源由紀子日本画展 「嚮」
2022.10.17(月)〜23(日)
12:00〜19:00 最終日〜17:00
二年越し二回目の源由紀子展。
前回、軸の連続作品で圧倒した源が、二年の歳月をかけて「椿」連作を仕上げてきた。
以下は、源による今展の挨拶文
新型コロナウィルス感染症が長引き行動が制限される中、日常で出会う景色や咲き誇る花々から力をもらいました。自分に嚮(む)かい、世界へ嚮ける視点を花の姿から再構築し、創り上げたいと願った作品を展示致します。(以下略)
椿咲く伊豆大島への取材も含め、花を追いかけ写生に打ち込んだ軌跡が絹本や紙本に昇華されて残されている。
特に、軸五本に分割され壁面いっぱいにかけられた椿の一群は、底に伊豆大島の海の色を忍ばせつつ妖艶な紅が列列(つらつら)と並び絶妙な調和をみせている。
『万葉集』
「巨勢山のつらつら椿つらつらに見つつ偲はな巨勢の春野を」