ミソリーノとエツコリーリャの旅

安住展修了後の悦子、りえぞー画伯の会期までみそそ画伯と取材兼営業の旅に。向かうは秋に展覧会を控えた沖縄。
例によって迎えに来てくれた清也取締役の車で、まずはコザの南京食堂でお昼ご飯。人気のない街コザの、裏寂れた雑貨屋こそみそそ画伯の格好の取材地、、射的場のように隙間だらけに展示される昔なつかしのグッズに喜ぶ画伯を後目に悦子もしっかり物色。
昼間は百貨店、夜はジモティの方々と熱烈友好のハードスケジュールのなか、みそそ画伯は市場の迷宮を喜々と走りまわり不思議な世界を見つけてくる。
映画の「旅芸人の日記」ではないが食うに困ったらこの道かなってちょっぴり思う。赤坂潭亭のご主人・高木懍女史と花の鈴木ひろこ女史が丁度食材研究にいらしていて、「うりずん」での合流をお許し頂き、地元の名士・上間氏と仲田氏を御紹介いただく。もちろん楽しい三線 ナイト。最後の晩にはあの大城美佐子先生の店で、12時過ぎからフィーバー。先生を描かせていただくご了解をとる。これで風景から人物にまで幅が広がった。どうせやるなら沖縄の人をなんとか楽しませるものにしなきゃね!
明日は朝一でりえぞー画伯の搬入アンド怒濤の初日、う〜ん濃い日々やのぅ。

首里の昼、那覇の夜

樋口展終了後、早速次の作戦開始。かねて懇意の陸奥男山酒造御曹子
駒井秀介氏の御紹介を受けて営業先にご挨拶を。若旦那のりりしく立ち働く姿に感銘をうけつつ、担当の方に繋いでもらう。
色々なところに御縁はあるもの、今回は首里でご自分のギャラリーを営む仲本京子さんという画家の方に巡り会った。なんと悦部屋を二年前から覗いてくれていたという。あなたが柴田さんですか、といわれると「すみません、こういうやつでした」と思わずあやまってしまうリアクションが我ながら恥ずかしい。
仲本画伯は、沖縄とニューヨークで個展を重ねているバイタリティあふれるお方。南国の底抜けに明るい色調の絵を拝見しながら、彼女のキュートなお人柄に魅了される。かたわらにはダンディなご夫君が控えられ暖かくむかえてくださったのも有り難いこと。
いつもエネルギーをくれるこの島の、ネイティブが描いた沖縄の絵は、ナイーブアートの枠を越えて新鮮な驚きをもたらしてくれた。来週のニューヨーク行きをつたえたら、MY art prospectsにも行った事があるという。まったく世間は狭い。
沖展で浦添市長賞を受賞した宮城忍君に向かえに来てもらって、首里そばの美味しい店でお昼を堪能。さすが首里だけあって上品この上ないお味、店の名は、、う~んと、なんとかギャラリー。とにかくお勧め。
宮城くんのアトリエっで打ち合わせ後、宮城パパの経営する「マルメロ」というケーキ屋さんでニューヨークにおみやげにするバナナケーキを注文。これがまたうまい!
夜はかの大城美佐子先生の民謡酒場「島想い」で歌と踊りを。嘉手刈林昌先生の思い出話などしみじみ拝聴する。沖縄はへのこという所ご出身の大城先生、その頃は女がサンシンをもつだけでオバアたちの顰蹙をかったという。彼女の激動の人生をちと垣間みて、歌がなおさら胸にしみた。
仲本さんにしろ、大城先生にしろ、このような魅惑的な女たちが今も生きる沖縄。そのやさしさとパワーに今回もなにか励まされた想いで、島を後にした悦子だった。

シーサー君さよなら!

にぎやかだった宮城忍展も今日が最終日。今回も大好評のうちにお婿いりのシーサー君の新しい家族の御紹介を。
箱入り息子のように抱かれて向かう先は、小水家。お家では奥様の和代さんがお待ちかね。花をかざってお迎えしてくれた。名前はラフティラフティと名付けられた。
我がWeb大里氏も今日からは迎えてくれる子が。電気もつけてくれるといいね。
宮城君お兄様の奥様とご親戚・渡辺ご夫妻も今日は車で大事な子のお迎えに。
テラコッタ作家の加茂ちゃんも新婚なら、コバッチ夫妻は超新婚。いいもん!悦子には牧ちゃんがいるもん!と二人で阿吽のシーサーに。ご利益ありそう~。
最後の滑り込みで龍進君も。このお方も二年越しのラブコールがやっと叶って最後のラブリーちゃん達を。いっぱい可愛がってね!
という訳でめでたく完売御礼!あとはご注文になるが、なんくるないさぁ宮城君がんばれ~!

武井好之展ー島紀行/おまけ編ー好之の部屋


6月に初めて沖縄に行ってから半年、混乱した頭を整理できないまま会期に突入してしまいました。沖縄病になった自分がまず成果かなと思いつつ、作品についてはこれからゆっくり考えようと思っています。はやく沖縄に行きたい。
沖縄病患者になるため その1
古波蔵保好(こはぐらほこう、やすよし)著「沖縄物語」「料理沖縄物語」この2冊は私が半年の間読んだ沖縄関係の本の中で一番ジーンとした本です。ビーチやダイビングだけが沖縄ではない、と思う私はこの2冊をお勧めします。興味のある方はぜひ読んでみてください。2冊とも絶版ですので書店にはないと思いますが図書館にはあると思います。

武井好之展ー島紀行/また新たな旅のはじまり

武井画伯の島紀行ー長い旅路の航海おえて…。思えばセスナのお話からはじまった旅。沖縄に行く前から、すでに旅のお人となっていた画伯の心入れにまずは感謝を。
道中のくさぐさは、本展の画帖に描きとめられた色々な風物に象徴されているが、楽しい発見に満ちたものだった。その新しい発見が、かつて心を留めていた様々なものにつながっていくー画伯が沖縄の「おもろそうし」という古謡を感興深く読んでいたことは知っていたが、会期中若い頃読んだという柳田國男を読み直し、再発見するものがあったという一事は、この旅の意味をさらに深くしたように思う。
風景のみならず、そこに生きる人間の気配やものの有り様までも筆触のうちに捉えようとする画伯の試み、それはあくまでもさりげないものであり、もっといえば密やかな匂いのするものである。
沖縄の風光といった時、激しい色彩と光がイメージされるかもしれないが、画伯は光きらめく昼ばかりでなく漆黒の闇濃い夜にも同じように感応する。その落差の中にこそ彼の求める着地点はあるのではないか、と。
思えば今回は、上空からその着地点を捜す旅だったかもしれない。偶然といえばいえるような「島」との出会いだが、胸中に何かを志向していなければ遇えるものではない。次は宮古か、石垣か、八重山歌謡の歌垣も加えて、また未知なるものへと画伯の旅はつづく。
今日の便で、沖縄からいらした牧ちゃんの叔母さまと、麻里伊のお店でゲットした首里の兼城卓也氏など、いらして下さったうちな~の方の画像で最終日のしめくくりを。

武井好之展ー島紀行/にぃにぃーず?

沖縄は石垣島に住んでいた過去を持つ中尾画伯。島の名人直伝の腕を先日ご披露目下さったが、武画伯も人優れてリズム感の良いお方。早速即興でつまびくと、もうさまになっている。今日はもう一人、音感のいいみそそ画伯がチャレンジ。調音する様子はすでにプロ。これでにぃねぇーずの結成も可か?と沖縄の美術界のみならず音楽界にも色気を。
さすが、師走の風が身にしみる今晩は、諏訪から訪れたアズピ画伯とWEb大里氏とともに、たらちりでおいちい生活。白子の季節に何時の間にやらなっていたのね。すっかり南風に吹かれて忘れていたかも。
画郎には、画伯の高校時代の恩師・野地先生ご夫妻が。古文漢文もよく出来たという画伯、野地先生の薫陶で短歌作歌の日々もあったらしい。このところ、違う歌合戦はしてるがいずれ本格の歌会でもお手合わせ願いたいところ。

武井好之展ー島紀行/赤坂潭亭ー沖縄懐石を味わう

潺画廊さんでの展覧会で、画伯とコラボレーションした作家・鈴木ひろこ女史の御紹介で、赤坂潭亭から五升がめをご提供いただいた。今日はその御礼にお出かけ。
赤坂小にほど近い地下に、隠れ家のようにあるお座敷。先付け、前菜、お椀、お造り、と続く洗練の極みの沖縄料理。へぇ~これがイラブチャー!どぅる天ってなになに?と身を乗り出していただく。泡盛もほどほどに回って、はたと気付くともう終電。またも武画伯走るはめに。
画郎には個展がおわったばかりの加藤良造画伯、諏訪敦画伯、武画伯の教え子さんたち、悦子俳句の友・はっちゃんとそのご主人山本氏御来廊。画伯に熱い激励を!

武井好之展ー島紀行/武大人を巡る人々

今日は武画伯刎頸の友たちが御来廊。なんと予備校時代からえんえん三十年の付き合いという。一番気のおけない仲間なのだろう。住むところも近くなら、お仕事もご同業、もしくは業界。もつべきものは友とは言い得て妙ですな。
さて、すでにお馴染みのメンバーだが御紹介。笑う動物シリーズの鈴木強画伯、芸大でも一緒の林信夫画伯、その林画伯とは高校も一緒だったフレーマー澤田治孝氏が面々。この方たちの娘分という役まわりの大野麻子画伯も初日に続いて。
今日は、武画伯の教え子の予備校生も加えて、新旧お受験談義。悦子ももうちょっと浪人してたら、武井先生の教え子だったかも?と思うと複雑な心境。明日をも知れぬ身の上は、今でも変わらないけど、本当にお受験時代は日々崖っぷち。その時代を共有するというのは、得難いことと思う。画伯たちの仲の良さもむべなるかな。
さて、引き続いてご紹介するのは、茅ヶ崎仲間でもある中尾誠画伯とギャラリー俊の吉田春彦氏。蛇味線をたづさえてオキナワンな一時を。
もうすぐサンタフェに帰る依田万実画伯も交えて、サンシンの響きを味合う。
湘南グループの葉山組・両青山画伯たちもこの際一緒に。浩之画伯は武画伯の教え子にして、かつては予備校の後輩という深い仲。男同士の熱い会話は、泡盛のカメをとうとう逆さにするようなことに……。
これを沖縄では、いいあんべぇ~、という。

武井好之展ー島紀行/あぁ忘年会!

世は師走。忘年会シーズン真っ盛りのこの季節、しかも土曜日となれば今日は忘年会やらコンサートやらお誘いが山ほど。開始時間の早い観音劇場の二胡はあきらめ、放課後は30年来参加の元バイト先の忘年会へ。
武画伯のいとこに当たる鈴木幸子さんは、雰囲気がそっくり大人。キュートなお話ぶりのお方。また、奇しくも悦子同級生・ともちゃんと同じマンション住まいの西村氏も湯河原から。乾漆造形作家の古伏脇氏は奥様をともなって御来廊。
野地氏は偶然にも武画伯の高校時代の後輩。美術部ではなかったそうだが、高校時代にはよく鎌倉の近美に通ったとか。今のお仕事につながる目を養っていたのだろう。おりしも居合わせたスーパーりこちゃんは、最近お嬢ちゃんが美術館に興味しんしんとか。ご教育の賜、なにより。
さて、忘年会だが、学生時代のバイト先の喫茶店と俳句の会の掛け持ち、ちょっとずつ顔出す。もちろんメイクはりこちゃんのスペシャルメイク、どうよ!の仕上がりとなった。

武井好之展ー島紀行/紳士はお甘いのがお好き?

府中美術館館長の本江氏御来廊、初対面の武画伯の画帖がいたくお気に召したらしい。沖縄にはまだ御縁がないというが、ハブにさえ会わなければと、興味しんしん。美と食は通じるといって、かつて東京近代美術館学芸課長時代には、新人が入ってくるとまずおいしいものを食べに連れていったという。意外や甘もの通でもある氏のお勧めは一聴の価値あり。今日は武画伯お母さまご恵贈の精養軒アーモンドビットを堪能せられた。
続いて登場の武田州左画伯は、故御母堂が晩年愛好したという、餅吉のおかきを懐かしそうに。くしくも同席の多摩美同級生・山田宴三画伯
と久々の四方山話など。
先般個展終了したばかりのムラコ画伯も、まだ疲れの取れやらぬ身体で駆け付けてくれた。湘南チームの若手として参加が決まったばかりの身、ここはやはり長老に表敬か。
夜の部は、潺画廊さんの作家仲間の彫刻家高須賀氏、芸大後輩西野正望氏、出張帰りのいなさんなど男っぽい方々の御来廊。泡盛を汲みつつ、日本と芸術の未来を語る熱い夜となった。
悦子は、そんなお熱いのがお好きな紳士方のお話を片方の耳で聞きながら、パソの御勉強。う~目がかすむ~。小学校のパソの先生をしている水内嬢、小学生よりじっとしていない悦子をパソの前においとくのに一苦労。すまんですゥ。

武井好之展ー島紀行/なんくるないさぁ~

疾風怒濤の初日兼忘年会の様子は画像でも推し量れるだろうが、その後武大人セイヤ大人を引き連れて朝まで歌いつづけた悦子ってホントに画商?
悦子画廊で個展をなさった画伯たちはよくご存じだが、画伯たちは展覧会初日がゴールだと思って、渾身の力で駆け込んでくる。これで徹夜も最後だという安心もつかの間、その初日からまた怒濤の日々が始まるのである。
今日は枕を高くして眠れるという最良の日、またもおやっちまう徹夜。その日沖縄にかえるセイヤ大人と、名残を惜しむ武大人の愛の交換歌合戦ーしかと悦子が立ち会わせていただいた。
登る朝日に目をしばたたかせながら帰る道のりは遠かったけれど、ほどんど同年の私たち、意外と若いかも、、。
初日、大変な人で絵が見れなかったとまた来てくれた、がぼやんこと渡辺薫画伯はじめ、武井画伯お母さま(80才)とそのお友達石川とよさん(81才)のお元気パワー全開の方々に励まされつつ。 武井画伯のお母さまはさすが武大人を初め男三兄弟を育て上げた方だけに素晴らしく明るい!ラテンの血はどうやらこの方がルーツ?お母さまのようになんくるないさぁ~、と笑って生きたいもの。
また夕方きてくれた柴田由美子ちゃん画伯と名古屋から来てくれたラテン男・サンバ牧くんを引き込んで若者パワーももらう。最年少画家の由美子ちゃん画伯、なんだか沖縄の子みたいでどうも他人と思えない。
今日はラテンな人々の御紹介を。
武井好之展ー島紀行VI
武井好之展ー島紀行Ⅲ
武井好之展ー島紀行Ⅲ


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