2020.9.28(月)〜10月4日(日)
12:00〜19:00 最終日は17:00まで
関連イベント
9月30日 (要予約)
高橋さわこ氏(フラワーコーディネイター)による苔玉・苔盆栽ワークショップ
10月3日(土)、4日(日) 要実費
六本木・一億 植田愛さんのお菓子とコーヒーを楽しむ午後
作陶35周年の節目であり、還暦記念の陶展が今日から。
丹波山中に登窯を作り、自ら職人と称して唐津や朝鮮唐津、祥瑞染付や錆絵金彩、黄瀬戸、焼締、三島、粉引などあらゆる技法に挑戦してきた永江の35年間が
狭い画廊空間を濃密に満たしている今展。
そもそもロックやブルースに耽溺するギター青年が、なぜ陶芸の門を叩いたのか、35年前のミラクルな回心ー古陶の美しさに導かれて近隣にあった滴水美術館の陶工養成所からそのキャリアは始まるー以後、美術館の名品を師とし、茶人や料亭、骨董仲間に揉まれながら制作を続けてきた。
その傍ら、八重山民謡の後冨底周二に師事し、日本最南端・波照間島まで通い続ける日々を送っている。残念な事に師は昨年亡くなったが、その魂を継ぐべく唄三線の道も弛む事なく続け、窯の火入れの前には渾身の唄を捧げるのだとか。
今年はコロナ禍のため、石垣島で予定していた還暦記念ライブも断念せざるを得ない状況だったため、怪我の功名というべきか、今展に向けて十全の準備が整った。いつもの三線のライブができない代わりに、色々な方のお力添えで器を楽しむ様々な催しが出来ることとなった事にも感謝したい。
初日の今日は、画廊近くの鼎泰豊で祝杯。35周年と還暦おめでとう!