りを嗅ぐのもなかなか乙なもの…とはいいながら、実は鎌倉は小町通りのけもの道しか悦子は知らない。
打ち合わせ後、瓜南画伯御用達の某店へ。夕方から画廊で用事があるので今日は日の高いうちから乾杯ざます。某店のマスターてつや氏は画像の通りハードボイルド。風呂上がりの火照った体を冷ましつつ迎えてくれた。
本格バーながらおつまみがお茶目。サラミの豪華半本丸かじりー注文する時は「きくちゃんサラミ」を、と。今回は特別に瓜南画伯が盛り付け担当。一段と白磁の皿に映える逸品に。
窓から瓜南邸が見えるような距離なので、ほとんど居間のような案配に寛がれているお二人の御紹介。シュワルツネッガー系のてっちゃんが
しぶ~く対応、関西系伴大魔人の放つ必笑ジャブを余裕でかわしておりましたな。
明日から始まる京王百貨店の搬入を夕方に控えた悦子、帰りの横須賀線で英気を養い(バク睡?)つつてつやさんの夢を…。

秩父大バーベキュー大会!

今日はニコール来日記念バーベキュー大会。帯広から里佳画伯が送ってくれたジンギスカン用のおいしいお肉に、浅見家の畑でとれたおいしい野菜を山ほど。
朝八時に銀子のお迎え、十時には秩父の浅見邸へ。秩父銘仙の機元らしいお屋敷の前には、浅見画伯の絵でお馴染みの松が堂々と。少し約束の時間には早い到着だったので、準備に余念のない浅見ママのお手伝いを。とはいえ目の前のおにぎりと湯気の立つ玉蜀黍に抵抗できる悦子と銀子ではない。食べつつにぎりつつ、増やしているんだか、減らしているんだか…。
十一時、一式積み込んで待ち合わせ場所へ。今日のメンバーはニコール、里佳両画伯、そのお友達の三反御夫妻、松澤ファミリープラス犬のアクセル、浅見画伯、秩父若衆組本間君と利香ちゃん矢吹君、銀子、悦子。
秩父でも穴場の河原は広くてバーベキューには最適、肉は次々と焼けてくし、浅見ママ丹精のハーブやら胡瓜やらカボチャやらトマトやら…
そうそう、ワインは銀子吟味の逸品。あ~久々のおいちい生活だぁ!。
今日はいもきん御夫妻が御留守居役、四時には帰らねば、という訳で早めの撤退。浅見家の畑の隣にある新木鉱泉はあきらめてレッドアロー号で御帰還するも、車内でバク睡。車掌さんに「お客さん、終点ですよ」と起こされる。まだ日も高いというのに、またおやぢと化した悦子。さぁ、栄養は満点だし、また働くとするか!
閑話休題、悦子がいないと画廊がきれいになるというのは定説。魔法の杖でちゃらら~んとお掃除してくれているのは、きんつまレモンちゃんでした。慎んで御礼を。

柴田由美子展 最終日とその前夜の顛末ー青春のゴールデン街ー

今年24才という由美ちゃん画伯、年令も大きさも悦子の半分くらいか?と思わせる可愛らしさ。真面目に絵を描いて来たに違いない、シャイな彼女も最終日の今日あたりにはさすがになごんだ表情を。デビュー戦に立ち会う機会の多い悦子としても、出来れば次の契機となるような個展であってほしいのだが、如何だったか。
最初とはいえ、かなりしっかり自分の世界を確立している彼女、先日は武大人も誉めて帰られたが、今日は吉田春彦氏の目に…。画題のニュアンスが良く分かると、ひとしきり「地にあるモノ」話を。自身も絵をかいていらした方だけに、どんな若い画家の絵にも寄り添って見てくださるのが有り難い。
近所の「三日月」で、画伯、春彦氏とご一緒に打ち上げ。ここの御主人と、学生時代、御主人の家庭教師をしていた、府中美術館の本江邦夫氏の話をしていたら、御当人が入って来てびっくり!春彦氏お父上の耕三先生は、本江氏近美新人時代の上司だったいう御縁もあって、御紹介すると「あ~知ってる、知ってる!」と蕎麦屋で25年ぶりの再会劇。
最近、つくづく御縁の不思議さを思い身を慎まねばと思うが、昨夜は恐いもの知らずだった20代お世話になったゴールデン街に。この頃には悦子にもファン倶楽部(あまりいい思いをした記憶はないにしても)があったもの…だが。
実は帰国した玉恵を囲む会を、ここ「◯羅治(わらじ)」で。玉恵の住むビクトリアの美術館で来年展覧会予定の杉本洋画伯とウェッブ大里氏は、先年のカナダを巡るリサーチで玉恵と意気投合。日本での再会となった次第。杉本画伯夫人きよさんと御友人の今井悦子女史、占いの天祭音(あまね)女史、なんだかよくわからないまま巻き込まれたいもきん小黒氏が、この夜のメンバー。
「○羅治」の健さんは、映画人としてもゴールデン街の御意見番としても有名なお人。奥さんとともにこの街の灯を守ってきた。由緒正しき元青線時代の三階立ての座敷は、密会に最適(うふふ)。

内倉ひとみ画伯壮行会

今日は、1年間海外雄飛の内倉ひとみ画伯の壮行会。内倉画伯予備校仲間が中心で。強画伯、林画伯、武井画伯、澤田氏が予備校からご一緒。強力な結束を誇る。内倉画伯のギャラリー閑々居さんでの個展も今日が最終日。窓を開け放ったギャラリー内、鏡の乱反射が天井に映って美しい。夜は夜でいいだろうな~。内倉画伯の光のテーブルが置ける家が欲しいよ~!
さて、まだ直らないクーラーに熱気むんむんの画廊。涼しい顔して麻子画伯が団扇であおいでくれた。杉田さんはビールで涼。心頭を滅却すれば…とはいえ、やっぱり暑い。明日は直るけど、扇風機買っちゃった!。


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