誰が似ている?ーシーサー仮面

最終日の今日はツタン仮面にバカ受けの皆さんとともに、シーサーの気持ちになってみたの図の御紹介。
一か月に渡る沖縄月間も今日でおしまい。また新聞紙と段ボールの山に囲まれて、シーサー君たちを新しい任地へと向かわせる事に。
こんな御人好しの顔で、ちゃ~んと守れるのかしら?と心配しつつ、シーサー仮面をお求めになった藤野氏ご夫妻ありがとうございました。みかけより強いのでご安心を。ていうか、出来の悪いわが子を心配するようなニュアンスに愛を感じた悦子だった。
もとより宮城君がお気に入りの武大人はじめ、搬入の苦労を引き受けてくれた美智子ちゃんは、これを見せたくてお嬢ちゃんの慧ちゃんとともに。
ちびシーサーも含めて色々な展開がまたれる宮城君に、更なるエールを。今度は飛行機に遅れないでね~!!

連画と連句の饗宴ー最終日

先日までは女性メンバーの御紹介だったが、最終日の今日は七味の営業部長和田画伯と、群馬から御上京の男っぽい大里画伯を迎え、一気の辛さが増した。
女性陣もスィート派ありビター派あり、色んな味の七味だったが、それぞれの違いを認めた上でのバトルであり、コラボレーションだった。一回展での反省をふまえ、個展の連なりのようなグループ展ではなく、グループでやる意味のある展覧会をと、考えぬいた末に連画という方法に辿り着いたという。
絵を描く環境が同一ではなかったため、本展と同会期で大学院二年の終了制作展をギャラリーナビスで開いた手塚画伯・矢島画伯・田沼画伯の三人は大作も同時進行した。また卒業した北田画伯・和田画伯・尾高画伯・大里画伯・永田画伯も慣れぬ社会人生活のなかで、必死に絵を描いていく環境を作り上げようと努力している。
そんな彼等が絵の連作という形を取ってそれぞれの個性を際立たせた今回の試みは、多くの人の関心をそそった。悦子に限れば、連画をやるなら連句の初歩を是非一度彼等に、とおせっかいを。てなワケで最終日の打ち上げは、真剣な苦吟の場に、、。とんだ老婆心だったかな?

古市画伯の留守中ながら

普段はお仕事で大変忙しい画伯。今日も日中はお留守。多摩美で教わった本江氏もご来廊というのに会えないのは残念。というワケで居合わせた悦子俳句仲間の初子さんとのツーショットとなった。
夕方に息せき切って駆け付けた画伯を待って、お疲れの一杯。今晩の銘酒は、茅ヶ崎の春彦さんご恵贈の珍年紹興酒。つまみは大石取り締まられ役ご持参の各種珍味。軸装展が終わったばかりの岸田氏や小学館の黒川氏など論客が揃って、日本の文化についての熱い討論が続く。
夜の部にきた事のない画伯は、目を白黒させながら熱心に耳をかたむけている。コレクターや表具のプロ、美術書の編集者などそれぞれ立場の違う面々が同席して絵について大真面目に語る図など、最近ではあまり見かけなくなった。これをいい刺激としてまた発奮してほしいもの。後ろの若者たちは画伯の一年後輩になる多摩美ーズ。みんながんばれ~!

古市正彦展初日

今回悦子画廊デビューの古市正彦画伯の個展が今日から。古市画伯は1971年横浜生まれ。2000年に多摩美日本画大学院を卒業後、個展やグループ展で発表しつつ、佐藤国際文化育英財団奨学生展や上野の森美術館大賞展などを受賞してきた新鋭。
何かを強く叫ぶのではなく、絵の前に立つ人たちの隣に、そっとたたずむような作品を描きつづけていきたい、と語る画伯。八年ぶりの個展となる今展では身の回りの『こと』や『もの』が、自分のフィルターを通すことで、どんなイメージに広がっていくかくをテーマに描いたという作品19点を発表。仕事をしながら精魂こめて描いた力作である。
予備校の頃からの親友という同級生の竹内君が搬入のお手伝いにきてくれ何くれとなくサポートを。セガで「ムシキング」というゲームの開発をしている彼も日本画出身。パソはもちろんお得意の、しかもB型につき遠慮なく。
開廊前から来て下さった画伯お母上のお友達・土生夫妻や野地練馬之守、京都から八木幾朗画伯などにみていただきまずはいい感触のスタートでなにより。

愛知芸大の仲間たち

今日から日本橋三越で始まる愛知芸大のグループ展「うずら会」のため上京のメンバーが、朋友阿部画伯のためご来廊。偶然にも会期が重なり、東京での仕事をお互い見る機会を得たのは幸いだった。
また、典子夫人のお父様の御学友たちも、寒さのなかかけつけてくれた。毎回応援して下さる中森氏などの先発隊の画像を取り損ねたので、今日はなにがなんでも。お父様の出身は岐阜と福井の県境。その頃の御学友だからみな家族のようなお仲間。婿殿のハレの展覧会とあって誘い合って来て下さった。
また、右は先日行われた藤原小百合女史の送行会での画像。一緒の方は、あの諏訪敦画伯。アメリカへ美術修業の旅にでる小百合女史の前途を祝して画商仲間とお友達があつまった。家も近所で仲良くしていただけに淋しいが、華麗な美術ディーラーとして凱旋する日を祈って送りだす。がんばれ~小百合ちゃん!!

最終日ー富山巡回へ

東京ー富山間の豪雪にも負けず、からっかぜと暖房にも負けず、霧吹きとお皿の水から湿度を得、少しの反りとゆがみをものともせず、東京の会期を終えた軸たち。また南に海豚がいるといえば描き、北にホタルイカが来たといえば描いて来た画伯たちの一年も無事終了。得る事の多いチャレンジだったとまずは祝杯を。
最終日の今日は平塚から武井画伯のお母様のご登場、また茅ヶ崎の叔父さまもいいタイミングで。ニューヨークの吉永女史も帰国の前に、ご来廊。田尾・阿部画伯ご夫妻は、お子さん連れで初めてのお顔見せ。早いもので丁度一才になるという。すっかりママさんぶりの板についた感の阿部画伯。田尾パパも目尻が下がりっぱなしでなにより。
さて富山の立山画廊での会期は16日から。東京からの巡業組は立て込んでいる予定のため、深夜バス日帰りコースになりそうだが、ぶりかにぶりかにと御題目を唱えつつ、雪の日本海に攻め込むつもり。武井画伯は3日から京橋のギャラリーコパンダールさんの個展、19日からギャラリー俊さんでの個展と目白押しのスケジュール。ファイトッ!!

トシ君画伯最終日

新年第一弾展としての大役をおえたトシ君画伯。150号の大作に雲の流れを描き、画廊内ジェットストリームを充分堪能させてくれた。この上昇気流にのって今年の悦子画廊はさて何処までいけるか。
風雲龍を呼んで、カンザスまで運んでくれるといいな、などとひとりごちていたら、まぁ大変!一年に一度くるかわからない、超VIP様のご来廊。大物すぎて画像でも御紹介できないのが残念ながら、奥様を伴ってのご来廊はうれしい限り。作品もお気に召していただきコレクションにいれて頂けたのはなにより。
また、去年は毎月入院していたという同級生の川野直樹氏が、思いのほか元気な姿を見せてくれたのもうれしいニュース。さすが薩摩男子、弱音をはかないその心意気や見事!また、トシ君の高校同級生もお嬢さんをともなって。お嬢さんの前ながら、青春時代に帰ってトシ君ヨン様に。
最後に御紹介するは画伯を支えてくれている愛する家族の皆様。ご存じ愛妻麒麟画伯とお父様・お母様のフルメンバーで応援にきていただいた図を。五月には鶴見画廊での個展をひかえている画伯、まだまだ気を抜く訳にはいかないが、暮れも正月をひたすら絵を描きつづけたこの気迫が、次の個展に反映されないはずがない。地上の水蒸気を突破して大気圏外に飛び出す日があるやも知れぬと思う次第である。みなさま乞うご期待!赤マル急上昇中ですぞ。ゆめゆめ見逃してはなりませぬ。

寒中お見舞いー札幌からも

悦子の大事なi-photoがなぜかダウン。日記に画像が載らないという危機に瀕した。のでしばらくおやすみ、、。ごめんちゃい!!(とまたもや可愛くいってみる)
パソダウンもこの寒さのせいか、などと思いたくなる連日の寒波。それなのに汗を拭き拭き札幌からギャラリードラールの坂本さんご夫妻が見えたのには驚いた。そして今年初の、へぇ~奇遇!事件が。なんとこんなめったにないご来廊時に、坂本氏いとこの浦野氏が分島氏とともに画廊にいたのである。まさに時間帯もここしかないというタイミングで。血は水より濃し(あたりまえか)!!
これから吹雪の札幌へ帰られるというご夫妻、奥様は初のご来廊なのに、悦部屋サイトにはよく遊びに来ているから初めてのような気がしないわぁ~とうれしい一言。ご自身も画家でいらっしゃるという、うらやましいようなご夫婦である。早速ドラールhttp://www.doral.co.jp/gallery/index.htmlのページにトシ君画伯の作品を御紹介して下さった。また浦野氏のサイト<http://www13.ocn.ne.jp/~rakan/>にはなんとトシ君の秘蔵丁髷画像が。
夕方には富山から雪を背負って尾長画伯、湘南からは空っ風に吹かれて松谷画伯のご来廊。手に持っている絵の写真は、トシ君画伯ヌードをコンピューター加工した作品。とっても素敵な何年か前のお尻を皆で鑑賞の図ーこれって寒中見舞いになる?

美崎ファミリーと佐伯先生

毎日正しいお酔っ払い道を歩まれている美崎氏。その彼にも弱みがある。それはご家族である。
いつになくそわそわ落ち着かないなぁと思っていたらなんとお嬢さんが彼を連れての初お目見え。そりゃ緊張するわな~。なんだかとっても花嫁の父って感じ!の美崎氏、今日は彼の誕生日につき銀座のライオンでお振る舞いをするらしい。
じゃ今日はひと足早く、なんて立ったり座ったり忙しい美崎氏の助け船にきてくれたのが盟友・佐伯守美先生。かの芸大工芸科元教授にして伝統工芸展正会員、と~っても偉い方なのである。藤井隆之君の恩師でもあるこのお方、益子に広大な窯場をもち内弟子を何人も抱えた上、子供も四人、料理も達人という。お嬢ちゃんにはからきし威厳がない美崎氏、どうよ!とばかりふんぞり返る。
色白のキュートな奥方もお嬢ちゃんもAB型。B型の美崎氏はどうも旗色が悪いが、お嬢ちゃん彼も悦子もB型と知って今日は強気。O型らしい佐伯氏がうまくまとめて父の威厳を保った一日であった。よしよし!頑張れお父さん!!

神パワー炸裂の最終日

連日大にぎわいをみせた画廊も今日が最終日。人生の達人のお年頃の生徒さんから、デビューしたての若い学生まで神画伯の守備範囲は広い。毎日そのパワーの洗礼を受けつつ、悦子も大車輪の日々だった。
その画伯のお留守中にご両親のご来廊。おだやかな御人柄のお二人に愛されてそだった画伯、お小さい頃からやんちゃなお子だったそう。名門女子中・高に通うころには、先生に女子プロレスに行けと真剣にアドバイスされたというから、ファイターぶりはその頃から。今でもリングネームが似合いそうな画伯ではあるが、今日は作品の撮影かたがた淑女系のお姿をご披露。
最終日恒例・駆け込み訴えの方々はりえぞー画伯はじめ水上氏、寺田氏など。また創画の御大・上野泰雄画伯や天野一夫氏、個展を終えて里佳画伯のもとへ帰る板東優画伯など錚々たる方々も。
その皆様がたを見送り、今年一年で1500号相当を描き終えた画伯は、晴れ晴れとした表情で画廊をあとにした。また、画廊でタッグマッチを組んでもらえるよう悦子も体力増強に努めなければ!また明日から新たな戦いの日々が始まる、、。

N.Y帰り内田あぐり画伯ご来廊

一年間のロンドン・ニューヨーク海外研修を終えて9月末に帰国された内田あぐり画伯が、慌ただしいスケジュールの合間にご来廊下さった。神画伯には画家としても人生上でも姉のような存在のお方。
三月のN.Yでの斉藤隆展にもお越しいただいたが、あの街に佇む画伯はまるで少年のような軽やかさをもっていた。武蔵美大教授であり創画会の重鎮としてのお役目もさることながら、画家であることの自然な存在感にうたれる作家の一人である。 今日は妹分・神画伯のため帰国後初めてという画廊巡りを。
ご同席の松本和子さんは画伯のよき理解者であり応援団でもあるお方。今日はお友達を伴ってご来廊。先日お目にかかったばかりの野地氏も他ならぬ画伯の作品を検分に。
また、神画伯と姉妹のように育ったという幼なじみ・大角佳子さんもプレゼント持参で。お気に入りの作品の前で記念撮影の図を。夕方には武蔵美-ズの面々が大勢で。通信課程のご同僚・結城康太朗画伯や後輩の松村響子ちゃん、古田ゆかりちゃん等今日も盛り沢山の画廊の様子を御紹介まで。

田中先生を囲む会

神画伯に夕方の画廊をおまかせして、田中日佐夫先生を祝う会に。先生が勲四等旭日綬章を受けられたお祝いにごく親しい仲間で集まろうとのお誘い。
何十年来のご友人という田村能里子画伯はじめ、先生の立命館時代の同級生・谷氏ご夫妻、成城大学の元同僚である戸口先生,著作の担当編集者だった平賀氏や中井氏、同じく編集者の関女史や山内女史、先生の教え子でもある柴田氏、ご存じ野地氏、藤浦氏などの方々とご一緒に。
田村画伯のアトリエでの持ち寄りパーティは、雰囲気といいお料理といい、その辺のお店をはるかに凌駕する豪華さ。先生ご夫妻もリラックスして、久々の面々との会話を楽しまれたご様子でなにより。先生の笑顔を囲んで、いい一夕となった事だった。
益々のご健筆を!

神画伯の華麗な人脈

神画伯の多彩な活躍を物語るように連日画廊には人が引きも切らずご来廊。
先日もお伝えしたように、画伯は武蔵美の非常勤講師を勤めつつ、通信教育の課程でも生徒を指導。また横浜と横須賀でも日本画教室の講師をするなど、八面六臂の活躍。
翻って家庭では、暗黒舞踏のダンサー・大竹氏を支える妻であり、高校生と小学生のお子をもつ母である。これだけでもため息がでそうな忙しさなのに、今年は佐藤美術館もあったため今展も含めて都合1500号分の絵を描いたという。
中でも圧巻は美術館で発表した227×728cmの「ケイヒン ダイナモ」という作品であるが、渾身の大作を描き上げた後には名品ができる、という説のとおり、気合の充実した作品群を今回もものにした。特に色彩の美しさは比類なく粒子の重なりの微妙な加減は、岩絵の具の特性を知る人ならではのもの。いつもやや暗めの照明で絵を見せる画廊も今回は蛍光灯も全開のハレーション天国モード。隅から隅まで色を見せるライティングは必然的に悦子と画伯の顔も直撃するため、化粧も厚めの展開。暗がりを求める本能と戦いながら「芸術」のため身をさらす仕儀に。
とはいえ、日本画の絵の具の美しさを偏愛する悦子にとっては、この色の奔流はほとんど快感!99パ-セント色だけに集中したという画伯の意気込みを充分堪能させてもらっている。
今日は創画会のお仲間でもあり、武蔵美の同僚でもある尾長画伯はじめ、先頃初展覧会を終えた分島氏のご来廊に加え、武蔵美ーず講師陣、画伯の教え子さんたちやら、恩師の先生、旦那様関係の方など多彩な人脈を示す方達を御紹介。7時の終了時間を待って、中高の同級生の方がたと合流、旧交を暖める画伯。なんと画伯は才媛の集う「香蘭」ご出身とのこと。う~ん、奥が深い。多摩美ーず代表閨秀画家・北村さゆり画伯と、たまたま来合わせた芸大代表高崎昇平画伯とともに元気いっぱいの画伯のお姿など。

神 彌佐子展再び!

2000年に悦子画廊で初個展。創画展を中心に作品を発表する神彌佐子画伯の二度目の個展が今日から。
その間武蔵美大の非常勤講師や通信過程の教科書編纂に携わるなど、活躍の幅を広げた神画伯。夏には佐藤美術館の個展をやり遂げ、満を持しての再登場となった。
四年の歳月が彼女の熟成を促したのか、一段と透明感を増した色彩の奔流にまずは脱帽。おいおい画伯の御紹介はするとして今日は初日の模様を。
駆け付けた武蔵美ーずの面々と楽しそうな画伯は、やり遂げた達成感に満ち足りた表情で。悦子はWEBの更新が、なかなか出来ずへなへな~。すんません!!みなさま。もうちょっと待ってね!自力の道はなかなか険しく、まだ今日はタイトルの変更の仕方がわかりませ~ん。明日まで許してね!

LABO展最終日

16回目という、グループ展としては破格の回数を誇るLABO展ながら、沖縄という共通のテーマで取材した今回は、三人三様の個性が際立った展覧会となった。
サブタイトルの「なんくるないさぁ~」は沖縄で「なんとかなるさ」「大丈夫、大丈夫」くらいのニュアンスでつかわれている言葉だが、なんとかならなくてもなんとかしちゃうのもこのメンバー。
トシ君画伯ひとりがO型で、みそそ画伯、きりりん画伯、悦子はB型という破天荒な組み合わせながら、マイペースがいいペースになっている。この間テレビでO型男とB型女の組み合わせが最高だといっていたが、取り敢えず今展に限っていえば、おおらかに構えるトシ君画伯の前で、のびのび振舞うB型女という図式が見事にはまった。
その結果、食べたいものを食べたいだけ食べて会期中全員が太るということに。まったり沖縄時間で過ごす昼下がり、トシ君画伯の描く「美ら島」が風を運び、きりりん画伯の花たちが陽光を伝え、みそそ画伯が走りまわった市場が南国の芳香をかもす。サンシンも流れる画廊内には誘われるように、次々とおいしいものをご持参の方々が。
昨日は沖縄でさんざんお世話になった牧ちゃんが、同級会でまたお里帰りして、牧志の市場でおいしいものを沢山お持ち帰り。武大人ほか茅ヶ崎組もラッキーな一夕となったことだった。悦子とみそそ画伯はS学館の黒川氏と、鴨なべを賞味に。種子島の本物の鉄砲のある座敷の鴨はまた格別で、東京タワーの下にこんな粋なお狩り場 があるとはびっくり!見事に北から南から珍味が届き、食文化の奥の深さに秋の到来をしった悦子。
LABO展が終わればもう初冬、そろそろ去年今年などとおもう頃となるのである。それなのになんと、トシ君きりりん画伯は、この後一気に北海道に飛び北の味覚を堪能するのだとか。沖縄から北海道まで、南北に長い日本の四季は様々。たまたま神奈川というへそのような位置に住う画伯たちは、それぞれの色を作品に移しながら果敢に次の猟場に向かうのであった。

長島VS本江and珍味堂

お忙しい中、日動画廊帰りの本江氏ご来廊。これから徳島へご出張の合間をぬってとのこと。飛行機のなかで食べる御菓子を差し上げ、せっかくだから来廊中の長島監督とツーショット。なわけないか。
実はこの長島人形、先日ご紹介したレクター・ハンニバル仮面の作者・高野晴生氏ご制作のフィギュア。見れば見る程似ているという作品。ちょっとアレンジしていい感じでしょ。
また、夕方から沖縄の牧ちゃんの姉御・ひろこさんのご来廊。テリーにカットしてもらってのお帰りにつき、超かっこいい!姿で。トシ君画伯の赤瓦作品が気に入って下さり、お買い上げ第一号様に。
そろそろ画廊も閉めようという頃になっての御登場は早稲田大の数学博士にして、東京女子大の奥様に頭が上がらない毛利ご夫妻が。この方はなぜか博士なのに、プログレ系ロックバンドを組んでいるという限りなくあの方ににている人生を。
今日は珍味好きな悦子のためにバンドの相方の実家のたらこをご持参。相方は月島の珍味の館・牧野商店の御曹子という願ってもないかた。大日本魚卵党総裁・たらこ命の悦子にはなによりの土産となった次第。まずはとっくりその画像を。

生活の柄

こんにちは。沖縄の美味に囲まれてウエスト周りがリバウンド気味の画廊主に(非自発的に)替わって日記を書きます。
ヒロシです。いやヒラノです。
頭一文字しか合っていません………。
ヘリの墜落に出迎えを受け、F16の衝突に見送られ、と波乱に満ちた?沖縄出張を終えてきました。
沖縄では嵐の後の強い日差しもあり、日差しが強ければ強いほど暗い影も出来る訳で、明と暗、正と負、新と旧が同居しながら混沌のままにゆらゆら揺れて、そんな街に呑み込まれ……….嗚呼!「なんくる」ってこういう事かと、ひとり勝手に納得し、泡盛も飲んでまた呑み込まれて、「歩き疲れては夜空と陸との隙間に潜り込んで、草に埋もれては寝たのです。所かまわず寝たのです」と山之口貘の詩を口ずさみ、すべてはとにかく「在りて在るのだ」と酔った口でポツッとつぶやき寝たのでした。
そのままの勢いで突入したLABO16th、見えるものも見えないものも、とにかく何かを見つけていただければと、一同お待ち申し上げております。m(_ _)m
意味不明なところは次の画廊主の説明にて.......。

里佳画伯帰国の途に

今年も果敢なチャレンジに裏打ちされた美しい世界を見せてくれた里佳画伯。毎年、作品の函を開ける度に意表をつく美しさにびっくりさせられるが、今年はまた格別だった。
見る度に吸い寄せられ、また魅了される、という経験はそう多くある事ではない。今回の雲のシリーズは、彼女の石版画に神秘という魅力を添えた。まずはその勇気と努力を称えたい。
また、画伯の視点が台所の窓から、大きなソラへと広がっていく軌跡を追いながら、微細な点が極大へと繋がる奇跡を祈るものである。
最終日の今日は、里佳画伯の身近な皆様の御紹介ーご夫君優氏の甥御さんである荒井氏ご兄弟と、里佳画伯のご学友・松澤氏。久々登場の鈴木強画伯は特別出場ということで。

舟越桂氏ご来廊

今日から三日ほど板東優氏の帯広のご実家にご挨拶に出向かれた里佳画伯。お留守を守る間に優氏の彫刻のお仲間・舟越桂氏がご来廊。
里佳画伯は生憎のお留守だったが、丹念に作品をご覧いただく。ご自身も版画に取り組まれている舟越氏は、里佳画伯のご苦心と精進ぶりが判るのだろう。さかんに感心されていた。
たまたま居合わせたスタッフの産賀さんは、舟越氏のメイン画廊・西村画廊の荻田君のお姉様。よく話にでる舟越氏と今日は初対面。荻田君は悦子の元いた画廊の後輩なので、不思議ではない出会いなのだが、これで弟に自慢できると感激の面持ちでツーショット。
またご存じいなさんと林田パパといういい男軍団も居合わせて、里佳画伯お留守の画廊で悦子がネズミに引かれないようお守り。しかも沖縄に送り出す荷物の梱包のいうおまけ付き。いつもながら丁度いい所に顔をだしてくださる皆様に心からの御礼を!

ニューヨークの風・板東里佳展

最後に摺り上げた一枚を携えて、ニューヨークから帰国した里佳画伯。徹夜仕事を続けて作品を運んで来てくれるフレーマー佐竹氏を待つ間、テリーに髪をカットしてもらうことに。 前日余裕の悦子は別にして、締め切り作品をもって登場のみそそ画伯といい、時差ぼけ中の里佳画伯といい、みんな寝ていない状況ながら、ご飯となれば元気は別。テリーのスタジオ近くの焼き鳥屋さんで、搬入前の歓迎式典。
もともと美人の里佳画伯、テリーのカットでさらにバージョンアップして初日の舞台に。そういえば初めて会った17年前もショートで凛々しかったけど、その時と変わらぬ美しさはリトを摺るという力仕事の賜?
今年三月にニューヨークで会った時に手掛けていた、「雲シリーズ」が試行錯誤を経て見事に摺り上がった今展。中でも圧巻は、「When the Saints go Marchin’In」だろう。最後まで手掛けていただけあって、モノクロの画面に華やかな色を感じさせる作品となった。突き抜けたような悲しみに似た美しい光の先に遠く宇宙がみえる。同じく「Jacob’s Ladder」もまた雲を通して降り注ぐ光を描いているが、神を信じない人にもなにか恩寵を感じさせる自然のドラマに果敢に挑戦した意欲作だ。
海に近いブルックリンに住んでいるから、このドラマに立ち会う機会が多いとはいえ、日々の暮らしの中で空を見上げることは以外に少ない。日常の光景をモチィーフに普遍の美を紡ぎ出す里佳画伯ゆえの視点なのだろう。
「Chain light」シリーズも、アトリエの窓のブラインドから差し込む光の揺影から画想を。また、時ならぬ四月の雪に残る車の轍を描いた作品は、まさしく天からの贈り物。日々、刻々と変わる事象から啓示を受け取り、透明感ある里佳画伯の世界へ昇華させる感性は類い稀なものだと思う。
また、夫君板東優氏の故郷・帯広の「千年の森」を描いた「Afternoon Shadow」は青の陰影に乾いた抒情を湛える。この青もまた年々深みを加えて素晴らしい発色。里佳画伯の、この一年の精進がこれら作品の上に読み取れてうれしい。
久々日本上陸の里佳画伯を迎えて画廊には、お馴染みのメンバーが。もちろん里佳画伯の高校時代の同級生、ご存じスーパーりこちゃん、住宅関係の本で最近ベストセラー作家の仲間入りをしたノリちゃんも忙しい中駆け付けてくれた。ニューヨークで里佳画伯にお世話になった間島画伯とトシ君画伯は、偶然にも予備校仲間。世間は本当に狭いよね。みそそ画伯のトマトを堪能した後は、最後にかけつけたWeb大里っちの案内で、勝どきの老舗へ。これぞ日本の魚!編を里佳画伯とともに。


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