山菜の恵みニ連発ー長野&中野

連休中、牧ちゃんも悦子も長野で山菜尽くしを堪能。悦子は吉川御大画伯邸で、お庭内の山菜を賞味。おまけに猪、雉子、鹿肉入り猟師鍋までつくっていただいた。お元気なご家族のご様子を。
また中野のいもちゃんのお店では、牧ちゃんお持ち帰りのこごみ、蕗、たらの芽、こしあぶらなど山菜を、かずえさんが絶妙のタイミングで。去年はこの山菜が松露に化けて、茅ヶ崎・吉田邸の朝食御馳走事件というワラシベに出世した。
今年も無事、山の幸を頂戴し夏までのりきるぞー!

中野先生を祝う会ー教え子編

新聞やテレビで報道されたとおり、多摩美ーズたちの先輩でもあり恩師でもある中野嘉之先生が、先月芸術選賞・文部科学大臣賞を受賞された。そのお祝いの会を教え子たちで、と今日銀座で。
ひとくちに教え子といっても、その総数は何人になるのか。先生の年齢に近い先輩は、もう五十代なかば。現役の学生に近い後輩はまだ二十代そこそこだから、全部集めたら大変な事になる。そのなかでも絵を描き続けている方達を中心に今回は集まった。
長い画家生活を一貫して野党精神を以て通されている先生だけに、今回の受賞は本当に喜ばしいこと。五年ごと十年ごとに著しい脱皮をくりかえしながら、果敢に挑戦してきた後ろ姿は、われわれ後輩にとっても大変な励みとなっている。今日は70人近い後輩から、長年のお礼かたがた先生への祝いの詞を。花束は特別に、故加山又造先生の御子息・哲也さんご一家(揃って先生の後輩)より。贈呈役は芸術学専攻の万葵ちゃんが担当、中野先生との三代に渡るおつきあいを寿いだ。
先生からは、「たとえ在野であっても、常に挑戦する気概をわすれずに」という檄とともに、鳥を描いた色紙三枚をいただきビンゴで決戦。見事気合いの入っためでたいお移りをゲットした幸せものも。
三十余年間、画家としても教師としても、全力で走っていらした中野先生の、今日は束の間の休息。うれしそうで何よりだった。さらなるご健筆を祈るものである。

軸装展富山巡回ーつかのまの珍道中

昨夜11時池袋発の夜行バスで富山に向かう。雪の黒部をうつらうつら揺られて過ごし、まだ暗い富山駅で、堀氏の出迎えを受ける。
休む間もなく堀氏の毛皮に覆われた流星号に乗り込み、いざ新湊の魚市場へ。もう競りはおわっている時間だったが、底引きの船がそろそろ戻ってくると聞いた立山画廊主が、二階の食堂で待つという。地元の魚市場の食堂!つい展覧会だという事を忘れ、かにみそ熱燗コース。時間はまだ七時というのに、、それとも夜が長いの?
思惑通り、船が帰ってくると地魚満載。昨日まで風で船が出なかったというから、つくづく運がいい。かくして雨晴海岸に蛸が上がる仕儀になった訳である。ちなみに二本欠けているのは悦子が味見したため。そののち生のあばれる蛸を塩でマッサージ、立山画廊主ご母堂が「みきちゃん、今だが!」とふたを開けた鍋で約十分ご入浴のほかほかのムチムチを一気にいただくムサボリビッチ・タコスキーたち、、。その他生バイ貝、ソイ、メバチと日本海の海の幸が。あ~ほんとに何しにきたの~。仕事よ!仕事!武さん箱書きは~と叫んでも誰も振り向かない。
この上は立山画廊主の心尽くしをとことん有り難くお受けして、近所のなまず温泉へ。朝から込み合うこの温泉、富山はつくづく豊かだなあ、と日頃のあくせくを反省。
もちろん午後は、画廊で旅にでたわが子の姿を目を細めて眺める武井画伯のご相伴。箱書き揮毫の画伯の手もとも危なげなく安心したら、あとはおぼろ。どうも昨日慣れないバスで眠れなかった澤田氏に付き合って爆睡したらしい。林画伯は例によって端然としたものだからいつ寝たのやら。
東京展からはじまった青春カムバック編もどうやらこの珍道中を経て終点へ。わずか12時間の滞在とは思えぬ濃い富山滞在だったが、これが病み付きの起点になるかもと、タコスキーたちを前後左右にみながら思った事だった。

 

武井好之展ー茅ヶ崎ギャラリー俊にて

お馴染み茅ヶ崎のプリンス・吉田春彦氏の企画によるギャラリー俊での個展が昨日から始まった武井画伯。今日はその怒濤の日々の慰労と激励のために地元方面のお仲間が集まり、展覧会鑑賞後地魚の名店「赤い魚」で宴席を。
今回は茅ヶ崎を描くと題された通り、一年掛りで茅ヶ崎を丹念に取材した成果を問うもの。ご存じ濱降祭や駅・サザンビーチほか地ビールや三鈴の御菓子など、軽妙なタッチの作品が並ぶ楽しい展覧会。軽やかな錦絵とでもいうべきか、茅ヶ崎らしいあっけらかんとした乾いた風趣が、やや淋しさをともなった残像のように画伯の手によって描かれた。
先般の軸装展に連なるお仕事につき是非ご覧あれ!まずはご報告。

高崎昇平展と合流

おりしも隣のギャラリー朋さんで個展中の高崎氏が、いただいたお酒を持参してご来廊。7時過ぎれば無礼講とばかりに、両画伯を囲んで各種酒精のお味見の会。
京橋コパンダールさんで個展中の武大人は禁酒中のため香りだけの聞き酒。香道の作法に近い手つきで古酒の度数当てを。
函館の典子さんは、三月から勤め先の新聞社の東京支社に転勤とかでお部屋探しに。文化事業部畑で活躍するだけあって絵に関心が深い典子さん。早速新居用の一枚をゲット。まいど~!
次の日には牧ちゃんが、北海の珍味と南国の珍果カニステルをご持参。一日の時差はあったが、昨日の酒の味を思い出しながら、もくもくとシッタカ貝をホジル。毎日誰かが何か持ってきてくれるありがたさに、阿部画伯も悦子も陶然として日記用の画像を撮り忘れるのが難点。かろうじて理性があるうちにアップしとこうっと

富山マイラブー北日本新聞の取材

富山の北日本新聞の取材があった時に居合わせた方は、奇しくも富山に15年住んですっかり富山ファンとなった友部さん親娘。富山に住む友達に聞いてと、堀画伯描く「富山八景」を見に来てくださった。入念に取材した堀画伯の一幅一幅に、美しい富山の風光を見て喜んで下さった。
北日本新聞の記者の方も丹念に見て、早速友部さん親娘の写真入り記事を配信して下さった。北日本新聞の社宅が茅ヶ崎にあるとかで、武井画伯の描く湘南風景もよくご存じの様子。今月20日から始まる茅ヶ崎・ギャラリー俊での武井画伯個展も見て下さるとのこと、うれしい限り。
その後、友部さんに今展を御紹介下さった片山さんが富山からお母様を伴ってご上京。なんでも新聞を読んで、どうしても見たくなってとの事。富山にも巡回するのに、わざわざ東京にきて下さったお心、本当に有り難い事だった。日にちは前後するが、富山を愛する方々を是非ご紹介いたしたく今日の画像を。

これが青春だー悦子編

先日の画伯たちの青春も新宿と阿佐ヶ谷だったが、今日は悦子の青春編。
同じ時期にクロスしていたらしいのが、時代というものか。展覧会とはちょっとはずれてしまうが、お許しを。
ご存じウェブ大里氏の隣にいらっしゃるお方、名を八木氏という。悦子が阿佐ヶ谷と新宿で沖縄のセイヤと今はカナダにいる玉恵たちとそれこそ梁山泊だった頃、仲間のキサオの映画学校の先輩として、兄貴分で関わってくれていた御仁が彼。

悦子初ボーイフレンドの友人でもあってこの時も偶然の出合いに驚いたが、今回は大里氏の昔からの仕事仲間として登場。またしても繋がる友達の輪!てな事で、今日はこのトライアングルの偶然を言祝ぐ日に。
もともとは上海にいる彼等の先輩・福田氏の夫人が悦子と多摩美同級生だったことからわかった事。ともあれ一度には説明できない複雑怪奇な御縁ながら、それぞれの青春の日々を語りつつ、杯を重ねたことだった。
右はその会合の場となった月島の名店・岸田屋。なんとものどかに看板猫が丸まっていたので御紹介を。

 

東京さ帰っただー林信夫・山田りえ展

雪の秋田からようやく上京、新年そうそうに藤沢さいか屋で開かれている林信夫・山田りえ展へ。
このメンバーとは年末怒濤めくるめく朝までバージョンの忘年会をしたばかり。りえぞー画伯はぎりぎりまで御仕事だったのででれなかったが、今日はその分までお楽しみ。
新春にふさわしい晴れやかな展覧会で御慶御慶。今年はかくありたいものである。まずは、その画像の御紹介から。額屋の澤ちゃん三連発なのは彼も正月返上で、お二人のための御仕事をなさった御労い。また中尾氏には昨年11月お嬢ちゃま誕生とか。五穀豊穣・万年豊作・子孫繁栄・家内安全・商売繁盛、、っと。

上田社長宅でお茶会デビュー

帯広帰りの里佳画伯を待って、画材店ウエマツの上田社長宅でお茶会。屋上というか屋根の上に庭園がある風流な邸宅に設えたお茶席はモダンと数寄の極みだった。
まさしくニューヨークに住む里佳画伯にぴったりのお茶会デビュー、まずは持参の着物に着替えてから。社長夫人・紀子さんのやさしい導きのもと、悦子が先例をと躙り口からおしとやかにお席入り、、の筈がいきなり頭をごつん!。とんだお正客にいきなりなごやかになった茶席、あとは知るべし。
楽しく午前中いっぱいお茶を堪能して、ご用意のお昼までするするいただき、初めてのお宅とは思われないほどの寛ぎ感をまるで不思議に思わなかった。一重にご主人夫妻のこころ遣いのたまものだろう。とりどりの野草に彩られたお庭を眺めながら、里佳画伯のはじめての茶会が幸せなものだった事をうれしく思った事だった。
また着物姿の懍としたたたずまいの里佳画伯はことの他美しく天はニ物を与えたもうたとひとしきり感心。是非その姿を皆様にも。
都会のモダンな空間でありながら、ぽっかり浮かんだような時間をくれた茶席だった。時間を忘れ、おいしいお茶を堪能させて下さった上田社長ご夫妻に心からの感謝を!

白蓮のうちに宿せる浄夜かな

蓮の絵を愛でる茶会を、とのご所望により句友・紀子さま別邸で一服。昨日ペナン島から帰ったばかりの紀子さまのお手前はいかにも涼しげで、今日の正客・珍味担当役員杉田氏は惚れ惚れとその捌きに見入る。
実はこの蓮茶会、まだ飾る場所がないというご所蔵の杉田氏のために、かねて悦子がお約束していたもの。紀子さま別邸は人形町という便利な場所にあるので、この際甘えて特別に設えていただいた。
浄夜と題された「蓮」の絵の作者は吉川優画伯。画廊とは違う光と室礼の中でしみじみ拝見、美味しいお菓子とお茶をいただきながら至福の数時間を過ごした。杉田氏には、紀子さまじきじきのお茶の手ほどきもあってさらに感激!夏休みならではのゆったりした午後となった事だった

行く夏や同級会のここかしこ

秋田では、お盆の頃には秋風が立つ。季語の季感とあまり時差がない気候なので旧暦ですべて祭りがとりおこなわれる地域だ。七夕の頃の暑さが嘘のように涼しい夜風に吹かれながら、同級会の群れ群れが町にくり出す。
帰省中の若者のにぎやかな一団をかき分け、オジオバ組もいざ出陣。明日は東京に帰る悦子も最後の宴に。小中時代の同級生とは、地元ゆかりの小野小町のお堂のある小町園でどんちゃん。卒業時に書いた寄せ書きの、恥ずかしい一文を皆で読みつつ往時をたどる。
その後、湯沢のゴローさんのとこで、今回の七夕展の打ち上げ。高校時代の同級生・エコちゃんこと柴田栄子さんがいなければ、秋田展は実現しなかった。また、栄子さんの旦那・英助さんの一年先輩が友子さん、という御縁がさらに楽しい輪となって悦子の秋田ライフを深めてくれた。この二人にスペシャルサンクスを。
そう遠くなく半世紀をむかえるこの三人娘もそれぞれの境遇を経て、一年に一度七夕に会うというお幸せを共有する事に。郷里というのは有り難いものと年々思いを深くするが、それもこういう友がいればこそだろう。
今日は湯沢を代表する色男・ゴロー氏の経営するジャズ串揚げバーで名残の宴を。ゴロー氏は秋田艶笑譚や秋田グルメ本などの執筆もする一方、独特の語り口で和ませつつ絶妙のタイミングで串揚げを供す。今日は入りきれないお客さんと対応しつつ、また楽しませてくれた。ここのジャズコレクションも一聴の価値ありーなのでこの機に画像御紹介を。いつもこの顔ではありません、念のため。

湯煙りすっぴん対決!ー秘境泥湯

にぎやかに会期を終え、今日は撤去。拉致されたまま、明日は名古屋への長い旅路を走るイチロウ先生の労をねぎらうために、秋田が誇る秘境中の秘境、泥湯温泉へ。
といっても湯沢から車で40分。悦子んちからだともっと近い。途中、谷底にくらくらしながら三途川という川を越え、硫黄のけむりの中川原毛地獄へ。明治時代まで硫黄鉱山だったこの辺り、まさに草木も生えない土地。車もすれ違えないような道が途切れるところに目指す泥湯が。昨今の秘湯ブームで知る人ぞ知る名所になっているが、実際に来られる人は少ないに違いない、まさにつげヨシハル的温泉である。
時刻ははや夕方。夕餉に向かう泊まり客を後目に、ゆっくり白濁した硫黄泉につかる。ここの露天で、イチロウ君と友子さんの息子コウちゃんのお宝すっぴん御体画像頂戴。その後、川原がそのまま温泉になっている大湯滝で、さわやかにすっぽんぽん!あ~日本に生まれてよかった。夏場はここに暮らしている人がいるくらい、いいお湯。とはいえ脱衣場もないんだけどね。さすが、男チームとは少し離れたところで湯煙美女となった悦子と友子さん。遠巻きから眺めていたイチロウ氏のいう事にゃ、桃が四つぷかぷか浮かんでいたそうな。
すっかりリフレッシュした我々は、湯上がりの一杯を求めてネオンの中へ。という顛末を今日はご報告

イチロウ秋田巡業編

横浜高島屋での展覧会を無事終了。そのまま秋田に拉致される事となったいっちゃん氏。15キロばかり軽くなったワゴン車で、東北道をひた走る。昨日徹夜の悦子のナビはいかにも怪しいが、やっぱり間違え、一旦乗った高速を降りるはめに。確か、この道は10日ばかり前齋藤隆画伯に絵をお返しに行くとき通ったのに~と叫べど、無情にも勘違いだった。
なんだかんだの珍道中も最終目的地に着くもの。今日からお世話になる秋田美人の会湯沢支部会長・友子さんちに深夜イチロウ君を預け、悦子は爆睡。翌朝は日展湯沢展のレセプションのため、長野から織田有紀子画伯が来湯。わずか三時間程の滞在だったが、御本家柴田周一氏と友子さんとで迎える。
七夕祭の本番は5、6、7日。町の中ところ狭しと並ぶ絵灯籠には美人画が描かれ、宵闇が迫る頃には灯がともされて、なんとも妖艶な雰囲気に。
みそそ画伯ゆかりの西馬音内・佐藤氏夫妻や友子さんの着物の生徒さんやら美人だらけの宴会に、イチロウ先生もご機嫌。最終日には秋田から民俗学の先生や博物館の学芸員の方たちも宴会に参加。おおいに盛り上がった。
駆け足だが、その一端を。

T大人歌手デビューと浜降祭

なんだか、連日大忙し!のため日記掲載が遅れているが。今日はお詫びに秘蔵中の秘蔵お宝写真を。実は密かにT大人歌手デビューを画策している悦子。無事プレデビューの日を迎えた画像を抜かりなく。場所は都内ジャズ倶楽部。演奏するはご存じ銀子の友人T氏のトリオ。ステージママとしてはハラハラだが、一般のお客様の前で堂々の歌唱はお見事の域!次報は今秋の本格デビューまで待て、ですか。
さて、一夜明けて小林身和子画伯の搬入後は、御待ちかね『暁の祭典・浜降祭』へ。なにせ暁だから、深夜二時に宮出し。搬入から初日までのスリリングな何時間を祭り三昧でという野望をもって茅ヶ崎・池田亭へ。池田亭主人義孝氏は仕事のため不参、代わりに美弥子夫人の妹夫妻と松谷画伯のメンバーで。アジアのツアーガイドのような出で立ちの美弥子夫人、地元のケモノ道を知り尽くした人ならではの緻密な案内を。鶴峰八幡の宮だしを振り出しに海まで延々三時間神輿に密着。いよいよ浜降りの前には抜かりなく団子屋でほかほかの団子ゲット!海に入る神輿を追いかけたり追いかけられたりずぶぬれになりながら、同じく頭から潮をかぶっている酒呑亭N氏もゲット!海上がりの珍品なり。
その後、吉田氏邸で心尽くしの祭りの振る舞いを受ける。しかも、御舟様が愛した湯殿で潮を流すという特別な計らいも。アトリエは神韻渺々とした空気に包まれ、呆然とするばかりの我々お祭り探検隊の前には、松露をかたどったエリンギの炊き込みご飯松の実付き。朝の七時に次々に供される御馳走の数々を堪能し、これ以上いたら余りの心地佳さに昼寝してしまうというぎりぎりのところで、今日が初日だということに気がつく。いかん!いかねば!春彦氏と浜降祭の神様たちに感謝して茅ヶ崎を辞す。

ミソリーノとエツコリーリャの旅

安住展修了後の悦子、りえぞー画伯の会期までみそそ画伯と取材兼営業の旅に。向かうは秋に展覧会を控えた沖縄。
例によって迎えに来てくれた清也取締役の車で、まずはコザの南京食堂でお昼ご飯。人気のない街コザの、裏寂れた雑貨屋こそみそそ画伯の格好の取材地、、射的場のように隙間だらけに展示される昔なつかしのグッズに喜ぶ画伯を後目に悦子もしっかり物色。
昼間は百貨店、夜はジモティの方々と熱烈友好のハードスケジュールのなか、みそそ画伯は市場の迷宮を喜々と走りまわり不思議な世界を見つけてくる。
映画の「旅芸人の日記」ではないが食うに困ったらこの道かなってちょっぴり思う。赤坂潭亭のご主人・高木懍女史と花の鈴木ひろこ女史が丁度食材研究にいらしていて、「うりずん」での合流をお許し頂き、地元の名士・上間氏と仲田氏を御紹介いただく。もちろん楽しい三線 ナイト。最後の晩にはあの大城美佐子先生の店で、12時過ぎからフィーバー。先生を描かせていただくご了解をとる。これで風景から人物にまで幅が広がった。どうせやるなら沖縄の人をなんとか楽しませるものにしなきゃね!
明日は朝一でりえぞー画伯の搬入アンド怒濤の初日、う〜ん濃い日々やのぅ。

齋藤隆展ー気仙沼にて

7月の京橋界隈展の打ち合わせ旁々、気仙沼リアスアーク美術館で開催中の齋藤隆展に。川内村から三春に帰省中の画伯をピックアップして気仙沼にいくために、朝四時東京出発。運転はご存じ・ドーベルマン運送村山氏につき、眠くてへろへろの悦子は早速毛布とお友達。一気に東北道を北上、8時には画伯宅に。画伯と合流後さらにみちのく三人旅。見事、昼食は気仙沼のお寿司に間に合うところが、プロの走り屋よのぅ。
近海もの本まぐろや名物フカヒレなど賞味後は、いよいよ超モダーンな美術館へ。お迎えいただいたのは、プリンスの名を献呈したいような美丈夫の学芸員・岡野氏。ワークショップで油画をやっているというプリンセス・磨由美ちゃんも御同席頂き、気仙沼と美術館のあれこれをレクチャーしていただく。
放浪時代の齋藤画伯の貴重なスケッチはじめ、未発表の作品も並ぶ見応えある展観は圧巻。やっぱり鬼才!の画伯、最初から凄い。真っ黒に描かれた人物は、一緒に土方の仕事をした仲間がモデルとか。何を描くか明確に分かっている人の線はやはり強い。要はこの思いの有る無しか。
感動という言葉では置き換えられない何かを呑み込んだような気持ちで辞す。確かにあるもの、、きっとその塊だったのだろう。24時間かかって振り出しの自宅に到着。ドーベルマン村山氏に感謝!!

川崎さいか屋で大野麻子展

当サイトでもお馴染みの大野麻子画伯の展覧会が、19日から25日まで、川崎のさいか屋で。ご担当は吉田正美氏。初日の今日はさいか屋美術画廊のマドンナ・永澤嬢のために、例のかぶりもの(今回はカッパ)をつくった麻子画伯による献上の儀が。 もう一人のマドンナ・窪田嬢も麗しく参加し、つつがなく儀式を終えた顛末をご報告。
小雨ちらつく川崎だが、麻子画伯の春色で画廊のなかは明るい。いつもてきぱき出来る系の永澤・窪田両嬢も、かっぱの甲羅を背負ってうれしそう!麻子画伯のかぶりものは超レアな縁起ものにつき、今後の「大吉」は約束されたといえよう。いい出会いがありますように!

茅ヶ崎吟行

俳句の会の仲間と今日は茅ヶ崎に吟行。吉田春彦さんの御紹介で、小津安二郎監督がよく利用していたという名旅館・茅ヶ崎館へ。
久々の吟行にすっかり遠足気分の俳誌「や」のご一行は「湘南ライナー」に乗り込むや早速句作。現地で俳句修業中の池田美弥子画伯、樋口薫画伯、武大人画伯、うなぎ田ポチくんと合流、まずはご当地茅ヶ崎美術館で「版による表現・木版画さまざま」展を鑑賞。しかるのちうらうら散歩しつつ句想を練り、春彦さんご用意の昼食後いよいよ句会。
ちなみにいいだしっぺの悦子がな~んと最高得点句。以下それぞれの句を怒濤の一挙掲載
白波の立ちては折るる端午かなー遠見(悦子)
行かぬ道赤くつつじの咲いておりー磨女(まめ)
小手毬や女優の部屋の堅くとづー麻里伊
古机台本(ほん)書き終えぬ麦の秋ー馬入(うなぎ田)
貞奴のうなじの青さ松の花ー洋三郎
草取りのおばちゃんそれは菫だよー茶壷(樋口)
まめあじの太平洋を泳ぎしかー海子(池田)
青なり新しき風吹抜けりー武大人
男等が海からあがる青嵐ー十郎
「友情」の文字に装飾子供の日ーさくら
風青し小腹の減りし版画展ー松助
サーファーのゆうるり波に呑まるかなー九里
てなことで無事終了。あとは南郷から柳島へ歩いて漁師料理の万蔵丸で食事をしつつ二回戦。その後画廊ご用達のカラオケBOX「ティンカ-ベル」にて歌合戦と果てる事なき戦いが、、。

新宿に集まれ~昼と夜編

京王線沿線住民のみそそ画伯と、新宿に隣接する杉並住民の悦子にとって新宿は馴染み深い場所。新宿だったら来やすいわぁ~と来て下さった皆様を一挙に御紹介。
小田急・東北沢駅前で「まる寿司」を営む柴木さんご夫妻の奥様は悦子勤め時代の先輩。お二人の出会いを作った御縁で今も仲良く。近所に住むみそそ画伯のいとこさんが通って下さっているそう。超おいしいお勧め店なので近くにお住まいの方は是非!
また牧ちゃん同僚・カンちゃんこと菅野さんご一家とは今回なんとも幸せな出会いをさせていただいた。スペシャルサンクスを!
昼は屋上で一時のいこいを堪能し、夜は東口の不夜城探検。ゴールデン街の健さんちで濃~いお茶に酔いしれる元お嬢さんたちの画像も。

越畑喜代美展・京王ギャラリーの巻

みそそ越畑喜代美画伯の個展の模様は先日もお伝えしたが、ほわほわ光線一杯のギャラリー空間をご報告。
若葉青葉の清々しい、この季節ならではの風と光を柔らかなタッチでとらえた作品を中心に、筆数を極端におさえた凛々しい「ちいさめな松竹梅図」など、新境地を思わせる作品も。
特に感心したのが、「三日月ーつゆくさ」の空間。和紙の色に似て、なにも描いてないように見える背景の、なんと細心に描かれていることか。露草の群青色もゆかしく、右上に浮かぶ三日月の黄と呼応している。このわずか10cmの間にある余白が絵の世界だ。余白こそ越畑画伯が好んで描くちいさなものたちが、大きな宇宙とつながっていく大事な要素なのである。
描かない、という勇気もある。考えぬかれた一筆の置きどころに画伯の触覚を思わずにはいられなかった。この一歩が更に豊かな世界とつながりますよう、、、画伯にかわって天に祈る!
今日は来て下さった画伯の叔母さまの画像と,ギャラリーの雰囲気を。


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