清田悠紀子展

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2019.9.16(月・祝)〜22日(日)
12:00〜19:00   最終日は17:00まで

2016年の個展から3年の歳月が流れ、久々に成長した清田悠紀子の作品を迎え入れた。
清田悠紀子(せいたゆきこ)は1977年新潟生まれ、岩手大学大学院農学研究科修士課程を修了後、武蔵野学園造形芸術科絵画専攻研究課程で油画を学んだのち、母校の講師を勤めながら画家としての歩みを進めてきた人である。
同校の講師仲間であった日本画家・佛淵静子の個展の折にモデルを務めてくれ知り合ったが、聞けば新制作にも出品する気鋭の油画家であり、まもなくみゆき画廊で佛淵との二人展を開催したので、その才を知る機会を得たのである。
2015年に当画廊での初個展。
翌16年の日動画廊昭和会に招待され、栄えあるニューヨーク賞を受賞するなど
着々と才を開花させている。
師譲りの的確な描写に加え、下地を塗らない麻布の余白を生かした人物表現は他に類をみない独創的なもので、線と空間への果敢な挑戦は今なお続いているとみた。
今展では、従来の箔ドットによる人物表現から、箔そのものの平面性と装飾性に一歩踏み込んだ仕事を見せている。
内面を深く覗き込んでいるような清田悠紀子の人物たちに是非会いに来てほしい。

 

アカンサスの会 meets OKINAWA

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2019.9.9(月)〜15日(日)
12:00〜19:00  最終日〜17:00

東京藝大て日本画を学んだ20代から60代までの選抜画家たちが、8月に沖縄・那覇で展覧会を行いました。

今展はその巡回展示となりますが、この展覧会を起点として、沖縄と出会った画家たちが今後どう展開していくのか、楽しみに待たれます。

出品画家
武井好之  押元一敏  金木正子  岩谷俊
神戸勝史  加藤千奈  平良志季

図鑑絵の世界 加藤愛一イラスト展

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2019.9.2(月)〜8(日)

サイエンスイラスト界のカリスマとして知られる加藤愛一は、1981年多摩美大加山又造教室出身。卒業後 創刊間もない科学雑誌「ニュートン社」に専属イラストレーターとして25年勤務し、同社のほぼ科学全域にわたる記事のイラストや、「アニマ(平凡社)」、国立科学博物館のポスターなどを手がけてきた。
2007年に独立してからは小学館・講談社・学研などの図鑑や教科書に、古生物を中心に宇宙・医療・古代生活などあらゆるサイエンスイラストを描いている。

今展は、印刷物でしか見られなかった各作品の詳細をパネル展示し、加藤愛一が40年間に描いた世界を一望するもので、日本のサイエンスイラストの歴史を辿るといっても差し支えなかろう。

画廊としてはJAXA主催のはやぶさ1イラスト展以来のサイエンスシリーズ。ワクワクがとまらない。

絵画と俳句とそのあいだ

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2019.8.23(金)〜31(土)12:00〜19:00
日曜〜18:00   最終日〜17:00

俳句      石丸雄介  進藤剛至  阪西敦子
日本画   石田翔太  三橋 卓

まずは今展のstatementから

ー牡丹画いて絵の具は皿に残りけり
正岡子規
明治の俳人・正岡子規(1867-1902)は実物・実景から発想を得て作品とする「写生」の手法を画家との交流を通して育んだと言われています。子規の作ったその潮流は近代文学に大きな影響を残しました。そして時は現代へと移り、子規が創刊に携わったホトトギスの俳人が画家と邂逅します。本展覧会は日本画家二人と俳人三人の交感による試みです。絵画作品に対して俳人がそれぞれ三句ずつ詠み、画家は帰ってきた句を材料に一作描きます。
それぞれが先行する作品から何を紡ぎ出したのか、どんな余白を残したのか。作家の視線や創作の過程も味わっていただければ嬉しく思います。

絵画と文芸が切り離されて久しい。折にふれこの絆を取り戻すべく文人画や水墨画、書法の研究会、はたまた美術関連の方々との俳句会を閉廊後の画廊で開催している私としては、今展は実にうれしい試みなのである。

3人の俳人の方々は若手ながら、ホトトギスのみならず俳壇で活躍する俊英であり、2人の画家は京都芸術大学日本画科修士課程修了の精鋭。

このチームで俳句と絵画の応酬をした成果が今展で披露される。いわゆる俳画と言われるものとはちょっと違うが、間合いの妙味を味わう見者が是非欲しいところ。絵と言葉で出来た森の中に彷徨にいらしてくださいね。

24日(土)  29日(木)19:00より
佛淵雀羅先生の捌きによる連句の会開催

東京藝術大学OBアカンサスの会 俊英サミット in OKINAWA

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7月30日(火)〜8月5(月)
リウボウ7階美術サロン
沖縄県那覇市久茂地1-1-1

初日、東京藝術大学准教授の押元一敏氏と沖縄芸術大学准教授の香川亮氏に対談という形で、日本画の明日について熱く語っていただいた。

また、夕方からは当地の大御所と出会い沖縄の風土と(食?)文化についての研究も怠りなく行い、着々とこの地への理解を深める画伯たちの様子もご紹介。
ちょうど国内研修で滞在中の内田あぐり先生との楽しいひと時も含めてサミットは続く。

三々五々、取材地へ出かける画伯たちを見送ったあとは後半のイベント・平良志季さんのライブペィンティングを待つばかりとなった。
3日15:00〜17:00   4日13:30〜15:00

父祖の地沖縄への初帰参ーはたして昭和3年から那覇市助役を務めた曽祖父・加さんのご縁に繋がる方へ会えるのか?

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藤森京子展

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2019.7.15(月)〜21日(日)
12:00〜19:00   最終日〜17:00

2015年の個展に続き、二度目の開催になる藤森京子展。
2003年多摩美大工芸科ガラス専攻の卒業生がもう四十路と聞くと驚くばかり。

ガラス専攻にも大きく分けるとホットとコールドがあって、彼女の仕事はコールドの方に分けられる。
ホットワークスは吹きガラスに代表される技法であり、コールドワークスは板ガラスを加工していく技法。切子とかサンドブラストもこちらの方。その中でも彼女が選んだのは板ガラスをカット研磨して、紫外線硬化材で圧着していくもの。

今展では、寒冷紗を着彩したものをガラスに圧着し様々な形に造形した作品をメインに、和紙を縫いこんで立体やオブジェにしたものなど、多彩な表現にチャレンジしてもらった。

蒸し暑いこの季節、藤森京子の考え抜かれたクールな仕事が画廊に一陣の風を呼び込んでくれた。
どうぞ皆さまも涼みにいらしてね。

西村亨人形展ー人形の逆襲

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2019.7.6(土曜)〜13(土曜日)
12:00〜19:00  日曜〜18:00最終日〜17:00

毎年の夏の入り口の風物詩(?)となった西村亨の人形展ー別名裸祭りーが今日から。

西村亨は1985年多摩美大油画科卒。卒業後は日本デザインセンターでイラストレイターとして激務の日々を送ってきた。
だが、斯界にもCGの時代がやって来て手描きにこだわりのあった西村はすっぱり
退社、以後は立体イラストというジャンルを開拓し、彫刻とも人形ともつかないソリッドドールを制作する日々を送っている。

初期作品は、アメリカの60年代に特定したグラフィカルな人物作品が多かったが、次第に素材やテーマに多彩さを加え
ゴージャスで荒唐無稽なセクシー美人を軸に、余人の追随できないワンダーワールドを演出し続けているところ。

さて、今回は制作した作品をモデルにガッシュで描くという名人芸も合わせて楽しめる趣向ーワイルドでセクシーな夏の女神達に是非会いに来て欲しい。

 

 

 

 

 

安住小百合日本画展with Shigeo Hayashi

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2019.6.24(月)〜7.3(水)
12:00〜19:00 日曜〜18:00
最終日〜17:00

2000年から年に一度のペースで当画廊で個展を開催して来た安住小百合。
まだ2人のお嬢さんも手がかかる頃だった。個展の度に一家総出で手伝ってくれたものだが、絵のモデルとなった少女もいつのまにか成長し、今では双方とも立派なワーキングママである。

安住さんは1980年多摩美大加山又造クラスの出身。卒業後は日展に出品して大作を中心の発表だったが、育児と幼児教室の経営のため個展を軸の発表に切り替えた。
営々としたその努力が実り、最近では百貨店での個展を一年おきに挟んでのスケジュールをこなしている。

金箔地や漆の地に絢爛たる花々を描くという日本画の王道を歩むが、そればかりでなく野山を巡って山野草や蝶のスケッチを重ね、画嚢を肥やすのに余念がない。ちなみに今回は万葉集に詠まれた花ベストテンを描いた。第1位はなんと萩の花とか。梅、松を抑えて断トツの多さである。

その安住さんの傍らにいて常にサポートして来たのが、withの茂夫氏。山野草を求めて山に分け入るうちに、とうとう自分も制作に没頭するようになったという。
得意のコンピュータを駆使するものの、実際には大変精緻な手描きの作業とか。

ベテランの安住さんが、筆で紙に描くほうが早いわよ、と余裕で笑うのにこだわりの茂夫氏、コツコツとパソコンの画面の前で一本の線に呻吟する日々を送っている。

今展は違う技法で同じモチーフを描いた2人の自然観、世界観の差を見比べてみるのも楽しい。こういう二人三脚もあるのだなぁと感じ入る展覧会である。

TOKYO Bunjinga 涼風献上文人画展

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2019.6.14(金)〜22(土)12:00〜19:00
日曜〜18:00    最終日〜17:00

文人画が絶滅して久しい。だが、嘗て文人画は文芸における豊かな歴史と絵画における質高い可能性を秘めていた。ならば、学び直してみようと旧知の絵描き連中に呼びかけ、文人画研究会を立ち上げた。まずは、源流を温ね、中国文人画のスタンダードを築いた元末四大家(黄公望、王蒙、倪瓚、呉鎮)に倣うことから始めてみた。その成果がここに揃った。「絶滅危惧絵画」ぐらいにまでなっていれば、涼風も吹こうというもの。
さて・・・夕焼館長・野地耕石

夕焼館長・野地耕石は美術評論家・野地耕一郎氏の俳号。まずは自らが文人となって画家たちを鼓舞してくれたようだ。

初日の今日は、氏を囲んで文人画のレクチャーと画家達が挑んだ倣・元末四大家
扇子の論評が熱く展開された。

挑む画家達は、大学教授(!)も含むキャリア40年のベテラン達。展覧会に当たって野地氏から、宋元・明清・江戸と時代を区切って各時代の文人画を学ぼうと3年越しの計画を伺った。

何せ絶滅危惧種の文人が描く絵が文人画である。文人は詩を詠み、琴を奏で、世を憂い、酒を友と酌み交わしつつ、絵を描くのだ。あまりにも遠い道のりに呆然としつつも、やはり筆を持つ方がたは畏れをしらない。
野地氏の故宮名品・列品解説の講義を受けながら、描きにくい扇子用紙にそれぞれの倣・文人画を描いたのが本展である。

この後、漢詩や自賛用書道の研究会も次々と開かれるとのこと。
文人への道は今、端緒が開いたばかりーこの初心を是非ご覧いただきたい。

金属造形作家 征矢 剛 作品展 2019

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2019.6.7(金)〜13(木)12:00〜19:00
日曜〜18:00    最終日〜17:00

金属造形作家の征矢剛は、1992年多摩美大彫刻科出身。
卒業後、金属人形作家の赤川政由氏に師事し、30歳を機に独立し以後個展やグループ展で発表を続けている。

2017年からは当画廊で毎年個展を開催、カマキリや蜘蛛てんとう虫などの昆虫を鉄で造形し、その内部にアンプやスピーカーを仕込んだユニークな作品を作り続けている。

今年はカミキリムシに見立てたムシに鉄琴を仕込んだ。
音が出る造形としては縦型のレコードプレーヤーやアンプを組み込んだ巨大カマキリ2体が印象的。

また、亡父・清さんが児童書の名編集者として知られた方だっただけに、かつて征矢剛も絵本出版をしている。またその杵柄をとったかのような、「空想」という作品も生まれた。このシリーズが連作で作られたら楽しい冒険を見せてくれるだろう。

田代三善・田代知子 父娘展

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2019.5.27(月)〜6.2(日)
12:00〜19:00     最終日〜17:00

令和元年 初夏。三善98歳、知子57歳。この度、最初で最後になるであろう父娘展を開くことといたしました。父が版木に向かい黙々と制作する姿を見ながら育った娘は、長じて絵を生業とし、未だ父の背中を遥か遠くに見やっております。
父の木版画と挿絵、娘の新作と本の原画を、この機会にご高覧いただけたら幸いです。
田代知子

1984年、多摩美大日本画科を卒業、数年間の美術講師を経たのち、絵筆一本の道を歩んできた田代知子。
松谷みよ子の「龍の子太郎」や新美南吉の「ごん狐」などの挿絵で知られる父三善とその兄田代光の仕事に今一度光を当てるべく、今展では自身の作品とともに父と伯父の画業を紹介しその来し方を振り返る。

自身が挿画や絵本画家としてのキャリアを積むほど、父の背中が遠くなるという感慨を漏らした事もある田代知子が、今展では思い切り父の胸を借りてチャレンジした。
絹クロスに描いたこれら魅力的な人物像
が、本の中とはまた違う田代の新しい地平を切り開いてくれるに違いない。

黒田さかえ展

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2019.5.20(月)〜25(土)12:00〜19:00
最終日〜17:00

先週に引き続き、京都所縁の画家シリーズです。
今週の黒田さかえさんは生粋の京都人。応仁の乱とはいいませんが、先祖代々西陣のど真ん中で暮らしてます。
嵯峨美術短大で油画を専攻し、現在は成安造形大学で講師として勤めながら京都を中心に活躍してしてきました。
今展は一年半ぶりの東京展、ユニークな人柄を反映するようなオシャレでファンシーな画風です。
童心のまま、存分に絵を描く事を楽しむーまさしくさかえはん!ワールドが今回も炸裂。京都という伝統の都のなかに花開いた、パリー(?)な世界。
これまた伝統ど真ん中にいる人しか出来ない仕事だと毎回思い知らされます。
是非巻き込まれにいらして下さい。

頴川麻美子 日本画展

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2019.5.13(月)〜19(日)
12:00〜19:00最終日〜17:00

頴川麻美子(えがわまみこ)の2年ぶりの新作を紹介する。
頴川さんは、京都芸術短期大学(現 京都造形大学)日本画専攻修了後も京都に留まり母校に勤めながら作品発表を続けてきたが、10年程前に生まれ育った横浜に帰郷。以後、両方を往復しながら制作の日々を送っている。
8年前、東京での発表の場として当画廊で初個展。すでに十分な力量を示して迫力ある展示だったが、当時は交通事故後の後遺症に悩まされていた時期でもあり、
渋い色調が特徴的だった。
時を経て、どんどん明澄さを増した画面は今展さらに深みを加えて境地といってもいい世界となった。
同じ岩絵の具を使っても京都と東京では発色が違う。両方に足掛りのある頴川さんしか描けない美しい余白の有り様を堪能させてもらっている。

越畑喜代美日本画展 お茶会風味 若草物語篇

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2019.4.22(月)〜30(火)

越畑喜代美・恒例のお茶会風味展覧会を今年は《東京アートアンティーク 4/25〜27》に合わせて開催いたします。
若草の萌える頃画廊内枯竹庵にて美味しいお茶とともにお待ちしております。

27日19:30より 美味しいお抹茶を楽しむworkshop〈茶売り・友や 要予約〉

29日14:00よりお濃茶席〈表千家 萩原季満野  要予約>

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Since1997「悦子の部屋」展

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2019.4.13(土)〜20(土)12:00〜19:00
日曜〜18:00 最終日〜17:00

銀座さくら通りに八重桜満開の頃オープンした画廊ー四月になるとやはり初心が蘇ります。
様々な歳月が降り積もった画廊の暦層から発掘した逸品、珍品などを解説しながら「悦子の部屋」にお招きしようと整えました。
特に今展では陶器などの立体を軸に、1997年開催の作品と2019年開催の作品が並び、20数年間の時間が俯瞰できるような空間になったと思います。
次の一里塚まで、あと少し。茶店「悦子の部屋」でひと休みして団子でも。

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小松葉月展

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2019.4.1(月)〜7(日)
12:00〜19:00     最終日〜17:00
陶と古布による作品展示。

小松葉月さんは2017年多摩美大院工芸科陶芸専攻を修了した気鋭の作家です。

在学中の2014年に第17回岡本太郎現代芸術賞・特別賞を受賞するなど、特異な作風で注目を集めています。

今展では、1250度で焼成した陶土と仕立ての残り裂を組み合わせて「細胞の行列」というインスタレーションを。
細かく積み上げられた陶土にも、括られた布の表面にも、よく見るとニコニコマークのような顔があります。これが彼女のいう細胞の顔なのです。
これら細胞が赤になったり青になったり白くなったりしながら、これまた細胞でできた車に乗って行列しているーといえばよいでしょうか。
前展の翠さんの作った場が光の空間だとすると、葉月さんは有機体の蠢くがことく内蔵的空間を作り上げてきました。

さる方が、アートの本質が違和感だとすると素晴らしい展示だと翠さんの仕事を褒めてくれたのですが、ニコニコマークの細胞が満載の今展もその意味では充分非日常を味わっていただける空間になったと思います。

是非、この氾濫は体感していただきたいもの。

1991年生まれ  神奈川在住

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佐々木翠展「ミケランジェロの丸天井」

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2019.3.18(月)〜24(日)12:00〜19:00

まずは作家のステートメントから。

今回は建築と彫刻をテーマとした。 彫刻家であるミケランジェロが残した建築は、デザインを超え誰もが共通に持つ深き心地 よさがある。
彫刻も同じに人を人以上に美しく、人々が気づかぬうちに受けている共通の 感覚を表現されている。感情のみ残るものがつくりたいとおもった。
佐々木翠

佐々木翠さんは1984年埼玉に生まれ、2013年に東京造形大学修士課程を修了後、母校恩師の板東優氏のアトリエがある帯広に移住、助手を勤めながら研鑽の日々を送られている。
2016年に当画廊で初個展、以後在住する帯広で折々に発表を重ねてきた。銀座で2度目となる今展は、画廊の中に家を建てたいという私の希望を受けての挑戦。
どんな風に受けてくれるのか楽しみにしていたところ、「ミケランジェロの丸天井」という思いがけない答えがかえってた。先年イタリアを旅行しミケランジェロの天蓋の下、時間を忘れるような至福の体験をしたという。
ストイックな石膏の白!存在の内と外!丸天井から降り注ぐ光の圧倒的な量!いつもと同じサイズの画廊空間が、異化あるいは銀化して翠さんのみずみずしい心に満たされている。
翠さんがミケランジェロの天蓋の下で感じたであろう至福の時を、私も追体験させてもらった1日だった。
折しも翠さん恩師板東さんの奥様であり版画家の里佳さんのお誕生日の今日、ご縁の方々とお腹も至福の時を送らせていただいた。
春の陽気に誘われて是非ご来廊をお勧めする次第である。

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日本画五人展ーモダンアート企画

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2019.3.1(金)〜9(土)12:00〜19:00
日祭日〜18:00最終日〜17:00

大山菜々子(東京藝術大学修士1年)
沖 綾乃(武蔵野美術大学3年)
寺野 葉(武蔵野美術大学3年)
永田優美(多摩美術大学2年)
山下千里(筑波大学芸術専攻修士2年)

1990年代生まれの日本画専攻の美大生たちのグループ展である。
この時期は5美大展他、都内各所で卒展・修展が数多く開かれて、これから世に出る新しい才能が耳目を集める頃。
今展は、在学中から意欲的に発表し、しかも独自の世界観からすでに人気を博している五人をモダンアートの豊島さんが選抜しての展覧会である。

1997年といえばこの画廊がオープンした年であるが、その年生まれの画家もメンバーにいるという。
時の流れに何か厳粛な気持ちになりながら、若い方たちがこの道を志して努力している姿に思わず心が熱くなる。

その一歩に立ち会えたことに感謝しつつ、丁寧にご紹介していこうと思っている。

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旅する着物展ー春の銀座編

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2019.2.23(土)〜28(火)12:00〜19:00
日曜〜18:00 最終日〜17:00

回を重ね旅を続ける着物たちーこの春も銀座にやってきた。
今年はひげ紬と縮緬や黒地の絣と鮮やかな緑の紬の組合せのリバーシブルコートが秀逸な出来栄え。
箪笥の中で休眠状態の着物や反物に、風を通して新たな命を吹き込むーそして毎日を彩るものに変えていく試み。

故郷秋田の西馬音内盆踊りでは、代々の嫁入り衣装の端切れを縫い合わせ端縫い衣装として踊りに用いるが、これもまた布の旅。最後まで大事に生かして楽しむ事が織り手や染め手へのリスペクトになると信じている。

着物として楽しむのが一番なのは言うまでもないが、解き放たれて一枚の布になった時思いがけない魅力を放つのも素材の賜物。春風をはらんでヒラヒラと裾を翻しながら銀座を歩いてほしい。

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