つまおり(端折)傘とは?

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倉地画伯の母方の実家は、元亀三年(1572)より続く朱傘・つまおり傘の製作所。おじいちゃんは県指定の無形文化財に指定される名人、十四代目にあたる倉地画伯のいとこは扶桑町指定の無形文化財とか。先日、御来廊のお母さまに、どんなものなのかお尋ねしたら早速送ってくださった。
大きいものは、七尺(210cm)の長柄、朱傘は法会や儀式の折に、つまおり傘は大名行列や遊女の道中にもつかわれ、最近ではお茶席の野だてなどに使用される由緒正しいものとのこと。
和傘といえば、蛇の目傘しか知らない悦子。それも最後に見たのはいつだったろうか。今回はじめてしげしげ見た傘の構造!う~ん、う、美しい!押上げとよばれる内側を飾る五色の絹糸は華麗に、傘の外側にでた骨は端折(つまおり)という名の通り内に折り曲げられて典雅に、一分の隙もなく造作されている。
さすが秀吉の醍醐の花見にもつかわれたという傘だけあって、朱の色も品がよくはなやか。一度この傘をつかって大見得を切りたいもの、と構想(妄想?)は膨らむ。いやいや、初代尾張公御用達の格調高い御傘、これは是非さしかけてもらいたいもの。くるしゅうないぞぇ。

一旦帰郷の画伯、赤坂の思ひ出

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悦子画廊で、銀子ちゃんといえばおいちい生活にかかせぬお人。名古屋からいらした倉地画伯のためにご用意したお店は、といえば…。と、そんなにもったいつけることではないが、今日は赤坂。
銀子のリサーチによると、歌舞伎の市川猿之助丈の稽古場に建てられた「うまや」というお店。猿之助プロデュースだけあって、和風の空間に歌舞伎のあれこれが。料亭街の奥まったところにあるので、やはり知る人ぞ知る、なんだろうがお値段はお手頃。
鳥好きの銀子を黙らせる九州の三瀬鶏だった、でも倉地画伯は名古屋コーチンの本場生まれ。かしわだったら、どえりゃ~うみゃ~でぃかんわと日々食しているに違いないのである。長久手町役場前にある「ひで」という店の焼き鳥は、首のところの肉でもここのゆうに三倍はあるそう。う~ん、あなどれない、うみゃぁ~もん好き。味ばかりでなく、量もか。しかも、おまけが大好きという気質。いい情報を得て、すかさず銀子は今度行く時のためにチェック。
倉地画伯は全名古屋人を代表して、名古屋コーチンの名店を探しだすお役目をいいつかる羽目になり、すでに頭のなかで誰に聞くか考えている様子。そういえば「みそカツエクレア」「えびふりゃエクレア」を来週おみやげに持ってきてくれるそうなので、ご興味のある方は金曜日くらいにどうぞ。ちなみに「金の鯱鉾シュークリーム」も是非みてみたいもの。まっとるでな~も。

倉地画伯と版画界のご友人

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先日来、御大の御登場が続く画廊。小口木版の小林敬生氏や、若月公平氏などをお迎えしていたが、今日は御意見番ともいうべき木村希八氏が…。
なにせ、この世界では伝説的なお方。眼光鋭く直裁なお言葉を頂き、お留守中の画伯のかわりに、しかと承る。いや~昔気質の骨太な気概は受けて気持ちよいもの。目に刻み付けさせていただいた。
さて、その後を受け継ぐ世代の、倉地画伯。今日は先輩作家にあたる清塚紀子氏と、タイでご一緒だった高浜氏ご夫妻がいらして、久々にゆっくりした一時を。
悦子は牧ねぇご恵贈のエスニック衣装で。らくちんらくちん。

倉地比沙支展 倉地な昼と美弥子の夜

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不埒だけど、倉地がどうしてもフラチと聞こえてしょうがない時があった。本人はいたって真面目な好男子なのに…。
倉地画伯は愛知芸大の官舎に住んでいるので、大学は目と鼻の先。朝早くから夜中まで研究室で制作に励んでいる。お酒も嫌いではないというから、たまには羽目を外したりもするのだろうが、どう想像をたくましくしても、不埒とは縁遠い性格。その落差に受けてしまったのかもと、今にして思う。
だがしかし、この作品世界を見よ。倉地画伯がいかに真面目で、温厚で、おおらかな美男子だとしても、それだけではこれら幻視のビジョンは出てこないはず。
生きていれば必ずついて回る表面の嘘臭さがはぎとられて、化石のようにさらされたものへと変容する存在ーその幻想の無気味なまでの確かさは他に類をみないもの。あるものとないものの逆転。昼と夜、白と黒、もまたその意味を変える。
ーなどと考えながら、つい草深い大学の研究室で、日がな実験に明け暮れている錬金術師フラチ博士を思わず想像する。いやいや、そんな倉地な…。
画像は、銀行でお会いして、拉致するようにお連れした本江邦夫氏と画家の依藤奈奈さん、版画家の石原誠氏。本江氏とは初対面の倉地画伯、誌面ではもっとハンサムだったと突っ込まれ、目が白黒。もちろん深遠な絵のお話も。あ~拉致して良かった!
ところで、夜の部は茅ヶ崎ハスキーズギャラリーで個展中の池田美弥子画伯の絵を拝見に。ジャズのライブ演奏も折々に、という広いギャラリーなか、ねじれた俯瞰図ともいうべき美弥子画伯の大作が並ぶ。小さな作品にもチャレンジした今回の個展、余白の美しさが印象的だった。
その後、いつものメンバープラス春彦氏中尾氏という豪華さで、美弥子画伯を囲む熱い夜に突入。皆様、大変お世話になりました。伏して感謝を。

倉地比沙支展 リトエッチングの白と黒

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四年ぶり二回目の倉地比沙支展が今日から。リトエッチングという聞き慣れない技法を駆使して、古代とも近未来ともつかぬ版画を制作する倉地画伯。愛知芸大版画科の講師をしつつ、タイのバンコクシルパコーン芸術大学に招聘されて半年滞在、現地で制作展示するなどの他、ハンガリーやポーランド、イタリア、ノルウェイ、韓国の国際版画展で受賞のキャリアをもつ、いわば愛知の星。
なんといってもリトエッチングの唯一無二の技法保持者。なにせ一人しかいないから、草分けにして大御所。倉地リトと命名してもいいかも。正確にいうと、多摩美の小作青史先生から教わったのだそうだが、小作先生本人も今は使ってない技法を、愛知芸大の草深い研究室でコツコツ10年がかりで進化させたらしい。
画廊では、版画界のいろんな方が来て、あれはどうやってやるのか、これはこうしてるんだとか、技法の質疑応答が世間話のように行き交う。倉地画伯の図解つきご説明によると、金属版をエッチングなどで窪みをつけ、凹部を油性反応させて、ゴムローラーでインクを押し込み、エッチングプレスで刷る、というものらしい。
この技法によると白と黒の盛り上がりの差が大きいので、よりシャープな仕上がりになるとか。なるほど、情感などの曖昧さが消えカラッと強い世界だ。渾身の思いで描きこんでいながら、刷り上がると白と黒の信号になるのが面白くて、という画伯。学生時代は油画で、卒制は大学買い上げになったのに、それを捨ててこの技法を選んだのは、強烈なものを描いても、突き放したドライな感じになるからだそうだ。
先年の個展の折には、繁茂する植物の無気味なまでのエネルギーを描いたが、タイ滞在を経て更にバージョンアップ。南方の果物の切ればぎゃっ!と声をあげそうな命そのものにふれ、生のリアリティとはなにかと、感じとってきたらしい。
描き込めば描き込むほど逃げていくリアリティと、ウソものほどホントらしく見えるということの間を、彼の世界は追求する。モノが腐っていく匂いとか、雑駁なほこり臭さも含めての現実感が、急速に失われていくなか、倉地画伯の現出させる作品世界は、なにか万物のDNA図に他ならないように見える。
現前するモノを前に、日本的もののあはれ、ではない方向から印象を捉えようとする彼の視点は、存在と非存在の間を行き来しつつ、その向こうの原型を見いだそうとしているようだ。
不可思議な夢のようにここにある作品をみながら、妙な懐かしさを感じるのは何故だろう。ぼちぼち画廊にいながらしばらくこの夢にたゆたってみようか。
画像は初日の倉地画伯と、版画界の大御所岡部版画工房・岡部氏。

サハラ画伯最終日ー怒濤のライブ

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最近、平面と平行して続けている映像のお仕事。クラブで音楽と一緒にコラボしているイベントは一度みているものの、画廊では初めての試み。幸い画廊の壁は白い、のでここにプロジェクターで映像を流すという。
いよいよ、画廊クラブ化計画が実現の今日、わくわくして待っていると、さぁどうしたことかプロジェクターが届かない。どうも貸して下さる方の前のイベントが押しているらしい。目の前がくらくらしていると、さすが、必要な人が必要な時にあらわれる、という悦子画廊の法則が発動して、持っている人がやってきた。サハラ画伯もどうやらギリギリの男に…。
後で、先約の方のプロジェクターも来て、都合二台の豪華版になるとこが怪我の功名。かくして作品の上に、作品を基にした映像が重なって投影される、という夢のプロジェクトが。
音楽のDJはロジャー・マクドナルド氏、アートディレクターでもあるかっこいいお人。サハラ画伯も愛用のマックを駆使して画像を次々と変化させてくとこみてると、プロみた~い!(プロか?)
0号の作品の各ピースが、命を得たように動き、また別の流れを形作るめまいに似たスピード感が楽しい。画伯の作品をみながら、頭のなかでやっていた作業を、外からみているような感じ、といったらいいのか。軽妙にからむ音楽とあいまって、「センチメンタルシティ」とでも名付けたくなる、サハラ画伯の都市への目線があきらかにされる。
フォーカスということを意識した展示でもわかるように、一枚の絵から離れて、空間をつくる仕事へと画伯の仕事は変容をとげているのかもしれない。もうすぐ飛び立つロンドンで、また新たな発見があることを祈念するものである。

五百住乙人画伯の温顔

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立軌会の五百住画伯、久々のご来廊。大正14年生まれという画伯、初めてお目にかかった10数年前とちっとも変わらぬお姿。穏やかなお話ぶりは親交のあるサハラパパ画伯ととても似ている。作品とお人柄というのは、あまりくっつけて考えてはいけないのだろうが、この温顔にしてあの静かな作品、と思わず納得してしまう何かが。
また、この間個展がおわったばかりの陶芸家、藤井隆之氏も。悦子画廊の男性作家の中では、年頃も近い二人、なごみモードでギャルソン風に。
久々、銀座登場の牧ねぇは幼なじみの郁子さんと。只今セントラル美術館で、沖縄の藍の展覧会中。悦子も初日、平良敏子先生の講演を聞きに。齢八十を越えてあの意欲、なにか生み出していく人の持っている強さに改めて敬意を。琉球藍を作る人もわずか、芭蕉布にいたっては平良先生がいなかったら無くなっていただろう。いつも崖の上にたって守ってきた先生の織る芭蕉布は、強くてしなやか。いつかこの布が似合うような人になりたいもの。「なんくるないさぁ」とは人事を尽くして天命を待つに近い意味だと、最近地元の人にきいたが、うちなんちゅーのあの底抜けの明るさは、精いっぱいの日々の賜かも、と。

林邸訪問記

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日曜日の今日、夕方からはサハラ画伯におまかせして大野麻子画伯と林教授邸へ。丁度、絵を探していたという時期に、幸せな出会いを果たした林家と麻ちゃん画伯。
今日はお食事におよばれ。納品にお伺いする悦子とは違って、なかなか自分の絵が、どのようにお家に納まっているか見ることのない画伯たち。今回、うれし恥ずかしの自作との対面を果たした麻ちゃん画伯、感激の面持ちで。
奥様の玲子さんの心尽くしの手料理、博学多才の教授の話芸(といってもいいぐらい楽しい)、長男恭正君のバイオリン演奏、先般も御紹介した千晴ちゃんの愛くるしさ、と、これだけ歓待されれば、おのずと笑みもこぼれようというもの。
絵のために模様かえまでしてくれて、毎日みてくれているというご一家。ちーちゃんは将来画家になると決めているらしい。一枚の絵が機縁となって、人の毎日に幸せをもたらすとしたらこれに勝る喜びはない。
玲子さんが呼んでくださった、悦子と同郷の奥様も「すてきな絵だなぁって見にきてます」と。絵と出会ったご家族が、こんな風に他の人と喜びを共有してくれていることもうれしい。
今日は画家冥利にも画商冥利にも尽きる一日。そんな林家と麻ちゃん画伯のお幸せ画像を今日は。

千客万来の一端

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まさに老若男女様々なお客人をお迎えしている本展。日中はその方々への応対におわれている訳だが、今日はその一端を昨日の画像を交えて。
まず、悦子予備校恩師の倉島重友画伯。広島に教えにいかれてからはお忙しくてなかなかお目にかかれないが、今日はサハラパパ画伯と「両洋の眼展」でご一緒している御縁で。褒められればどこまでも登るタイプの悦子、倉島画伯のおやさしい一言がなければあんなに頑張らなかった、と思うと今も感謝の念を。
本江邦夫氏は曽谷朝絵画伯をご案内しての御来廊。折しも地方からご上京の久保氏にお座敷をひろげて作品をみせている最中、人と絵でテンコ盛りの画廊だったが、本江氏顔色ひとつ変えず泰然自若。苦しゅうないとの一言で汗みどろの悦子はやや救われる。
フレーマーの佐竹氏は若い画家に安くてシャープな額を作ってくれるありがたいお方。もともと武蔵美ーズなので話は早い。綾ちゃんは昨日の画像ですでに登場。ケニアッタ三浦画伯は、今日もツンツン髪を立て戦闘態勢。サハラ画伯が後ろで応援しているが、どうも迫力が……。
毎日、放課後になるとドラマが展開しているので、仕事もしてるよ、と少し弁解を。

佐原一家ご紹介

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お父様の佐原和行画伯は愛知県豊川生まれ。芸大卒業後は脇田和画伯に師事、水彩ならではの柔らかい詩情に満ちた作品を描いている。10月10日から25日までごらくギャラリーで個展のため忙しいなか、搬入のお手伝いをして下さったのは前記の通り。
ナイーブで無口な画伯をフォローするかの如く、お元気いっぱいで明るいお母さま。一人息子のサハラ画伯はちょうど真ん中くらいの出力でバランスをとっているのかな?ご夫婦の妙、親子の妙を今回も認識する。
お祖父さまも伯父さまもいとこも、み~んな絵をかく佐原家のご一族が豊川の桜ヶ丘ミュージアムで「佐原家族展」をしたのは、もう二年前。DNAを受け継ぎながら、息をするように自然に絵の道を選んだサハラ画伯、駒場高校時代は棒高飛びの選手。まさか絵描きになるとは思っていなかったというお母さまの予測は見事はずれ、一家に二人の画家のお世話を。まぁこの方のパワーをもってすれば、恐いものはない!まずは御紹介

坊ちゃん倫敦へ行くー佐原和人展

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画廊ご用達ウェブ&搬入隊のお役についている佐原和人画伯の四度目の個展が今日から。初個展が二十三歳、何も喋らないままずーっと画廊にいる子だった。それが今ではなくてはならない存在に。アーティストとしてもワンダーサイトからワンダーウェーブ展を経て、VJまでこなす活躍ぶり。
そのサハラ画伯が今度はロンドンへ武者修業に行くという。お仲間の大輔くんが先行して滞在しているとはいえ、飛行機も初体験。でも初めて降り立つのがヒースロー空港なんてかっこいい!
今展は旅行直前のどたばたの合間に。前日は北川純君のアトリエで朝までライブイベント。ここのところ、細切れ睡眠なのは悦子とどっこいどっこい。同じB型のなせる技か、ぎりぎりのところでかろうじてセーフの人生のスリルを味わい続けている。
昨日の搬入は久々にお父様の佐原和行画伯の登場。なんとパパ画伯に壁塗りまでさせちゃうこの画廊。来月十日からごらくギャラリーで個展のパパ画伯、壁塗りの刷毛を水彩の筆に持ち替えたら、ワンストローク何万円?えらいこっちゃ、ですがな。
初個展で1200枚もの0号を飾ったサハラ画伯、空前絶後にして前代未聞のその記録はいまだ破られていないが、回を重ねるごとに画廊の空間を把握、絶妙の間合いの展示となった。搬入隊員のお役の功徳かとも思うが、こっち側とあっち側の境目に興味を持つというサハラ画伯の感性のなせる技だろう。
毎回絵が大人になってくる軌跡を見ることは楽しい。よりシャープにエッジがたつような画面に時間が切り取られてフリーズしている。これらの一コマ一コマが、彼の手にかかって映像化されるといきいきと都市の乾いた劇的な瞬間に生まれ変わる。ロンドンでも大いに刺激を受けて来てほしいもの。
知らなかったが、休日だった今日、昼のうち見物衆は来てしまい夕方からは静か。はて画像はどうする等とはなしているうちに、けっして嫌いではないB型の血が二人同時に騒いだ。今日の画題は「坊ちゃん倫敦洋行見送之図」。やはり悦子はばあやの清ですか。ホントはマドンナがいいのにな…。立身出世を祈りつつー撮影・衣裳提供いもきん小黒氏。(ちなみに襟は巻紙、帯はエプロンで。見立ての着付けとでも)

戦いすんで日が暮れて…最終日

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昨日は中高生に混じって市川学園の土曜講座・池田澄子女史の「俳句十七文字の瞬発力」を拝聴。三省堂版中三の教科書に掲載の「じゃんけんで負けて蛍に生まれたの」をはじめ「元日の開くと灯る冷蔵庫」「ピーマン切って中を明るくしてあげた」「いつしか人に生まれていたのあなたも?」など斬新な句で有名な澄子さん。師の故・三橋敏雄氏の15才の時の句「かもめ來よ天金の書をひらくたび」などを鑑賞しつつ俳句のたのしさ、奥深さを分りやすく講義。 途中、音読して久々に自分の声が頭蓋骨に響く体験を。詩と音と感情が一緒になるのはとてもいい気持…。枕辺で読んだり聞かせたりの時間を失ってどの位になるのやら、なんとも忙しない日々を反省しつつ。 中三の時、じゃんけんの句をめぐって論議したという生徒もいて、「日本人になりたい講座」の趣旨に賛同して、俳句の種まきをしに来てくれた澄子さん、うれしそう。そういえばここは「沖」を主宰していた故・能村登四郎氏が生涯奉職していた学校。出会いがつくる万に一つの奇蹟を祈りたいところ。 その後、御存じ吉田氏のギャラリー俊で開催中の内山徹展へ。例によって例のメンバーで、例の通り…。これ以上はとても書けない顛末へと雪崩れ込む。当然画像も�、となると凄そうだね。まぁまぁナンクルナイサァ。 さて、明けて今日、画廊はならこ画伯最終日の画像。画伯のご学友と杉田さん、こちらはなんとも平和な面々。最後の駆け込みのお客人が山なす中ならこ画伯の戦いの日々はようやく終わりを告げた。戦いすんで日が暮れて、搬出を手伝ってくれたお友達と連れ立ってならこ画伯は銀座の街へ。 悦子はこれから明日からの搬入…佐原君が次の作家で本当にラッキーかも。だが、きけば朝までイベントだったとか。どうもB型はやることが似ている?

ニコール画伯の帰国と、なら子画伯な日々

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京王展の会期が終わってほっと一息、と思いきや画廊には仕事の山脈が。会期中の搬出入はさすがにこたえたが、ニコール画伯とならこ画伯の御協力を得てなんとか凌いだのは前記の通り。
そのニコール画伯、京都・奈良・高野山・広島の旅を終えて帰国前の御挨拶に。高野山の神秘的なまでの静けさに感じ入ったとのこと。色感の良い彼女の作品に、更なる陰影が加わるよう切に祈るもの。
さて悦子留守中の画廊の切り盛り全般をまかされたならこ画伯。さすが一年のアルバイト経験のなせる技か、武蔵美ーず同窓の方、フラメンコ仲間、絵のお教室の生徒さん方、幅広い人脈を示す方々への応接にもぬかりはない。彼女はおおらかなお人柄、常に全力で走るため、時々転んだり方向転換が出来なくてぶつかったりしているが、そこはそれ何はなくても根性と愛嬌。周りの方々に愛されながら生きているのが、人品というものだろう。
今展では、襖絵のお仕事をゲットしてきてお披露目。画廊内襖はつい次の間がありそうな気分にならせてくれて新鮮。この取材の時は雨に祟られて一度も山影を見なかったそうだが、それにしては空間の把握がよく出来ている。いったいなら子画伯の年で墨絵というのは意外な感じがするが、この世界にひかれる彼女の感性は、魅力的なベクトルへ過たず仕事をすすめた。敢えてこの難しいジャンルを選んだ彼女の勇気を去年は評価した。
今年は和紙の研究も含め研鑽の成果か、空間に奥行きが出たように思う。未熟ながら、たっぷりした墨の量感があるのは彼女の人柄そのもの。短い期間に画家としても人間としても成長したことをとてもうれしく思う。まぁ先は長い、ゆっくり、ゆっくりといったところか。
今日はニコール画伯とその前の会期の柴田由美子画伯が揃って来廊。福島に帰る前に立ち寄ってくれた小松謙一画伯とならこ画伯の高校時代の恩師とともに画像を。悦子は京王の反動でよれよれにつき、今日は御遠慮。

百貨店の屋上にはまる

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一念発起、ビジネススーツとパンプスな日々も最終日の今日はややお疲れ。こんな時、憩いの場所は当然屋上。デパートの屋上も当節は淋しい限りだが、ここ京王百貨店ではこの夏最後のビアガーデンが。
昼下がりの閑散とした屋上のステージでは、ベンチャーズのコピーバンドがリハーサルに余念がない。ビルの向こうは高層ビル街が林立し、なにか昔映画でみた近未来都市のよう…。エアポケットのような空間に身を置いていると階下の事は夢のまた夢。つい俳句でもとひとひねり、忙しいんだか暇なんだか。
さて今日は阪神命の新恵画伯がご夫君の加藤良造画伯と連れ立って。西新宿にある贔屓の店「月とすっぽん」のご主人・影丸さんご持参の鯖寿司を屋上で食す。影丸さんは何せ数寄人、料理はもちろん花ても器でも美意識のかたまりなのに、みずからを「知恵遅れで…」と称す。その言い方がなんともキュートで、なんど聞いても笑ってしまう。こんど使ってやろうと思うのだが、悦子がいうとシャレにならないかも。
さて、もう一組のお客人は久々登場の牧ねえさんと横さん。みそそ画伯と近所のお二人、今日は泊まりがけで宴会など。沖縄生まれの牧ちゃんご用達のお店「ナンクルナイサー」でおいちい生活。途中からみそそ画伯旦那たっちゃんも駆けつけ飲んだり食べたり寝たり…。
自力で展覧会中のならここと奈良橋優画伯もなんとかやっているみたいだし、悦子もひさびさの武者修行で活力倍増。皎々と照る宵待月の下緊張の糸もややゆるんで、ありがたい夜となった。

奈良橋優展怒濤の初日

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なんだか右往左往しながら、なんとか幕開けした今日の初日。悦子と優画伯のコンビは似たり寄ったりの弥次喜多道中。普段、悦子のアシスタントとして画廊にいる優画伯も、自分の展覧会だといささか勝手が違うらしく昨日の搬入ではてんてこ舞。 夜九時過ぎに六本木のドン・キホーテまでテグスが買いに走ってくれたフレーマ-の佐竹さん、襖の桟にするための木材を渋谷の東急ハンズまで買いにいってくれた優画伯同級生の森本君、慌てふためく優画伯をしり目にゆうゆうと展示をすすめる搬入アンドウェブ隊員佐原君、昨日半日京王にかわりにはいってくれたいもきん小黒氏、誠に有難うございました。 今日無事初日を迎えることができたのは、上記の方々のお陰。弥次喜多では昨夜は泊まり込みだったかも。はぁ〜よかった! という事で、初日の画像。ど〜も酒呑亭と榎本氏も来てたらしいが、悦子が京王から帰る前に逐電。君子は危うきに近寄らずか…?

ニコール展最終日

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スイスのバーゼルから初来日のニコール画伯、日帰りで京都二回・秩父・鎌倉・土浦と精力的に日本の御勉強。秩父では浅見画伯、霞ヶ浦では間島・國司画伯と旧交を温めた。悦子の英語より、ニコールの日本語のほうが上達が早いかも。 なにせスイスというお国柄、ニコールの住むエリアの母国語であるドイツ語の他、フランス語・英語・イタリア語・スペイン語が全て堪能。世界各国で知り合った日本の友人が訪ねてくると、知り合った所の言葉で対応。画廊は色んな国の言葉が飛び交うアナーキーな空間に。 最終日の今日は、ご常連の榎本氏がお茶道具一式持って来て下さり、名残りの茶会を。生憎電池きれのデジカメ、画像がないのが残念。里佳画伯の御学友・三反氏がニコールのDMを料紙かわりに一茶の俳句をスラスラ…。思わず悦子もスラスラが止まらない。つい自分の代表句など書いちゃうのが恥かしいかも。でもニコールには大受け!旅のノートにすかさず記していた。そのうち俳句アートがバーゼルアートフェアにでちゃったりして…。 画像はニコールのニューヨークで知り合った御友人と、昨日の便で帰える前に京王百貨店に立ち寄ってくれた里佳画伯。本当に里佳ちゃん、有難う!ニューヨークに足向けて寝ないからね!スペシャルサンクスを!!

京王百貨店にて企画絵画展

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ニコール展と平行して、今日から11日まで京王百貨店新宿店にて「現代若手作家による絵画小品展」を開催。
メンバーはお馴染み、織田有紀子・瓜南直子・越畑喜代美・三浦幸子・森田晴樹・山田りえ・吉川優各画伯。この上半期のお仕事の精髄ともいうべき中身の濃さに、思わず後ずさる。とはいえ、可愛さはよその会場でみると倍増。作品たちに、よしよし、がんばるんだぞ!とよく言い聞かす。
悦子も会期中は百貨店で作品たちのお供、もう一度新鮮な気持で対峙する。それぞれが日本画の画材を使いながら、七人七様の宇宙を作っているのが改めて面白い。また、それでいながら喧嘩してないのも面白い。個展が中心で、このように一堂に会することのなかった画伯たちの作品が、主張しつつ仲良く並んでいる様はなかなかどうして立派なもの。力をこめて描いてくれたことに感謝しつつ、新たな出合いを待つことにしよう。
おりから悦子の所には、織田画伯ご恵贈のスーパーパワースーツがたんまり。久々に仕事が出来る女系のコスチュ-ムに身を包み、脱おやぢ。膝がでる服など、もう着る事はないと思っていたが、まぁまぁいけるかも。脚線美を謳われた昔日の栄光よ、カムバック!
恐いもの見たさの御仁も美しいもの見たさの御仁も銀座の帰りに新宿に来れ。運がよければゴールデン街か歌舞伎町がおまけに…。
(画像は特に秘す)

鎌倉探訪 けもの道編

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鎌倉の瓜南邸でお仕事の打ち合わせを今日は。三時間ほど画廊を抜け出して潮の香りを嗅ぐのもなかなか乙なもの…とはいいながら、実は鎌倉は小町通りのけもの道しか悦子は知らない。
打ち合わせ後、瓜南画伯御用達の某店へ。夕方から画廊で用事があるので今日は日の高いうちから乾杯ざます。某店のマスターてつや氏は画像の通りハードボイルド。風呂上がりの火照った体を冷ましつつ迎えてくれた。
本格バーながらおつまみがお茶目。サラミの豪華半本丸かじりー注文する時は「きくちゃんサラミ」を、と。今回は特別に瓜南画伯が盛り付け担当。一段と白磁の皿に映える逸品に。
窓から瓜南邸が見えるような距離なので、ほとんど居間のような案配に寛がれているお二人の御紹介。シュワルツネッガー系のてっちゃんが
しぶ~く対応、関西系伴大魔人の放つ必笑ジャブを余裕でかわしておりましたな。
明日から始まる京王百貨店の搬入を夕方に控えた悦子、帰りの横須賀線で英気を養い(バク睡?)つつてつやさんの夢を…。

武大人の定点観測

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秋のシーズン到来をつげる院展初日の今日、武大人が久々のスーツ姿で登場。この間スーツをみたのは、確か茅ヶ崎のギャラリー俊さんで。あの時はたいそうご立派な恰幅で、またえもいわれぬ風格があったもの。
このところ画伯たちのちっちゃい度を度々取り上げて来たが、実はおっきいちゃん倶楽部というのもあって、さしずめ武大人は最右翼だった。それが、このところみるみる軽量化。結婚前後の体重に戻る勢いとか。さすがにまだ前のスーツは無理とのことだが、試したところをみるとその野望もまんざら捨てたものでもないかも。
悦子もやや軽量化をはかったが、武大人に及ぶものではない。ただひれ伏して、どこまで行くのか見届けるのみ…。12月の個展時にはお互い往時の体型を復活させ、スィング感溢れる展覧会にしたいもの(どんなだ?)
今日はな~んとナイスバデイの里佳画伯と並んで、なにかお似合い感漂う武大人の定点観測画像を中間報告。

秩父大バーベキュー大会!

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今日はニコール来日記念バーベキュー大会。帯広から里佳画伯が送ってくれたジンギスカン用のおいしいお肉に、浅見家の畑でとれたおいしい野菜を山ほど。
朝八時に銀子のお迎え、十時には秩父の浅見邸へ。秩父銘仙の機元らしいお屋敷の前には、浅見画伯の絵でお馴染みの松が堂々と。少し約束の時間には早い到着だったので、準備に余念のない浅見ママのお手伝いを。とはいえ目の前のおにぎりと湯気の立つ玉蜀黍に抵抗できる悦子と銀子ではない。食べつつにぎりつつ、増やしているんだか、減らしているんだか…。
十一時、一式積み込んで待ち合わせ場所へ。今日のメンバーはニコール、里佳両画伯、そのお友達の三反御夫妻、松澤ファミリープラス犬のアクセル、浅見画伯、秩父若衆組本間君と利香ちゃん矢吹君、銀子、悦子。
秩父でも穴場の河原は広くてバーベキューには最適、肉は次々と焼けてくし、浅見ママ丹精のハーブやら胡瓜やらカボチャやらトマトやら…
そうそう、ワインは銀子吟味の逸品。あ~久々のおいちい生活だぁ!。
今日はいもきん御夫妻が御留守居役、四時には帰らねば、という訳で早めの撤退。浅見家の畑の隣にある新木鉱泉はあきらめてレッドアロー号で御帰還するも、車内でバク睡。車掌さんに「お客さん、終点ですよ」と起こされる。まだ日も高いというのに、またおやぢと化した悦子。さぁ、栄養は満点だし、また働くとするか!
閑話休題、悦子がいないと画廊がきれいになるというのは定説。魔法の杖でちゃらら~んとお掃除してくれているのは、きんつまレモンちゃんでした。慎んで御礼を。

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