世は連休中

なにせ大型連休なのだという。少しほっとして、普段できないことでも、と書類整理やらなにやら。しかし、めくるめく!と怒濤!がつかないとこの日記の文体らしくないので割愛。怒濤の偶然が重なっためくるめく飲み会の報を。
先日来不思議御縁を語って尽きなかった、例のメンバーがついに勢揃いの画像。前の説明を読まなかった方のために説明すると、ウェブマスター大里っちの古くからの仕事仲間の二人が、偶然にも悦子の多摩美同級生わこちゃんと悦子の元ボーイフレンドの同級生・八木氏だったーという世間は狭い話。どちらか一つだったらよくある話だが、二つも三つも重なるとやっぱり怒濤の邂逅!とかなるでしょ。わこちゃん旦那の福田@上海氏が、一時帰国した機会を得て、大里っちの勝どきマンションであるだけのワインを痛飲!悦子はほとんどマッサージ椅子の上でめくるめく失神状態!以下その画像でございます。

牧ちゃん誕生日会

競馬に勝った日にりえ画伯の絵を購入して以来、すっかり悦子画廊の画家たちのミューズになる羽目になった牧ちゃん。今日は職場の上司でもある横山氏の快気祝いもかねて早稲田のフレンチでディナーを。
さんざん公私ともにお世話になりっぱなしの悦子としてはこういう日にお返しを、と勇んででかけるも返り討ちにあう。
画家さんたちをしって自分の世界がひろがった、とおっしゃってくださるのである。有り難し、とはこういう事であろう。
うれしく慶祝の杯を!
また、牧ちゃん御縁の方で父とも慕う村上先生もご来廊。一度このメンバーで小田原のりえ画伯邸をたずね、山海の珍味を並べたバーべキューをしたことがあった。あれはもう何年前か、なつかしく思い出されたことだった。
カナダ・トロント在住の斎藤典子さんも展覧会のため日本に帰国、元気なお顔をみせてくれた。もちろんトロント名物トリプルクランチマスタードのお土産つき!食べてみたい方は近日中にご来廊あれ!

 

閑話休題ー名古屋力?の考察

東京にひそかに棲息している名古屋な方々も、味噌とうどんの硬さの話になると、君子豹変して「これだがね」と名古屋力全開に。コメ兵も手羽先の「風来坊」も矢場とんも東京進出を果たしているのに、ソウルフードともいうべき味噌煮込みうどんの「山本屋本店」は何故か姿をみないのは麺の硬さのゆえか。
江戸っ子はもちろん蕎麦好きが多いが、煮込みうどんは溶けるくらい煮込んだぐずぐずうどん。大阪だって讃岐だって、コシがあるっていうくらい。
その点「山本屋本店」のはやわな歯では噛み切れない強度。しかも熱々をふたに取ってさましながら食べるという、名古屋らしい合理的なシステムのため、鍋のふたに穴がない。初めて食べた時にはびっくりしたが以後病みつきに。ちなみに「山本屋総本家」というのもあってこちらはうどんに蕎麦粉が入っているらしいので蕎麦アレルギーの方はご注意。
きしめんは早くゆであげるためにあの薄さになったというから、うどんをあの硬さで出すのも時間を惜しむ合理性故か?いずれ強靭な歯をもち、時間を無駄にしないという人間として有利な特性に恵まれた名古屋の方々の力が、万博を機にまたさらにパワーアップするのは間違いないこと。
お正月に山本屋の洗礼を受けたという大野画伯は、阿部画伯と鳥羽のマナティ話を。またバレンタインのチョコご持参でいらした阿部画伯の教え子・松葉さん、犬山でお父様が老舗の洋食店を経営し、弟さんが三月に栄で若乃花の店「若」をオープンするという矢田裕子画伯など、元気いっぱいの名古屋エンヌたちもお迎えした。もちろんみなさん御国言葉などいっさいもらさず、「どえりゃぁうめぇでぃかんわ」などというのは悦子だけであった。

これが青春だー悦子編

先日の画伯たちの青春も新宿と阿佐ヶ谷だったが、今日は悦子の青春編。
同じ時期にクロスしていたらしいのが、時代というものか。展覧会とはちょっとはずれてしまうが、お許しを。
ご存じウェブ大里氏の隣にいらっしゃるお方、名を八木氏という。悦子が阿佐ヶ谷と新宿で沖縄のセイヤと今はカナダにいる玉恵たちとそれこそ梁山泊だった頃、仲間のキサオの映画学校の先輩として、兄貴分で関わってくれていた御仁が彼。

悦子初ボーイフレンドの友人でもあってこの時も偶然の出合いに驚いたが、今回は大里氏の昔からの仕事仲間として登場。またしても繋がる友達の輪!てな事で、今日はこのトライアングルの偶然を言祝ぐ日に。
もともとは上海にいる彼等の先輩・福田氏の夫人が悦子と多摩美同級生だったことからわかった事。ともあれ一度には説明できない複雑怪奇な御縁ながら、それぞれの青春の日々を語りつつ、杯を重ねたことだった。
右はその会合の場となった月島の名店・岸田屋。なんとものどかに看板猫が丸まっていたので御紹介を。

 

青春とはなんだ!ー新宿の浪人時代編

今をさること20数年前、この仲間たちは新宿美術学院という予備校で出会った。林信夫氏とフレーマー澤田治孝氏は愛媛の高校から一緒。富山から来た堀敏治氏、平塚の武井好之氏、静岡の鈴木強氏、また鹿児島の内倉ひとみ女史など、錚々たるメンバーが集まったこの時期の新美は伝説的なほど。
特にこのメンバーは堀氏と澤田氏の下宿を根城に、まさに梁山泊状態だったとか。今日は同期の中島広氏も駆け付けて、20年の歳月を飛び越えてまた熱い時間が蘇った。堀氏持参の銘酒・満寿泉の絞りたての杯を片手に青春の日々に戻った雄々しい画伯たちの姿を御紹介。
また湘南からはかわいい丸山友紀画伯も迎え、ニコニコの画像も。また武井画伯の水着軸の前でポーズする二人、モデルは一体どちらでしょう?

白蓮のうちに宿せる浄夜かな

蓮の絵を愛でる茶会を、とのご所望により句友・紀子さま別邸で一服。昨日ペナン島から帰ったばかりの紀子さまのお手前はいかにも涼しげで、今日の正客・珍味担当役員杉田氏は惚れ惚れとその捌きに見入る。
実はこの蓮茶会、まだ飾る場所がないというご所蔵の杉田氏のために、かねて悦子がお約束していたもの。紀子さま別邸は人形町という便利な場所にあるので、この際甘えて特別に設えていただいた。
浄夜と題された「蓮」の絵の作者は吉川優画伯。画廊とは違う光と室礼の中でしみじみ拝見、美味しいお菓子とお茶をいただきながら至福の数時間を過ごした。杉田氏には、紀子さまじきじきのお茶の手ほどきもあってさらに感激!夏休みならではのゆったりした午後となった事だった

行く夏や同級会のここかしこ

秋田では、お盆の頃には秋風が立つ。季語の季感とあまり時差がない気候なので旧暦ですべて祭りがとりおこなわれる地域だ。七夕の頃の暑さが嘘のように涼しい夜風に吹かれながら、同級会の群れ群れが町にくり出す。
帰省中の若者のにぎやかな一団をかき分け、オジオバ組もいざ出陣。明日は東京に帰る悦子も最後の宴に。小中時代の同級生とは、地元ゆかりの小野小町のお堂のある小町園でどんちゃん。卒業時に書いた寄せ書きの、恥ずかしい一文を皆で読みつつ往時をたどる。
その後、湯沢のゴローさんのとこで、今回の七夕展の打ち上げ。高校時代の同級生・エコちゃんこと柴田栄子さんがいなければ、秋田展は実現しなかった。また、栄子さんの旦那・英助さんの一年先輩が友子さん、という御縁がさらに楽しい輪となって悦子の秋田ライフを深めてくれた。この二人にスペシャルサンクスを。
そう遠くなく半世紀をむかえるこの三人娘もそれぞれの境遇を経て、一年に一度七夕に会うというお幸せを共有する事に。郷里というのは有り難いものと年々思いを深くするが、それもこういう友がいればこそだろう。
今日は湯沢を代表する色男・ゴロー氏の経営するジャズ串揚げバーで名残の宴を。ゴロー氏は秋田艶笑譚や秋田グルメ本などの執筆もする一方、独特の語り口で和ませつつ絶妙のタイミングで串揚げを供す。今日は入りきれないお客さんと対応しつつ、また楽しませてくれた。ここのジャズコレクションも一聴の価値ありーなのでこの機に画像御紹介を。いつもこの顔ではありません、念のため。

湯煙りすっぴん対決!ー秘境泥湯

にぎやかに会期を終え、今日は撤去。拉致されたまま、明日は名古屋への長い旅路を走るイチロウ先生の労をねぎらうために、秋田が誇る秘境中の秘境、泥湯温泉へ。
といっても湯沢から車で40分。悦子んちからだともっと近い。途中、谷底にくらくらしながら三途川という川を越え、硫黄のけむりの中川原毛地獄へ。明治時代まで硫黄鉱山だったこの辺り、まさに草木も生えない土地。車もすれ違えないような道が途切れるところに目指す泥湯が。昨今の秘湯ブームで知る人ぞ知る名所になっているが、実際に来られる人は少ないに違いない、まさにつげヨシハル的温泉である。
時刻ははや夕方。夕餉に向かう泊まり客を後目に、ゆっくり白濁した硫黄泉につかる。ここの露天で、イチロウ君と友子さんの息子コウちゃんのお宝すっぴん御体画像頂戴。その後、川原がそのまま温泉になっている大湯滝で、さわやかにすっぽんぽん!あ~日本に生まれてよかった。夏場はここに暮らしている人がいるくらい、いいお湯。とはいえ脱衣場もないんだけどね。さすが、男チームとは少し離れたところで湯煙美女となった悦子と友子さん。遠巻きから眺めていたイチロウ氏のいう事にゃ、桃が四つぷかぷか浮かんでいたそうな。
すっかりリフレッシュした我々は、湯上がりの一杯を求めてネオンの中へ。という顛末を今日はご報告

茅ヶ崎吟行

俳句の会の仲間と今日は茅ヶ崎に吟行。吉田春彦さんの御紹介で、小津安二郎監督がよく利用していたという名旅館・茅ヶ崎館へ。
久々の吟行にすっかり遠足気分の俳誌「や」のご一行は「湘南ライナー」に乗り込むや早速句作。現地で俳句修業中の池田美弥子画伯、樋口薫画伯、武大人画伯、うなぎ田ポチくんと合流、まずはご当地茅ヶ崎美術館で「版による表現・木版画さまざま」展を鑑賞。しかるのちうらうら散歩しつつ句想を練り、春彦さんご用意の昼食後いよいよ句会。
ちなみにいいだしっぺの悦子がな~んと最高得点句。以下それぞれの句を怒濤の一挙掲載
白波の立ちては折るる端午かなー遠見(悦子)
行かぬ道赤くつつじの咲いておりー磨女(まめ)
小手毬や女優の部屋の堅くとづー麻里伊
古机台本(ほん)書き終えぬ麦の秋ー馬入(うなぎ田)
貞奴のうなじの青さ松の花ー洋三郎
草取りのおばちゃんそれは菫だよー茶壷(樋口)
まめあじの太平洋を泳ぎしかー海子(池田)
青なり新しき風吹抜けりー武大人
男等が海からあがる青嵐ー十郎
「友情」の文字に装飾子供の日ーさくら
風青し小腹の減りし版画展ー松助
サーファーのゆうるり波に呑まるかなー九里
てなことで無事終了。あとは南郷から柳島へ歩いて漁師料理の万蔵丸で食事をしつつ二回戦。その後画廊ご用達のカラオケBOX「ティンカ-ベル」にて歌合戦と果てる事なき戦いが、、。

おいちい生活ー生フォアグラ!

あらゆる珍味を愛する珍味堂主人悦子の前に、おフランスから空輸の生フォアグラが。ご当地でもこの生タイプはめったな事では口に出来ないとか。今日はもうすぐトロントに帰る齋藤典子さんと、テリー&佐名ちゃん宅へ。
例によってシャンパーニュで迎えてくれたテリーと佐名ちゃん、まずは生ハムとメロンでフォアグラまでの道を整える。ワインを白にかえていよいよ大事に空輸された瓶をあける。こんなきれいな黄色はないと思わせるピュアな脂を取り除き、口に含むと「むむむ!!」と唸るうまさ。いかん!いくらでも食べられちゃう~!やっぱり、メインの前にめくるめいてしまった悦子、ソファーで絵を鑑賞しつつひと休み。あ~極楽、極楽!な~んていっているうちにテリー家の末息子猫マックス君にまたもや添い寝してもらう事に、、。

入学式ー安住画伯さくらの帯再び

お嬢さんの芸大入学式帰りの安住画伯がご来廊。すてきな着物姿の帯は、去年の茅ヶ崎茶会の時に徹夜で描いた桜満開のもの。一年の早さに思いを巡らしていたら、茶会の発起人、春彦さんが登場。
きものや帯に自分の絵柄が描けたらいいだろうなぁ、などと考えている画伯たちを集めて、自作着物による茶会が開けたらさぞやすんばらすぃ~事に。
人物画で知られる日展の福田千恵先生は、何かにつけてアズピ画伯を気にかけて下さるお方。今日も励ましの言葉をいただく。
夜は作品撮影のある画伯を画廊に残し、悦子は俳句友達・さくらさん、マダム井澤、ハイジさんたちと近松芝居を見に。夜遊びは女友達に限る?

速報!小林身和子新婚旅行より帰国

先日挙式をしたコバッチ小林身和子画伯が、ご夫君の行地氏と。新婚旅行先のイタリアで求めた生ハムをお土産にご来廊。
結婚式の写真も拝見。幸せ一杯のお二人のお姿を皆様にもお裾分け。
ちなみに生ハムはおいしく頂きました!次に続くのは一体誰?

嗚呼!天下の金田中で大観を見た!

本来ならば成人の日の今日、築地金田中(かねたなか)で横山大観が描いた富士の襖絵を見る会が催された。金田中は明治時代から文人墨客の集う料亭として有名なところ。また新橋演舞場を経営する事でもしられる。
ここによく来ていた大観画伯が終生の飲食代として昭和25年に描いた16枚の富士の襖絵がこの日に限って御開帳されるのだという。縁あってさる筋からご招待を受けた悦子、北村さゆり画伯とともにいざ黒塀の奥に。
今日のために用意された席は20名ほど。見渡せばこんな小娘は辺りにいない。ひえ~と思いつつ、そこは銀座は紺屋橋の意地にかけても平然と。実はここの社長夫妻とは一度イタリアで御面識が。その時にはまさか本当に来るような日があろうとは思わなかった。
若旦那が襖絵のいわれを語りつつご挨拶。その後は正月膳を新橋芸者のお姐さんのお酌で。なるほどこれは豪華な仕立てー大間の鮪だの氷見の鰤だの松葉蟹だのとめくるめくお料理の数々を、思ったより若い板長の説明を聞きつつほぉ~と頂く。少し御同席の方々と打ち解けた案配を見て、「はつぅはぁるぅのぉ~」と芸者衆の踊が富士の前で。
いや、参りました。三重子姐さんも秀千代姐さんもかっこええ~!悦奴も精進せねば(なんのこっちゃ)。
てなことがありまして画廊への帰参が遅れたものの、夕方からはお客さまが引きもきらず次々と。久々の今泉氏をはじめ由美子ちゃん画伯、ドマー二展を控えた加藤晋画伯、版画の寺内氏、そのお仕事仲間の四宮氏、平野画伯、麒麟画伯など。一升瓶を並べて聞き酒大会となった今日の一幕を御紹介。

 

愛の年末お掃除部隊!

嗚呼、もっとも苦手とする整理整頓お掃除が、一年分まとまって来たー!と声にならぬ悲鳴をあげていたら、聞き付けてきてくれたありがた~い以下の方たち。
もうっプロの域の、いもきん夫人れもんちゃんやマダム安住画伯は、何も言わず自分の領域をさくさく。
台所方面からは、無駄口ひとつ聞こえない中、みそそ画伯とまつねぇ松谷画伯は年賀状の封入作業を。う~ん、今年は間に合うか!も。
今年、年賀状担当のWeb大里氏、

今日の顛末を見て「作家がやるのかよ~」と驚いていたが、これも柴田悦子画廊ならではの恒例行事。本当に最後の最後までお世話になりました。伏して感謝を!!

 

円卓会議?ー神田神保町夜のお散歩

悦子同級生にして新妻の工藤ちゃんの招待で、お仕事仲間が集う円卓宴会に夕方から。独立後三人でCreative Firm・aという事務所を立ち上げたのだという。組長はマフラーもりりしい後藤氏、会長役は芸大でも環境デザインを教えるダンディ、横川氏、工藤ちゃんは仕事場でもいいパートナーに恵まれて、一段と幸せそう。
月いちでゲストを招いて勉強会もするというこの円卓の間、実に居心地がいい。今日は先月の講師・中本女史はじめ、お仲間の伊藤氏・鈴木氏・小沼氏・佐々木女史のほか、マイアミの岩田女史という豪華メンバー。
また、このビルのオーナーの福山氏もにこやかに卓についていらっしゃる。今は石垣島に移住なさってるんだとか。おー!プライベート・ビーチだぁ!と写真をみれば、愛艇<風人一世>号で風と海を満喫していらっしゃる様子が…。
後藤氏・加藤氏が福山さんのビーチを訪ねた頃が、ちょうど夏至南風の頃だとか。われらが武大人がセスナに乗ってちゅら島を眺めたその時に、石垣では彼等がヨットに。よきかな、よきかな。
な~んて、いってる間においしいワインと楽しいお話に酔った悦子はすでにユメの中。円卓は眠り心地もよろしい。いい方たちのいいお話を夢見つつ聞いてるのは、なんともお幸せーだが、初めての方たちは驚いたかな。
御開き後、酔いざめに懐かしの神保町をふ~らふら。あ、小宮山書店だ、八木書店だ、と知ってる古書肆の看板を触って歩く。「さぼ~る」という、学生時代さぼってはよく行った喫茶店の灯が付いていた。なんだか、30年前にタイムスリップしたような気分で、いつも座ってた場所でコーヒーを。前には、ソフトハットにパイプの青年が座っていてウィスキーをチビチビ。
先ほどの円卓でも、横川会長氏のパイプの煙にうっとり、の悦子。今度、女の子用のを買ってみようかな。

クリスマス女編

どうもクリスマスに予定がない、と思われる一人もんの女たちのクリスマスを!という銀子のご要望にお答えして、七面鳥ならぬ比内鶏でキリタンポ鍋パーティを。
新橋にあるとり肉の卸問屋、加賀屋さんには素晴らしい比内鶏があった。一羽丸ごと捌いてもらい、レバーもハツも新鮮なとこをまずは刺身で。しかるのち丹念にガラからスープをとり、澄んだところで大量に笹掻きにした牛蒡を山ほど。後はもも肉、むね肉をほうりこみ、きのこ・白滝・油揚・ねぎに火が通ったら、キリタンポと芹をいれしんなりしたとみるや、すかさず口に放り込む、という段取りが悦子的キリタンポ。
これがあれば、冬場も男いらずのあったかさ。寒い女たち集まれ~と、うちわで集合を。今日の助手は、可哀想ないなさん。女たちのために牛蒡四本をせっせと笹掻き。そのかわり、途中まで我が世の春。何故か、いなさん大好きという女たちに囲まれお酒の進むこと。
佐藤美術館のクリスマス会が終わって合流の方たち、多摩美グラデの先輩・岡田女史と、お友達の伊藤氏・鈴木嬢も交えて宴もたけなわ。キリタンポも三回食べ尽くし、良かった良かった。
みそそ画伯のお迎えに来た、子犬タクシーのたっちゃんの車でかえる牧ちゃん、みそそ画伯をお見送りした後は、麻里伊の店で俳句&ダンシングパーティ。色気はないが元気はあるぞ!ってか。

武井好之展ー島紀行/おまけ編ー好之の部屋


6月に初めて沖縄に行ってから半年、混乱した頭を整理できないまま会期に突入してしまいました。沖縄病になった自分がまず成果かなと思いつつ、作品についてはこれからゆっくり考えようと思っています。はやく沖縄に行きたい。
沖縄病患者になるため その1
古波蔵保好(こはぐらほこう、やすよし)著「沖縄物語」「料理沖縄物語」この2冊は私が半年の間読んだ沖縄関係の本の中で一番ジーンとした本です。ビーチやダイビングだけが沖縄ではない、と思う私はこの2冊をお勧めします。興味のある方はぜひ読んでみてください。2冊とも絶版ですので書店にはないと思いますが図書館にはあると思います。

落合浩子展ー画伯、帰洛の途へ

昨夜は、巨匠橋本カメラマンによる作品撮影が夜半まで。終電コースは慣れっこの悦子と違い、画伯は大変だったと思うが、巨匠の入念なライティングの技を目の当たりにして感心することしきり。
巨匠のお仕事ぶりに誘われたか。WEB大里氏も御登場、お二人の会話を聞いて池波正太郎の小説を読んでいるよう、と江戸人情話に弱い画伯はうるうる。
京都の大沼憲章画伯や、テンペラの山本靖久画伯などの御来廊もあって慣れない東京で奮戦中の画伯、おおいに励まされる。激励といえば、落合画伯ファンのいなさんも駆け付けてくれたが、あがったのか恥ずかしかったのか、二人でうどんと蕎麦の好みの硬さの話を。頼むから絵の話をしてくれ~!来年は必ず落合展評を書く、と豪語していたので公表しておく。ちなみに、いなさんはハードボイルドな外観を裏切る柔らかもの好き。アルデンテという語は彼の辞書にはない。
今日は、画伯お父様のご友人松尾氏とお母さまのご友人浜口さんのご子息が御同席。悦子俳句友達純ちゃんと一緒に展覧会最後の一時を。最後に現れたみそそ画伯とともに江戸っ子なみに蕎麦をたぐられた画伯は新幹線で無事帰洛ーお疲れ様でした。以下、エールを。

胸中に確かなモチーフをもっている希有な画家・落合浩子。その画想を繙けば大学時代の上田正昭氏(日本の中の朝鮮文化ー共著者)による古代朝鮮の壁画の講義から啓発されたイメージに遡る。
それら埋もれた画想が彼女の中で発酵し、風化していく山河草木とそのあわいを生きる人間の残像として景を結び、画中に微光を帯びさせてきたのだろう。
震災を経験した俳人・永田耕衣 の句に「白梅や天没地没虚空没」がある。深い虚無と、それにもかかわらずほのかな白さをあたりに漂わす白梅の美しさとがオーバーラップして印象的な句だが、落合画伯もまたかかる経験をへて、画境に深みを加えつつあるのだろう。
削ぎ落とした色と形ではあるが、豊かさをたたえた画面。その「月光」に似た光を浴びて安らいだ十日間だった。じっくり歩を進めてさらなる域を開いてほしい画家である。

日本人になりたい講座ーアラン・ウェスト編

市川学園の土曜講座・「日本人になりたい」の講師として、アメリカ人日本画家アラン・ウェスト画伯と彼の表具を手掛ける(株)マスミの横尾靖氏が招聘され、対話形式の講演を行った。
東京芸大日本画科を卒業し、谷中のアトリエ兼展示場で独自の制作を続けるアラン氏の活躍は夙にしられるところだが、その制作を支える裏方であり、プロデューサーの表具店社長横尾氏との二人三脚秘話は、まれに見る面白さで受講生を魅了した。
広い階段教室の正面にアラン画伯の巨大な障壁画、と思いきや、巨大な掛軸五幅!。深い色調で描かれた背景の上に金泥の流水、さらに新緑と紅葉を施して華麗な春秋図である。一幅縦2M80CM、横1M20CMはあるだろうか。これだけでも度肝をぬかれる大きさなのに、その五倍の迫力たるや推して知るべし、てなもんで。
並みの表具師であれば言下に断るところを、横尾氏はとことんアラン氏のチャレンジにつきあったという。いわば二人の合作ともいえる傑作なのだ。外国の人だからこそ知る日本美術の素晴らしさを、アラン画伯は昇華してさらにダイナミックに展開してみせた。この志を横尾氏は見事に受けてたって、形にしたということだろうか。
アラン画伯は三味線、横尾氏は篠笛・能管をよくし、音楽部門でも息のあったところをみせる二人。しかも横尾氏は、奥様の実家の家業を継がれた元エンジニアというから驚くではないか。専門分野にこだわっている人にはけっして出てこない豊かな発想と果敢な行動力に脱帽した。
きっと落語も好きなんだろうな、と思わせて余りある二人の会話に引きずりこまれて、あっと言う間の二時間だった。その後の中高生の質問もいい感じで、また日本人になった子が何人もできたと思うとうれしい限り。そんな一日のおすそわけを今日は。

LABO展ー15th/エステな部屋

突然ですが、絵日記です。
ーで終わろうと思ったのだが、この怪しすぎる画像、なんか言い訳しないと画商生命にかかわるかも。
今日は土曜日、スーパーりこちゃんから「えっちゃんをきれいにしてあげる~」という電話が。りこちゃんの魔の手、いやいや魔法の手にかかると、みんなへなへな~。あまりの気持ち良さに立ち上がれなくなる。先日はサハラ隊員がお鼻をくりくりマッサージされて『あ~っ』。
放課後、到来物のおいしい焼酎と泡盛を賞味するトシ君画伯、いもきん氏、西野氏とそのお友達を後目に、おんな達はりこちゃんの魔の手、いやいや魔法の手にかかる。
今日のコースはパックとイオンマッサージ。パックなんて初めてよ~の悦子は、うれしさの余りつい前衛舞踏をおどる。八ヶ岳のセレブ・アズピは、今日の午後常宿の帝国ホテルでエステしたばかリなのにまたもや。麒麟画伯も椅子の上にねて本格にうっとり。う~ん、この場にまるで男なんかいないような女の館ぶり……みると、男たちは絶品の焼酎を手にうっとり。まぁ、いいか。
ちなみにこれは営業時間外のことにつき、念のため。


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