連日大にぎわいをみせた画廊も今日が最終日。人生の達人のお年頃の生徒さんから、デビューしたての若い学生まで神画伯の守備範囲は広い。毎日そのパワーの洗礼を受けつつ、悦子も大車輪の日々だった。
その画伯のお留守中にご両親のご来廊。おだやかな御人柄のお二人に愛されてそだった画伯、お小さい頃からやんちゃなお子だったそう。名門女子中・高に通うころには、先生に女子プロレスに行けと真剣にアドバイスされたというから、ファイターぶりはその頃から。今でもリングネームが似合いそうな画伯ではあるが、今日は作品の撮影かたがた淑女系のお姿をご披露。
最終日恒例・駆け込み訴えの方々はりえぞー画伯はじめ水上氏、寺田氏など。また創画の御大・上野泰雄画伯や天野一夫氏、個展を終えて里佳画伯のもとへ帰る板東優画伯など錚々たる方々も。
その皆様がたを見送り、今年一年で1500号相当を描き終えた画伯は、晴れ晴れとした表情で画廊をあとにした。また、画廊でタッグマッチを組んでもらえるよう悦子も体力増強に努めなければ!また明日から新たな戦いの日々が始まる、、。
N.Y帰り内田あぐり画伯ご来廊
三月のN.Yでの斉藤隆展にもお越しいただいたが、あの街に佇む画伯はまるで少年のような軽やかさをもっていた。武蔵美大教授であり創画会の重鎮としてのお役目もさることながら、画家であることの自然な存在感にうたれる作家の一人である。 今日は妹分・神画伯のため帰国後初めてという画廊巡りを。
ご同席の松本和子さんは画伯のよき理解者であり応援団でもあるお方。今日はお友達を伴ってご来廊。先日お目にかかったばかりの野地氏も他ならぬ画伯の作品を検分に。
また、神画伯と姉妹のように育ったという幼なじみ・大角佳子さんもプレゼント持参で。お気に入りの作品の前で記念撮影の図を。夕方には武蔵美-ズの面々が大勢で。通信課程のご同僚・結城康太朗画伯や後輩の松村響子ちゃん、古田ゆかりちゃん等今日も盛り沢山の画廊の様子を御紹介まで。
田中先生を囲む会
神画伯に夕方の画廊をおまかせして、田中日佐夫先生を祝う会に。先生が勲四等旭日綬章を受けられたお祝いにごく親しい仲間で集まろうとのお誘い。
何十年来のご友人という田村能里子画伯はじめ、先生の立命館時代の同級生・谷氏ご夫妻、成城大学の元同僚である戸口先生,著作の担当編集者だった平賀氏や中井氏、同じく編集者の関女史や山内女史、先生の教え子でもある柴田氏、ご存じ野地氏、藤浦氏などの方々とご一緒に。
田村画伯のアトリエでの持ち寄りパーティは、雰囲気といいお料理といい、その辺のお店をはるかに凌駕する豪華さ。先生ご夫妻もリラックスして、久々の面々との会話を楽しまれたご様子でなにより。先生の笑顔を囲んで、いい一夕となった事だった。
益々のご健筆を!
神画伯の華麗な人脈
神画伯の多彩な活躍を物語るように連日画廊には人が引きも切らずご来廊。
先日もお伝えしたように、画伯は武蔵美の非常勤講師を勤めつつ、通信教育の課程でも生徒を指導。また横浜と横須賀でも日本画教室の講師をするなど、八面六臂の活躍。
翻って家庭では、暗黒舞踏のダンサー・大竹氏を支える妻であり、高校生と小学生のお子をもつ母である。これだけでもため息がでそうな忙しさなのに、今年は佐藤美術館もあったため今展も含めて都合1500号分の絵を描いたという。
中でも圧巻は美術館で発表した227×728cmの「ケイヒン ダイナモ」という作品であるが、渾身の大作を描き上げた後には名品ができる、という説のとおり、気合の充実した作品群を今回もものにした。特に色彩の美しさは比類なく粒子の重なりの微妙な加減は、岩絵の具の特性を知る人ならではのもの。いつもやや暗めの照明で絵を見せる画廊も今回は蛍光灯も全開のハレーション天国モード。隅から隅まで色を見せるライティングは必然的に悦子と画伯の顔も直撃するため、化粧も厚めの展開。暗がりを求める本能と戦いながら「芸術」のため身をさらす仕儀に。
とはいえ、日本画の絵の具の美しさを偏愛する悦子にとっては、この色の奔流はほとんど快感!99パ-セント色だけに集中したという画伯の意気込みを充分堪能させてもらっている。
今日は創画会のお仲間でもあり、武蔵美の同僚でもある尾長画伯はじめ、先頃初展覧会を終えた分島氏のご来廊に加え、武蔵美ーず講師陣、画伯の教え子さんたちやら、恩師の先生、旦那様関係の方など多彩な人脈を示す方達を御紹介。7時の終了時間を待って、中高の同級生の方がたと合流、旧交を暖める画伯。なんと画伯は才媛の集う「香蘭」ご出身とのこと。う~ん、奥が深い。多摩美ーず代表閨秀画家・北村さゆり画伯と、たまたま来合わせた芸大代表高崎昇平画伯とともに元気いっぱいの画伯のお姿など。
神 彌佐子展再び!
2000年に悦子画廊で初個展。創画展を中心に作品を発表する神彌佐子画伯の二度目の個展が今日から。
その間武蔵美大の非常勤講師や通信過程の教科書編纂に携わるなど、活躍の幅を広げた神画伯。夏には佐藤美術館の個展をやり遂げ、満を持しての再登場となった。
四年の歳月が彼女の熟成を促したのか、一段と透明感を増した色彩の奔流にまずは脱帽。おいおい画伯の御紹介はするとして今日は初日の模様を。
駆け付けた武蔵美ーずの面々と楽しそうな画伯は、やり遂げた達成感に満ち足りた表情で。悦子はWEBの更新が、なかなか出来ずへなへな~。すんません!!みなさま。もうちょっと待ってね!自力の道はなかなか険しく、まだ今日はタイトルの変更の仕方がわかりませ~ん。明日まで許してね!
直野恵子展ー四年目の反逆
女子美の三年の頃から悦子画廊に遊びにきていた直野画伯。創画会をベースとしつつ、2000年に文月展という三人展でムラコ村越画伯、コバッチ小林画伯とともに悦子画廊デビュー。翌2001年、意を決してソロでビュー。詩的情趣のある白い画面に、繊細なドリッピングをほどこした画風を本領としてきた。
四年目となる今展では、思うところがあったらしく赤を基調とした「破壊の衝動」という作品をDM作品として制作している。白の画面では納まりきらない情動を表現したかったというのも生きている証拠。この生すぎるテーマを絵にするには、まだ昇華されていない部分はあるが、少しでも前に進もうという意欲にまずは敬意を。
この傾向ばかりではないが、今年は特に赤を強調した作品構成。いよいよ30代にはいり、いままでの作風から一歩脱皮した表現を模索しているのだろう。もともと大人しそうにみえながら我が道を変えない頑固なたち。自分の表現したい世界にこだわって一歩一歩を歩んできた。その愚直ともいえる歩みこそ、ナオノ画伯の真骨頂だろう。今までの静かな祈りに、激しい希求をにじませた表現はなにか悲しみに似た、凝縮した空気を醸し出している。
今日は『直野に何が起こった!」と、DMで人を驚かせた彼女の、以外と元気な画像を。画伯近隣の皆様や、中学時代の同級生・永田嬢や北海道かえりの柴田由美子画伯、ご存じ牧ちゃん、Web大里っちなどに励まされるの図。
LABO展最終日
16回目という、グループ展としては破格の回数を誇るLABO展ながら、沖縄という共通のテーマで取材した今回は、三人三様の個性が際立った展覧会となった。
サブタイトルの「なんくるないさぁ~」は沖縄で「なんとかなるさ」「大丈夫、大丈夫」くらいのニュアンスでつかわれている言葉だが、なんとかならなくてもなんとかしちゃうのもこのメンバー。
トシ君画伯ひとりがO型で、みそそ画伯、きりりん画伯、悦子はB型という破天荒な組み合わせながら、マイペースがいいペースになっている。この間テレビでO型男とB型女の組み合わせが最高だといっていたが、取り敢えず今展に限っていえば、おおらかに構えるトシ君画伯の前で、のびのび振舞うB型女という図式が見事にはまった。
その結果、食べたいものを食べたいだけ食べて会期中全員が太るということに。まったり沖縄時間で過ごす昼下がり、トシ君画伯の描く「美ら島」が風を運び、きりりん画伯の花たちが陽光を伝え、みそそ画伯が走りまわった市場が南国の芳香をかもす。サンシンも流れる画廊内には誘われるように、次々とおいしいものをご持参の方々が。
昨日は沖縄でさんざんお世話になった牧ちゃんが、同級会でまたお里帰りして、牧志の市場でおいしいものを沢山お持ち帰り。武大人ほか茅ヶ崎組もラッキーな一夕となったことだった。悦子とみそそ画伯はS学館の黒川氏と、鴨なべを賞味に。種子島の本物の鉄砲のある座敷の鴨はまた格別で、東京タワーの下にこんな粋なお狩り場 があるとはびっくり!見事に北から南から珍味が届き、食文化の奥の深さに秋の到来をしった悦子。
LABO展が終わればもう初冬、そろそろ去年今年などとおもう頃となるのである。それなのになんと、トシ君きりりん画伯は、この後一気に北海道に飛び北の味覚を堪能するのだとか。沖縄から北海道まで、南北に長い日本の四季は様々。たまたま神奈川というへそのような位置に住う画伯たちは、それぞれの色を作品に移しながら果敢に次の猟場に向かうのであった。
長島VS本江and珍味堂
お忙しい中、日動画廊帰りの本江氏ご来廊。これから徳島へご出張の合間をぬってとのこと。飛行機のなかで食べる御菓子を差し上げ、せっかくだから来廊中の長島監督とツーショット。なわけないか。
実はこの長島人形、先日ご紹介したレクター・ハンニバル仮面の作者・高野晴生氏ご制作のフィギュア。見れば見る程似ているという作品。ちょっとアレンジしていい感じでしょ。
また、夕方から沖縄の牧ちゃんの姉御・ひろこさんのご来廊。テリーにカットしてもらってのお帰りにつき、超かっこいい!姿で。トシ君画伯の赤瓦作品が気に入って下さり、お買い上げ第一号様に。
そろそろ画廊も閉めようという頃になっての御登場は早稲田大の数学博士にして、東京女子大の奥様に頭が上がらない毛利ご夫妻が。この方はなぜか博士なのに、プログレ系ロックバンドを組んでいるという限りなくあの方ににている人生を。
今日は珍味好きな悦子のためにバンドの相方の実家のたらこをご持参。相方は月島の珍味の館・牧野商店の御曹子という願ってもないかた。大日本魚卵党総裁・たらこ命の悦子にはなによりの土産となった次第。まずはとっくりその画像を。
生活の柄
こんにちは。沖縄の美味に囲まれてウエスト周りがリバウンド気味の画廊主に(非自発的に)替わって日記を書きます。
ヒロシです。いやヒラノです。
頭一文字しか合っていません………。
ヘリの墜落に出迎えを受け、F16の衝突に見送られ、と波乱に満ちた?沖縄出張を終えてきました。
沖縄では嵐の後の強い日差しもあり、日差しが強ければ強いほど暗い影も出来る訳で、明と暗、正と負、新と旧が同居しながら混沌のままにゆらゆら揺れて、そんな街に呑み込まれ……….嗚呼!「なんくる」ってこういう事かと、ひとり勝手に納得し、泡盛も飲んでまた呑み込まれて、「歩き疲れては夜空と陸との隙間に潜り込んで、草に埋もれては寝たのです。所かまわず寝たのです」と山之口貘の詩を口ずさみ、すべてはとにかく「在りて在るのだ」と酔った口でポツッとつぶやき寝たのでした。
そのままの勢いで突入したLABO16th、見えるものも見えないものも、とにかく何かを見つけていただければと、一同お待ち申し上げております。m(_ _)m
意味不明なところは次の画廊主の説明にて.......。
LABO展ー16th沖縄出張帰り展
昨日まで展覧会の同級生・分島氏の娘花音(かのん)ちゃんが16才ーてことは生まれた年に始まったのかLABO展は。と思うと感慨深いものが。昨年の15thのDMではその期間の事件一覧を載せて振り返ったが、花音ちゃんの姿をかりて年月をみると、う~ん一言では言い尽くせぬ人生模様が浮かぶんだなぁ。
なんて走馬灯をまわしてる場合ではない。LABO恒例怒濤の当日搬入だ。前の会期を深夜に終えてよしよしと自分の頭をなでてから数時間後の午前7時。子犬タクシーたっちゃんのピンポンダッシュ!で初日が開ける。
とはいえ、16thにつきほとんどおまかせの展示。一時間前にはすべて準備完了で、悦子は秘密のおでかけ。うふふ、、。帰るころにはパーティの準備も完了して、まさに上げ膳据え膳状態。
みそそ旦那たっちゃんが家で炊き上げたご飯が釜ごと据えられたテーブルには、アンダンス~(肉ミソ)やらトシ君手製ラフティやらゴーヤやら、数度にわたる取材と称した沖縄行きがもたらした食文化の粋が。炊きたてあきたこまちにアンダンス~をのせて食せば蘇る極彩色の世界!
そう、1か月前台風のなか沖縄三越で搬入したのもこのメンバーだった。それ以後もう何か月もたったような気でいたが、それぞれに過激な日々を乗り越えて今日の再会となった次第。久々ご登場のいもきん小黒氏やトシ君の御仕事関連の松井氏西村嬢、吉村君、大里っちなどご常連ほか、祭日にもかかわらず沖縄文化の研究にいらした方々が多数。
羅漢工房展最終日
羅漢工房の第一回展最終日の今日も、最後まで多くの方が。かれらがほとんど二年を費やした渾身の仕事を、ご来廊の方に丁寧に見て頂くのは本当にうれしい。
浦野氏の大学時代の恩師・瀬田勝哉先生も丹念に御覧下さった。美術工芸史を専攻していた浦野氏の、学識に裏付けられた仕事はかねて定評のあるところではあるが、創作という形で学問が具現化した姿をみるのは瀬田先生も少ないのだろう、大変喜んで下さったことだった。
また、分島氏の恩師・米谷清和先生も、日展のパーティの前に汗を拭き拭きのご来廊。かねて分島氏の才を喧伝してはばからない先生のこと、この度もしきりに感心して御覧に。
初日に駆け付けてくださった西村氏の奥様とお嬢さんもご来廊、熱心に見てくださった。NASAで使われているスーツケースを漆で仕上げ、中に友禅を張り込むというような数寄の極みの仕事を手掛ける西村氏、今展にも大きなエールを送ってくださった。御紹介で写真家の藤森氏や浦上満氏など大物のご来廊も。
いろんな方に激励の言葉をいただき、応接の合間にもやって来た事が間違いではなかったとかみしめている様子の両氏、また次に向かう力が湧いて来たと感無量。
展覧会は、自分を振り返る一里塚という。この会期中これからやりたい事も、今までやりたりなかった事も胸中に去来したことであろう。かけがえのない仕事上のパートナーを得て、夢と思っていた事を実現した手応えは十分あったはず。これをスプリングボードにして更なる展開を祈るものである。
突然ですがー羊たちの沈黙コスプレ
文化財の補修などを手掛ける方々のご来廊も多い中、今日突然久々のコスプレをする事になったのは、両羅漢様の元同僚・高野晴生氏制作のすんばらすぃ~フィギュアを拝見したため。
さすが、芸大日本画科卒の実力か、10cm大のミニチュアサイズで作られた長島茂雄だの志村喬だの黒沢明だのが、非常に精緻に作られている。その中にふくまれていた『洋たちの沈黙』としゃれて題された一枚の紙。切り線通りに切ってのりづけすると、な~んとレクター・ハンニバルの仮面が。
そのあまりにも素敵な仮面を見たら、もう我慢なんねえ状態の悦子。居合わせたテリーと佐名ちゃんとともに、かのレクター博士にヘンシ~ン!
れっきとした紳士のテレンス・コールマン氏も、さすが切り裂きジャックを生んだ国イギリスの御人。見事変身して以下の通りに。まぁ佐名ちゃんと悦子はせいぜいミュージカルの『キャッツ』ぐらいのことで、、。まずは御覧あれ。
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