トシ君画伯最終日

新年第一弾展としての大役をおえたトシ君画伯。150号の大作に雲の流れを描き、画廊内ジェットストリームを充分堪能させてくれた。この上昇気流にのって今年の悦子画廊はさて何処までいけるか。
風雲龍を呼んで、カンザスまで運んでくれるといいな、などとひとりごちていたら、まぁ大変!一年に一度くるかわからない、超VIP様のご来廊。大物すぎて画像でも御紹介できないのが残念ながら、奥様を伴ってのご来廊はうれしい限り。作品もお気に召していただきコレクションにいれて頂けたのはなにより。
また、去年は毎月入院していたという同級生の川野直樹氏が、思いのほか元気な姿を見せてくれたのもうれしいニュース。さすが薩摩男子、弱音をはかないその心意気や見事!また、トシ君の高校同級生もお嬢さんをともなって。お嬢さんの前ながら、青春時代に帰ってトシ君ヨン様に。
最後に御紹介するは画伯を支えてくれている愛する家族の皆様。ご存じ愛妻麒麟画伯とお父様・お母様のフルメンバーで応援にきていただいた図を。五月には鶴見画廊での個展をひかえている画伯、まだまだ気を抜く訳にはいかないが、暮れも正月をひたすら絵を描きつづけたこの気迫が、次の個展に反映されないはずがない。地上の水蒸気を突破して大気圏外に飛び出す日があるやも知れぬと思う次第である。みなさま乞うご期待!赤マル急上昇中ですぞ。ゆめゆめ見逃してはなりませぬ。

寒中お見舞いー札幌からも

悦子の大事なi-photoがなぜかダウン。日記に画像が載らないという危機に瀕した。のでしばらくおやすみ、、。ごめんちゃい!!(とまたもや可愛くいってみる)
パソダウンもこの寒さのせいか、などと思いたくなる連日の寒波。それなのに汗を拭き拭き札幌からギャラリードラールの坂本さんご夫妻が見えたのには驚いた。そして今年初の、へぇ~奇遇!事件が。なんとこんなめったにないご来廊時に、坂本氏いとこの浦野氏が分島氏とともに画廊にいたのである。まさに時間帯もここしかないというタイミングで。血は水より濃し(あたりまえか)!!
これから吹雪の札幌へ帰られるというご夫妻、奥様は初のご来廊なのに、悦部屋サイトにはよく遊びに来ているから初めてのような気がしないわぁ~とうれしい一言。ご自身も画家でいらっしゃるという、うらやましいようなご夫婦である。早速ドラールhttp://www.doral.co.jp/gallery/index.htmlのページにトシ君画伯の作品を御紹介して下さった。また浦野氏のサイト<http://www13.ocn.ne.jp/~rakan/>にはなんとトシ君の秘蔵丁髷画像が。
夕方には富山から雪を背負って尾長画伯、湘南からは空っ風に吹かれて松谷画伯のご来廊。手に持っている絵の写真は、トシ君画伯ヌードをコンピューター加工した作品。とっても素敵な何年か前のお尻を皆で鑑賞の図ーこれって寒中見舞いになる?

平野俊一展 3rd 2005年幕開け初日

北から南から珍味佳肴が集まりいよいよ今年の展覧会初日へ。昨日までの冬眠に別れをつげ、いざ勝負の日々よこんにちわ。
今年最初の企画はご存じ・平野俊一画伯展。SOーRAへと題された気象シリーズの作品が並ぶ画廊内は淑気に満ちて、新春にふさわしい雰囲気。まず深呼吸して自分の居心地のいい場所を見つけよう、、と作品たちは語りかける。気象予報は、自分の未来予報へと繋がる様々な暗示を含んでいる。大気の動きに目をこらし身体全体で気象の息吹を感じようとする画伯の意気込みは、沖縄展いらいさらにグレードアップした。
初日の今日は、画伯手製のコロッケや大好物の田いものディルワカシィ数種と珍味合戦。その模様からまずは御紹介。

東京さ帰っただー林信夫・山田りえ展

雪の秋田からようやく上京、新年そうそうに藤沢さいか屋で開かれている林信夫・山田りえ展へ。
このメンバーとは年末怒濤めくるめく朝までバージョンの忘年会をしたばかり。りえぞー画伯はぎりぎりまで御仕事だったのででれなかったが、今日はその分までお楽しみ。
新春にふさわしい晴れやかな展覧会で御慶御慶。今年はかくありたいものである。まずは、その画像の御紹介から。額屋の澤ちゃん三連発なのは彼も正月返上で、お二人のための御仕事をなさった御労い。また中尾氏には昨年11月お嬢ちゃま誕生とか。五穀豊穣・万年豊作・子孫繁栄・家内安全・商売繁盛、、っと。

雪の秋田からー新年の言祝ぎを

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
悦子は年末ばっちり脂を貯えて冬眠態勢に。その巣穴からとった今年の初画像。庭の若松に雪の御降(さが)りの静かに積もる光景はまるで墨絵。あらたまの松に重ねし白化粧、てな感じ?
目出度いシリーズ第二弾はやはり目出鯛!この御品は、東洋のマイアミ(オキアミ?)と称えられる湘南は茅ヶ崎のプリンス・春彦さん御恵贈の鯛パイ。御下げ渡しの折、ちらっとタレパイ、、という言葉が聞こえたのだが、これは悦子の聞きまつがいというものだろう。あの小川軒が年始限定で出すという幻の御菓子という。サクサクの鯛のおなかには栗の渋皮煮がごろごろという逸品。悦子的には名古屋ぁ~の金の鯱シュークリームと双璧。さすがおいしいもの殿下の名に恥じないもの。
冬眠しつつ、同級会やら秋田美人の会の新年総会やらには必ず出席という悦子、故郷からまたエネルギーをもらってさぁまた戦陣へ

年末スペシャルー愛のキリタンポ鍋

毎年恒例ー救世軍の慈善鍋ではないが、さびしい女たちのためのクリスマスキリタンポパーティが。
もっとも、一番さびしいのは今年の展覧会をすべて終了してしまった悦子かも。。
ともあれ、忘年会もかねて、ささやかに皆でお鍋をかこむ一夜を。委細は画像で。今年ヒットのマツケン様にあやかって、男のかたにはもれなく丁髷のプレゼント!辛い時悲しい時にこの画像をみれば、あなたは幸せに、、。
では皆様、今年もお世話になりました。来年もよろしくうにげぇさびら!(お願いね)。

明日子画伯最終日&悦誕生日

岡山でも有数の進学高で教鞭を取る日々が日常とすると、コツコツ描きためた絵を発表する展覧会は非日常。明日子画伯のハレの日を祝って弟さん一家が群馬からご上京。
弟さんの林健二氏と奥様靖子さんのご実家・藤巻家、御親族の田村家の皆さんに囲まれうれしそうな画伯。まだよちよち歩きの俊太朗くんは新幹線初乗車とか。
この度は絵にお詳しい一族のお眼鏡にかなってなにより。絵がある生活を一人でも多くの方にという、明日子画伯の願いが込められた作品。その思いに応えて下さったご一族に心からの感謝を。
また、会期中、遠く沖縄の百貨店・リウボウの高田氏のご来廊を得た。ご出張とはいえ有り難いご対面。岡山と沖縄からのお客人とあれば、やはり銀座けもの道ツアーにご案内しなければと、おりから来廊の江戸っ子・うぇぶ大里氏とともに路地裏の名店ものほし寿司に。明日子画伯は連日の濃い毎日に目が白黒しつつ充分ハレの日を楽しまれた。
ハレの日といえば、今日19日は悦子誕生日。馬小屋ならぬ牛小屋で呱々の声をあげて?9年。ほほ~、と自分でもびっくりするお年に。今までこんな危険物を生かしておいて下さった皆様に感謝し、久々に例のアレ、、今年はエツケンサン婆てなことで!

林 明日子展ー今年のラストショー

岡山のマスカット娘・林明日子画伯の個展が今日から。三年前、佐藤美術館の立島学芸員のご紹介で初個展。人物中心の構成だった前回と違い、花を描いて屏風や軸に挑戦した。本をみながら作ったという四曲と風炉先屏風は、初めて作ったとは思えぬ出来。俳句で集まる時、屏風の前でしたかった、と作った動機を語る明日子画伯はあくまでも自然体である。
1969年水戸生まれ。15才から岡山で育ち、岡山大学教育学部で美術専攻し、日本画に目覚める。大学院時代から日展に入選するも、その後ひとりでコツコツ絵を描きためてきた。
岡山は、かの雪舟宗純、浦上玉堂や小野竹喬、池田遥邨などを輩出した地でありながら、京都に近いせいか地元の日本画家は以外に少ないという。今回の屏風制作ではないが、ほぼ独学で日本画の技術を習得、かろやかに風が吹き抜けるような余白を持つ絵を仕上げてきた。
爽やかな香気を漂わす一連の作品、特に「チューリップ・光」にある空気の揺影は特筆すべきもの。白麻紙に裏彩色した地に淡い青と赤を添えて、光のなかで揺れ動く存在を描いた。これは間違いなく林明日子だといえる作品だと思う。まだ拙さも見えかくれする中に、深い実在感をもつこの作品が生まれたことをうれしく感じたことだった。
今、佐藤美術館で会期中の及川聡子画伯と、久々登場の横尾英子画伯に激励されたのちは、初日を言祝ぎ湯島のジャズクラブで大人のひとときを。今日は有名なジャズシンガーがきているらしい、、。

美崎氏怒濤!!の大団円

「怒濤!」と「めくるめく!」という言葉の頻度が異様に多い当画廊。だって本当なんだもん。二年ぶり三回目の美崎光邦陶展もご多分にもれず。
中央大学法科卒というエリートコースを捨て、青春の放浪の日々に陶芸に出会った美崎氏。美大に通う訳でもなく、各地の窯場で修業しほとんど自力で作陶、伝統工芸展や日本工芸展で受賞を重ねてきた。
ほとんど狂気に近いほど密度の高い仕事を手掛けながら、50才を過ぎた今展では、初心に帰っておおらか世界を追求。また新しい可能性をかいまみせてくれた。今日も、その新しい仕事を見るべく、色んな方のご来廊を得た。
放浪した揚句、阿佐ヶ谷に住むようになったころのお友達・吉葉さんご夫婦が御登場、早速お買い上げいただいた。
また毎日器に花を生けてくれていた寺田ローマ氏がトレードマークの黒づくめのスーツで現れると、我が画廊のプリンス・ター坊藤井隆之も御登場。お二人で美崎氏の作品について専門家らしい熱い意見の交換を。
夜は夜とて、男の中の男(らしい)いなさんが、美崎氏の器に花を活けるる楽しみをかたり(つつ呑み)、美崎氏のポン友・巨匠室町勝広氏が苦闘時代をかたり(つつ呑み)、美崎氏は愛する二人の友に囲まれ呵々大笑し(つつ呑み)、小娘悦子の想像もつかない世界へと旅だっていくのだった。先生たち身体壊さないで(つつ呑み)してくださいね。さらば!青春。また会う日まで!!

美崎ファミリーと佐伯先生

毎日正しいお酔っ払い道を歩まれている美崎氏。その彼にも弱みがある。それはご家族である。
いつになくそわそわ落ち着かないなぁと思っていたらなんとお嬢さんが彼を連れての初お目見え。そりゃ緊張するわな~。なんだかとっても花嫁の父って感じ!の美崎氏、今日は彼の誕生日につき銀座のライオンでお振る舞いをするらしい。
じゃ今日はひと足早く、なんて立ったり座ったり忙しい美崎氏の助け船にきてくれたのが盟友・佐伯守美先生。かの芸大工芸科元教授にして伝統工芸展正会員、と~っても偉い方なのである。藤井隆之君の恩師でもあるこのお方、益子に広大な窯場をもち内弟子を何人も抱えた上、子供も四人、料理も達人という。お嬢ちゃんにはからきし威厳がない美崎氏、どうよ!とばかりふんぞり返る。
色白のキュートな奥方もお嬢ちゃんもAB型。B型の美崎氏はどうも旗色が悪いが、お嬢ちゃん彼も悦子もB型と知って今日は強気。O型らしい佐伯氏がうまくまとめて父の威厳を保った一日であった。よしよし!頑張れお父さん!!

青春の友来る!

美崎氏の放浪時代の友・南平妙子さんがご来廊。なんとあの奥野ビルでギャラリーをはじめたという。「APS」という現代美術を御紹介するところとか。丁度居合わせた美崎氏奥様とは20年ぶりのご対面。若き日々の交遊が、またこんな近いところでまた復活し、話題はつきない。さらに父祖の地富山で御縁のNHKのプロデューサー亀山氏や、阿佐ヶ谷時代の友よりこさんがわざわざ山形からお嬢さんを伴ってご登場。この時間帯画像にはないが、美人が各種ご来廊、ハーレム状態の美崎氏の画像はあえて撮らなかったが、昔からのご友人のお嬢様の画像だけは外すわけにはいかない。画家界きっての清純派井手尾節子画伯は美崎氏の作品の持ち主でもあるのでご一緒に。
悦子は今朝5時起きで母の用意のハタハタを三匹もたいらげて12時の開廊に間に合わせたが、これなら秋田通勤も夢ではないかも?
留守中にご来廊の寺田氏が活けた花の画像も是非ご覧あれ!

悦子急遽秋田へ

美崎展も無事初日を迎えてほっとする間もなく、秋田の祖母入院の報があり、急遽帰郷の段に。
幸い大事にいたらず、一日集中治療室で寝顔をみつつ久々に小春の日差しを浴びた。
友は有り難いもので、急の帰郷にもかかわらず秋田美人友の会のメンバーがすぐ集まってくれ、病院まで車の送り迎えを。友子さんも栄子さんも普段は息つく暇もない方々なのに、奇跡的にその時間帯だけoff。
この際だから秋田の典型的なお茶呑みセットのご紹介を。まずかかすことの出来ないガッコ(漬け物)は大根の柿漬け。そして湯沢銘菓クラタの上生菓子。樺細工や川蓮塗りのお茶っこ呑み道具も床しい。
また小笠原流師範の友子邸のいっちゃんセットによる室礼も御紹介。こんなに大事にしてもらえて、デクノボーの器も幸せなこと。是非ご参考に。
秋田美人予備軍の二人は悦子の姪たち。東京のねえちゃんは日本一貧乏な画商というワケであんまり尊敬してもらえてないので、このへんでサービスのツーショット。果して自分たちの画像みれるかな?まずは久々の秋田より中継の一幕。美崎先生すぐ帰るよー。

美崎光邦陶展・初日

美崎光邦氏の三度目の個展が今日から。高知・安芸市や九谷など各地で修業後、27才で尾鷲に築窯。以来25年独特の陶風を紡いできた。伝統工芸展奨励賞や日本伝統展秩父宮賞受賞など、華麗なる陶歴をほこる方ながら、ご本人はいたって質朴、苦行僧のような風来坊のようなたたずまいで風にふかれている。
今回も風雪流れ旅を物語る新しいモチーフを得て、画廊に小さな青空をもたらしてくれた。52才という年齢から原点にもどっての作陶という。一か所に留まらず、次の「あなた こなた」を捜すためのふりかえりなのだろう。 しばしこの壷中に遊んでみようか。
今日は中央大法学部時代の先輩・岩原氏の来廊を得て夕方から恒例の酒宴。あとは朧、あとは朧~てなとこで。

 

神パワー炸裂の最終日

連日大にぎわいをみせた画廊も今日が最終日。人生の達人のお年頃の生徒さんから、デビューしたての若い学生まで神画伯の守備範囲は広い。毎日そのパワーの洗礼を受けつつ、悦子も大車輪の日々だった。
その画伯のお留守中にご両親のご来廊。おだやかな御人柄のお二人に愛されてそだった画伯、お小さい頃からやんちゃなお子だったそう。名門女子中・高に通うころには、先生に女子プロレスに行けと真剣にアドバイスされたというから、ファイターぶりはその頃から。今でもリングネームが似合いそうな画伯ではあるが、今日は作品の撮影かたがた淑女系のお姿をご披露。
最終日恒例・駆け込み訴えの方々はりえぞー画伯はじめ水上氏、寺田氏など。また創画の御大・上野泰雄画伯や天野一夫氏、個展を終えて里佳画伯のもとへ帰る板東優画伯など錚々たる方々も。
その皆様がたを見送り、今年一年で1500号相当を描き終えた画伯は、晴れ晴れとした表情で画廊をあとにした。また、画廊でタッグマッチを組んでもらえるよう悦子も体力増強に努めなければ!また明日から新たな戦いの日々が始まる、、。

N.Y帰り内田あぐり画伯ご来廊

一年間のロンドン・ニューヨーク海外研修を終えて9月末に帰国された内田あぐり画伯が、慌ただしいスケジュールの合間にご来廊下さった。神画伯には画家としても人生上でも姉のような存在のお方。
三月のN.Yでの斉藤隆展にもお越しいただいたが、あの街に佇む画伯はまるで少年のような軽やかさをもっていた。武蔵美大教授であり創画会の重鎮としてのお役目もさることながら、画家であることの自然な存在感にうたれる作家の一人である。 今日は妹分・神画伯のため帰国後初めてという画廊巡りを。
ご同席の松本和子さんは画伯のよき理解者であり応援団でもあるお方。今日はお友達を伴ってご来廊。先日お目にかかったばかりの野地氏も他ならぬ画伯の作品を検分に。
また、神画伯と姉妹のように育ったという幼なじみ・大角佳子さんもプレゼント持参で。お気に入りの作品の前で記念撮影の図を。夕方には武蔵美-ズの面々が大勢で。通信課程のご同僚・結城康太朗画伯や後輩の松村響子ちゃん、古田ゆかりちゃん等今日も盛り沢山の画廊の様子を御紹介まで。

田中先生を囲む会

神画伯に夕方の画廊をおまかせして、田中日佐夫先生を祝う会に。先生が勲四等旭日綬章を受けられたお祝いにごく親しい仲間で集まろうとのお誘い。
何十年来のご友人という田村能里子画伯はじめ、先生の立命館時代の同級生・谷氏ご夫妻、成城大学の元同僚である戸口先生,著作の担当編集者だった平賀氏や中井氏、同じく編集者の関女史や山内女史、先生の教え子でもある柴田氏、ご存じ野地氏、藤浦氏などの方々とご一緒に。
田村画伯のアトリエでの持ち寄りパーティは、雰囲気といいお料理といい、その辺のお店をはるかに凌駕する豪華さ。先生ご夫妻もリラックスして、久々の面々との会話を楽しまれたご様子でなにより。先生の笑顔を囲んで、いい一夕となった事だった。
益々のご健筆を!

神画伯の華麗な人脈

神画伯の多彩な活躍を物語るように連日画廊には人が引きも切らずご来廊。
先日もお伝えしたように、画伯は武蔵美の非常勤講師を勤めつつ、通信教育の課程でも生徒を指導。また横浜と横須賀でも日本画教室の講師をするなど、八面六臂の活躍。
翻って家庭では、暗黒舞踏のダンサー・大竹氏を支える妻であり、高校生と小学生のお子をもつ母である。これだけでもため息がでそうな忙しさなのに、今年は佐藤美術館もあったため今展も含めて都合1500号分の絵を描いたという。
中でも圧巻は美術館で発表した227×728cmの「ケイヒン ダイナモ」という作品であるが、渾身の大作を描き上げた後には名品ができる、という説のとおり、気合の充実した作品群を今回もものにした。特に色彩の美しさは比類なく粒子の重なりの微妙な加減は、岩絵の具の特性を知る人ならではのもの。いつもやや暗めの照明で絵を見せる画廊も今回は蛍光灯も全開のハレーション天国モード。隅から隅まで色を見せるライティングは必然的に悦子と画伯の顔も直撃するため、化粧も厚めの展開。暗がりを求める本能と戦いながら「芸術」のため身をさらす仕儀に。
とはいえ、日本画の絵の具の美しさを偏愛する悦子にとっては、この色の奔流はほとんど快感!99パ-セント色だけに集中したという画伯の意気込みを充分堪能させてもらっている。
今日は創画会のお仲間でもあり、武蔵美の同僚でもある尾長画伯はじめ、先頃初展覧会を終えた分島氏のご来廊に加え、武蔵美ーず講師陣、画伯の教え子さんたちやら、恩師の先生、旦那様関係の方など多彩な人脈を示す方達を御紹介。7時の終了時間を待って、中高の同級生の方がたと合流、旧交を暖める画伯。なんと画伯は才媛の集う「香蘭」ご出身とのこと。う~ん、奥が深い。多摩美ーず代表閨秀画家・北村さゆり画伯と、たまたま来合わせた芸大代表高崎昇平画伯とともに元気いっぱいの画伯のお姿など。

神 彌佐子展再び!

2000年に悦子画廊で初個展。創画展を中心に作品を発表する神彌佐子画伯の二度目の個展が今日から。
その間武蔵美大の非常勤講師や通信過程の教科書編纂に携わるなど、活躍の幅を広げた神画伯。夏には佐藤美術館の個展をやり遂げ、満を持しての再登場となった。
四年の歳月が彼女の熟成を促したのか、一段と透明感を増した色彩の奔流にまずは脱帽。おいおい画伯の御紹介はするとして今日は初日の模様を。
駆け付けた武蔵美ーずの面々と楽しそうな画伯は、やり遂げた達成感に満ち足りた表情で。悦子はWEBの更新が、なかなか出来ずへなへな~。すんません!!みなさま。もうちょっと待ってね!自力の道はなかなか険しく、まだ今日はタイトルの変更の仕方がわかりませ~ん。明日まで許してね!

直野恵子展ー四年目の反逆

女子美の三年の頃から悦子画廊に遊びにきていた直野画伯。創画会をベースとしつつ、2000年に文月展という三人展でムラコ村越画伯、コバッチ小林画伯とともに悦子画廊デビュー。翌2001年、意を決してソロでビュー。詩的情趣のある白い画面に、繊細なドリッピングをほどこした画風を本領としてきた。
四年目となる今展では、思うところがあったらしく赤を基調とした「破壊の衝動」という作品をDM作品として制作している。白の画面では納まりきらない情動を表現したかったというのも生きている証拠。この生すぎるテーマを絵にするには、まだ昇華されていない部分はあるが、少しでも前に進もうという意欲にまずは敬意を。
この傾向ばかりではないが、今年は特に赤を強調した作品構成。いよいよ30代にはいり、いままでの作風から一歩脱皮した表現を模索しているのだろう。もともと大人しそうにみえながら我が道を変えない頑固なたち。自分の表現したい世界にこだわって一歩一歩を歩んできた。その愚直ともいえる歩みこそ、ナオノ画伯の真骨頂だろう。今までの静かな祈りに、激しい希求をにじませた表現はなにか悲しみに似た、凝縮した空気を醸し出している。
今日は『直野に何が起こった!」と、DMで人を驚かせた彼女の、以外と元気な画像を。画伯近隣の皆様や、中学時代の同級生・永田嬢や北海道かえりの柴田由美子画伯、ご存じ牧ちゃん、Web大里っちなどに励まされるの図。

LABO展最終日

16回目という、グループ展としては破格の回数を誇るLABO展ながら、沖縄という共通のテーマで取材した今回は、三人三様の個性が際立った展覧会となった。
サブタイトルの「なんくるないさぁ~」は沖縄で「なんとかなるさ」「大丈夫、大丈夫」くらいのニュアンスでつかわれている言葉だが、なんとかならなくてもなんとかしちゃうのもこのメンバー。
トシ君画伯ひとりがO型で、みそそ画伯、きりりん画伯、悦子はB型という破天荒な組み合わせながら、マイペースがいいペースになっている。この間テレビでO型男とB型女の組み合わせが最高だといっていたが、取り敢えず今展に限っていえば、おおらかに構えるトシ君画伯の前で、のびのび振舞うB型女という図式が見事にはまった。
その結果、食べたいものを食べたいだけ食べて会期中全員が太るということに。まったり沖縄時間で過ごす昼下がり、トシ君画伯の描く「美ら島」が風を運び、きりりん画伯の花たちが陽光を伝え、みそそ画伯が走りまわった市場が南国の芳香をかもす。サンシンも流れる画廊内には誘われるように、次々とおいしいものをご持参の方々が。
昨日は沖縄でさんざんお世話になった牧ちゃんが、同級会でまたお里帰りして、牧志の市場でおいしいものを沢山お持ち帰り。武大人ほか茅ヶ崎組もラッキーな一夕となったことだった。悦子とみそそ画伯はS学館の黒川氏と、鴨なべを賞味に。種子島の本物の鉄砲のある座敷の鴨はまた格別で、東京タワーの下にこんな粋なお狩り場 があるとはびっくり!見事に北から南から珍味が届き、食文化の奥の深さに秋の到来をしった悦子。
LABO展が終わればもう初冬、そろそろ去年今年などとおもう頃となるのである。それなのになんと、トシ君きりりん画伯は、この後一気に北海道に飛び北の味覚を堪能するのだとか。沖縄から北海道まで、南北に長い日本の四季は様々。たまたま神奈川というへそのような位置に住う画伯たちは、それぞれの色を作品に移しながら果敢に次の猟場に向かうのであった。


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