銀座MOGA 2023 年の瀬を彩る美人画展  -Produce by modern art

2022.12.19(月)〜25(土)
12:00〜19:00 最終日〜17:00

目出度くも誕生日から始まった今年最後の展覧会ー

後藤まどか
近藤弓唯香
鈴木優香
高久梓
中島華映
細川成美
三成カナ
村上恵美
むらまつちひろ
山下千里
山本晴日

在学中から発表を始めた1990年代生まれから、現在在学中の2000年生まれまでのMOGAメンバー。
年末から年明けの札幌巡回の美人画展として楽しみに待たれている企画だ。
今年も札幌から村上さんが上京、会場に華を添えてくれている。

クリスマスアートフェスタ 押元一敏展 ーMemoryー

2022.12.9(金)〜17日(土)
12:00〜19:00  日祝〜18:00
最終日〜17:00

銀座ギャラリーズのクリスマスイベント
いよいよ!

柴田悦子画廊では、押元一敏の20年間の軌跡を82点の小品で辿ろうという企画。

以下は案内状に添えた文言

数々のスタイルで描かれてきた日本画作品。その中から作家セレクトによる小品と新作を織り交ぜた約80点の押元ワールドをご紹介します。それぞれの時代における興味や思考とチャレンジを一堂にご覧いただく趣向です。

押元一敏は2013年より東京藝術大学美術学部デザイン科准教授。2000年博士課程後期満期退学後、2001年から非常勤助手、2003年より助手として母校に勤務しながら旺盛に創作を続けてきた。

博士課程在学中に開催した展覧会を口切りに、折り目変わり目に個展を開催し、その後の展開を示唆するような意欲作を発表してきた当画廊での歴史を振り返り、今展では新作とともにこれら歴代の実験作が画廊中に所狭しと並んだ。

それぞれの時代を彩る様々なピースがモザイクのように切り嵌められた画廊空間は、まさしく彼の自画像と言えるだろう。

まだまだ続く押元一敏の画家人生にとって、この一里塚が次の一歩への後押しとなるよう祈ってやまない。

沖 綾乃 展

2022.12.1(木)〜7日(水)
12:00〜19:00
日曜〜18:00   最終日〜17:00

グループ展などに出品して頂いている沖綾乃さんが大作の個展を開催する。

まずは彼女のコメントをー

現在進行形で家族の生活によって変化していぬ景色と、記憶や記録の景色が混在する景色には、生活の忙しさと同時に愛着を感じている。今見えている場面だけではなく、その奥に重層的に重なっている時間を含めた室内風景を描こうと試みた。           沖 綾乃

画廊の壁一面の大作ー「飾り棚のある居間」は約4m。組み上げて初めて全貌を見たという沖の渾身の作品だ。

時間軸も空間軸も違うさまざまなコマを重ね、家族の生活の象徴である飾り棚を中心に沖綾乃にとってのリアルを描いた。
祖父母のいる空間もすでに残像のようにかすみつつ、愛しさ懐かしさの痕跡として存在感を示している。
この大作の中に没入していると、積み重ねられた家族の歴史の厚みにとり込まれ、その一部になったような気にさえなるのが面白い。
丹念に描き込まれた細部と、余白が示す空間の広がりが、この物語にさらなる奥行きを与えているのだろう。

花の盛りと枯れまでを描いた小品連作も、過ぎゆく時間の堆積と本質という今回のテーマに連なる。

守屋正明 日本画展 the universe

2022.11.21(月)〜11.27(日)
12:00〜19:00  祝日〜18:00
最終日〜17:00.

太陽、月、山、海‥日本画で独特の山水図を描く守屋正明。
山々や海という自然だけではなく、時間や生死をも表現したいとの想いで描いた日月山水は、風景画を超えて宇宙(the universe)の図を目指す。

2010多摩美大大学院日本画研究領域修了
社会人生活と並行して多摩美大で日本画を学び、修了時には36歳になっていたという。その後、創画展出品を軸として発表を始め、10年前に当画廊で初個展。今回はコロナ禍をはさんで4年ぶりの発表だ。

守屋正明の技法はいわゆる日本画の骨法からは外れ、和紙ではなく麻布に漆喰地を作るところから始まる。
洞窟壁画のような、剥がれかかった岩肌の風合いになるまで、岩絵具を重ね、また削り、貼る。このような行為の果てにあらわれる、朽ちていくものの年月を経た美しさこそ守屋の求めるもの。

画面の随所にある生命樹や蓬莱山が、モザイクのように組み合わされ、積み重ねられて神話的宇宙となり、画廊に濃密な気配を充満させている。

猫百態展 vol.3

2022.11.14(月)〜20(日)
12:00〜19:00   最終日〜17:00

佐藤美術館主催の「吾輩は猫である」展の協賛企画として出発した猫展。次年度からは「猫百態展」の名の下に、猫好き画家の猫好き画家による全ての猫好きのための展覧会として発進した。

以来、コロナにもめげず毎年猫集会を続け、それぞれの愛猫から見える画家の個性が光る楽しい企画に育った。
その模様はおいおい伝えるとして、今年はダイナマイト級猫好き・前本彰子とご存知・大坪奈古、期待の新人・たかすみえこ、京都の麗人・落合浩子の参戦を得て、さらに充実した銀座一丁目の猫集会と相成った次第。まずは初日のご報告を。

立尾美寿紀展 「花の変容」

2022.11.7(月)〜13(日)
12:00〜19:00 最終日〜17:00

米を掬う手の形から「菊」という名になったという花。
その姿を追ううちに自らが花に包まれて変容していく。
花の向こうに辿り着こうとする立尾美寿紀の静かな熱情は、見る人の変容をも促すようだ。

四人展「線と余白とその間」に参加する立尾美寿紀の3年ぶりの個展である。
その間、豊橋トリエンナーレ・星野真吾賞入選や千住博日本画大賞入選など、意欲的に大作にも挑戦して存在感を増しつつある。

今展では「変容する花」といつテーマで
花を深く観察し、より踏み込んだ考えからその存在を作りなおし再構築しようという試みに挑んだ。

「菊」と「薔薇」。
前者では顕微鏡的に花に分け入り埋没した。菊が米を掬う手の形から名付けられた由来を思う時、密集した花弁が人を救う手救いを求める手と見えてきたのも不思議ではない。一花の中にある曼荼羅に辿りついたのであろう。

後者では、「十牛図」を薔薇で現せないかという試み。悟りに至る過程を牛に託して描いた禅画の機を薔薇の変容を通して描く意欲作である。浄化されていく薔薇の生気もまた見どころのひとつだ。

是非ご一覧を。

LABO 34th 平野俊一•越畑喜代美•麒麟

2022.10.31(月)〜11.6(日)
12:00〜19:00  最終日〜17:00

わざわざ言うことでもないが、同一メンバーのグループ展で34回はすごいのではないだろうか。
20回目で成人式だね〜と喜び、30回目ではベルリンの壁が無くなった初回の1989年を振り返った。

まだ柴田悦子画廊は影も形もなくひたすら某画廊で修行中であったが
LABO展立ち上げのお祝いの席には連なったから、最初から伴走しているつもりでいる。

その間、それぞれの環境に幾許かの変化はあったが、ゆる〜く繋がって束縛も決めもなく弛みなく実験室を続けて、研鑽を積んできたのも彼等らしい。

今展では平野俊一は上田のアトリエ近くの風景(庭の花も含む)を墨彩で。近年長く取り組んできた色彩豊かなガーデンシリーズから脱皮した。

麒麟は、金彩花卉図がさらに洗練され華やかさの中にも品格が感じられる世界に。

越畑喜代美は、捨てるところがない極限の線に美学を集約させ揺るぎない。それでいてこころの遊びを感じさせる画風。

これからも続くLABO展3人に期待してエールを!

大河内昭代・野崎丑之介展

2022.10.24(月)〜10.30(日)
12:00〜19:00  最終日〜17:00

歴戦の創画会会友である大阪の大河内昭代さんを、同会の野崎丑之介さんがお誘いして実現した展覧会。

故大河内正夫先生の遺作を画廊入り口に掲げ、共通のテーマである「月の道」連作をそれぞれに。

昭代さんは大阪芸術大学で大河内正夫先生の指導の下日本画を学ばれ、その後創画会や京都・大阪の美術家協会の展覧会を主な発表の場として活躍されている方。
キャンバス地に岩絵具で人物像を描く。
緻密で静謐な正夫先生の画風を慕いつつも、生き生きとした色感と形象で象徴的な女性像を追求してきた。

一方、野崎丑之介氏は多摩美大堀文子クラスの一期生として、奔放不羈な画風を貫いて今に至る。

その二人が、「月の道」という共通の画題を掲げそれぞれの世界を展開するという事に挑んだのが今展。

月の光が映すそれぞれの世界観を是非!

源由紀子日本画展 「嚮」

2022.10.17(月)〜23(日)
12:00〜19:00  最終日〜17:00

二年越し二回目の源由紀子展。
前回、軸の連続作品で圧倒した源が、二年の歳月をかけて「椿」連作を仕上げてきた。

以下は、源による今展の挨拶文

新型コロナウィルス感染症が長引き行動が制限される中、日常で出会う景色や咲き誇る花々から力をもらいました。自分に嚮(む)かい、世界へ嚮ける視点を花の姿から再構築し、創り上げたいと願った作品を展示致します。(以下略)

椿咲く伊豆大島への取材も含め、花を追いかけ写生に打ち込んだ軌跡が絹本や紙本に昇華されて残されている。

特に、軸五本に分割され壁面いっぱいにかけられた椿の一群は、底に伊豆大島の海の色を忍ばせつつ妖艶な紅が列列(つらつら)と並び絶妙な調和をみせている。

『万葉集』
「巨勢山のつらつら椿つらつらに見つつ偲はな巨勢の春野を」

會田佳惠子展

2022.10.10(月)〜15(土)
12:00〜19:00 最終日17:00まで

コロナ禍初年(?)の5月の個展を10月に延期し、大変な状況下で展覧会開催してからもう3年。

本日より會田佳惠子の新作展がスタート。
今展では岩絵具の作品のほか、謄写版で版画作品を制作して、独特の暖かでナィーブな世界を展開している。

50号の「あの子の木」は、小学校の頃の記憶に遡って、夭折した友人のために植えた木が時を経て思いがけない大木に育っていた驚きが描かせた作であり、80号変型の「私の住んだ街」には生まれてから住んだ街を組み合わせて一枚の画面に。

「わたし」の記憶から掘り出した色々な物語を丁寧に積み上げた作品たちに、ほのぼのと心を通わせるーなんと気持ちのよい風が吹いている世界だろう。

虚仮も威しもない澄み渡った佳惠子の部屋へどうぞ。

稀人(まれびと)展PLUS

2022.9.30(金)〜10.6(木)
12:00〜19:00  日曜〜18:00
最終日〜17:00

この世のものならぬ「まれびと」を招来し、摩訶不思議な世界に遊んでもらおうと企図した。
3回目となる今展では「PLUS」としてさらに強力な個性を布陣、その独特の世界観を愉しんでいただきたい。

奥津直道
木村浩之
佐々木英俊
伴清一郎
二見勘太
西村亨

言絵絵言展Ⅴ

2022.9.19(月)〜25(日)
12:00〜19:00   最終日〜17:00

詩(ことば)に絵を、絵に詩を書(描)き継ぐ試みー

言      ×          絵
江尻 潔   ×         赤木 仁
生野 毅   ×         黒須信雄
そらしといろ ×         佐藤梨香
渡辺めぐみ  ×         有坂ゆかり

5年連続で詩人と画家のコラボレーション展を開催ー現代美術家の黒須信雄氏のキュレーションによる展覧会が今年も。

そもそも相互の世界を自由に行き来するはずの世界が、専門化するに従い遊びが出来にくくなったなぁと考えていたところ、双方をよく知る黒須氏が人選を始め、作品と詩を同じ画面上に成り立たせるための方策も色々考えてくださり、思いを形にしてくれた次第。

初回は4人総当たりで作品と詩をやりとりしていたが、あまりに煩雑だったので、次回からは2人がタッグを組んでそれぞれのやりとりに変更。
絵が先にできて後から詩を書き込むパターンと詩が先行してそこから絵を創作するパターンを一年かけて模索した力作が今回も並んだ。
まずは、初日の模様を。

アカンサスの会 meets OKINAWA Vol.3

022.9.3(金)〜10(土)12:00〜19:00
日祝〜18:00   最終日〜17:00

昨年に引き続き、今夏沖縄那覇で開催したアカンサス会展を巡回展示の運びとなりました。

東京藝術大学の徽章に使われているアカンサスの葉のデザインは、昭和25年当時工芸科鋳金部学生だった清水九兵衛(当時清水廣)氏の案が採用されたものとか。

この象徴的な「アカンサス」の名をいただき色々な世代の日本画を紹介しようと企図した展覧会も3回目に。

猛暑の夏を乗り越え、新涼の銀座でリスタートです。

夏巡業編@沖縄 東京藝術大学OBアカンサスの会 日本画俊英サミット沖縄 VOL.3

2022.8.9(火)〜8.15(月)
10:00〜20:00  最終日〜17:00

2F ryubo art gallery
デパートRYUBOリウボウ
沖縄県那覇市久茂地1-1-1
098-867-1171
http://ryubo.jp

マリンブルーの海からコバルトブルーの海へ、夏巡業の旅はいよいよ佳境・沖縄へ

三度目の開催となる今展、デパート内の画廊の場所が、七階呉服売り場の前から二階のゆいレール連絡通路の前に変わった。人通りが絶えず、賑やかに往来するカフェ前につき、よりカジュアルに絵に触れてもらえるチャンス!

各世代それぞれに展開する個々の世界が
、外光を取り込んだこの明るいスペースで存在感を増している。

ウェルカム猫が玄関でもれなくお待ちする趣向。まずは第一報!

瀬戸内界隈展

2022.7.31(日)〜8.7(日)
10:00〜17:00

本日から、今夏の旅巡業展が始まります。
まずは恒例となった広島・因島のギャラリー政吉を舞台とした「瀬戸内界隈展」から。

東京で活躍する作家たちと地元広島の作家たちの異業種格闘とも言うべきイベントもはや5回目。
構想時から立ち会い、初回からメンバーとして参加、「悦子の部屋」なる座敷で作品のご紹介旁々、お客さまのご接待係を。
岡山の方の瀬戸内ばかりではなく、是非広島の瀬戸内にも足を伸ばしてほしい。

この後、9日からはやはり恒例の沖縄での展覧会が控えているので追って顛末をお知らせいたします。

瀬戸内界隈展メンバー
石原誠治(料理)
伊藤敦(立体造形)
岡野陽一(日本画)
岡崎絵美(ガラス)
木村浩之(日本画)
栗原慶(陶芸)
坂井尚(立体造形)
サカグチケイコ(陶芸)
桜田知文(立体造形)
佐藤謙二(ギター)
長尾英代(日本画)
福本倫(版画・絵画)
藤井美加子(日本画)
矢田部怜奈(油画)
柳谷みち代(書)
矢野ミチル(絵画)
友情出展:柴田悦子画廊
〜旅するきもの+帽子Daisy‘s ano〜

広島県尾道市因島田熊町3262
090-8817-9875(代表:岡野陽一)
masakichi.839@gmail.com

モダンアートプロデュース 銀座MOGA展

2022.7.25(月)〜30日(土)
12:00〜19:00 最終日は〜17:00まで

出展作家
沖綾乃/後藤まどか/近藤弓唯香/高久梓/中島華映/細川成美/むらまつちひろ/三成カナ/村上恵実/山下千里/山本晴日

恒例のGINZA MOGA展ー夏の陣が今日から。
例年のメンバーに加え、今年は愛知芸大日本画科出身の山本晴日さんも加わりさらにパワーアップの布陣となっている。

開廊前から並んで下さった方も多数で賑やかなスタートとなった。
作家紹介と詳細は追ってご紹介するとして、今日は初日の画廊風景を。

岡崎絵美展 sound of light

2022.7.18(月・祝)〜23(土)
12:00〜19:00   最終日〜17:00

今年ももうすぐ開催の瀬戸内界隈展で、同じ釜の飯を食べて合宿したガラス作家・岡崎絵美さんの当画廊初個展。

展覧会に向けて以下のご挨拶。

近年「光が揺れる」というイメージを追いかけていました。
その中の副産物として、ガラスとガラスが触れ合った時のチリンチリンとなる音で、その場の空気が穏やかなものになる事に、心惹かれていきました。
ガラスが光を集め、ささやかな風を感じ、時に音を鳴らしてくれます。
体感頂ければ幸いです。
岡崎絵美

1992 多摩美大立体デザイン科ガラス専攻卒業後、1995 富山ガラス造形研究所を卒業。その後もガラス一筋の来し方である。

今展ではガラス技法のなかでもフュージングとスランピングというテクニックで作ったガラス片を、自在にテグスで結んだsound of light シリーズをメインに涼やかな音と光が交差するステージを、お見せする。

複雑に反射するガラス片の林と、その奏でる美しい音色に涼が宿っているようだ。

線と余白とその間 Vol.3 ーそれぞれの結界

2022.7.4(月)ー10日(日)
12:00〜19:00  最終日ー17:00

足立 正平
立尾美寿紀
直野 恵子
佛淵 静子

ほぼ同世代、多少前後して美大を卒業した四人の「余白」と「線」研究ー3回展である。

「余白」と「線」に「間」があるのではと疑い、さらに「結界」まで考えようと長いタイトルとなった。

それぞれの研究が投げかけるものが、目の前に立つ人にどう受け止められるのか、
その「間」の空気も大切な展覧会である。

関連研究ー和紙の裏打ち講座
7.9(土)  19:00より  要予約
講師 足立正平

Tokyo Fuzokuga 涼風献上-風俗画展

2022.6.20(月)〜26(日)
12:00〜19:00 最終日は17:00まで

涼風献上シリーズとして琳派からはじまって文人画に繋ぎ、それぞれの研究展を3年ずつ開催してきた。

7年目にあたる今回の研究テーマは「風俗画」。岩佐又兵衛などによる初期風俗画から寛文美人画、春信、湖竜斎、近代の松園や小村雪岱まで日本の風俗画や美人画の流れを団扇によって辿ろうというもの。

去年まで3年間、前のめりに墨の表現に没頭していた画家達が、にわかに「え?風俗画すか?」と戸惑うなか、粛々と日本美術史家の先生のレクチャーが始まり、大量の資料とともにその魅力が伝えられると俄然意欲的に自分の研究作を選定し始めた。前回、涼風を届けるのは扇子だったが、この度は初回に戻って大団扇である。
前面には選んだ研究作が、裏面には自作を描くが基本。壁一面に展示された大団扇は是非手に取って裏側もよくご覧いただきたい。画家たちが考えに考え抜いた趣向が施されているから。

金属造形作家・征矢剛作品展

2022.6.13月)〜19(日)
12:00〜19:00  最終日〜17:00

クールなジャズがカマキリのボディから流れ出す。この蟷螂の片手には斧ならぬ剣、片手に蝶がさじ加減する秤がついていて、世の中の「それぞれの正義」をジャッジしているのだという。

金属造形作家の征矢剛の展覧会が今日からはじまった。
征矢は1992年多摩美大彫刻科を卒業した後、銅人形作家の赤川政由氏に師事という経緯を経て、鉄を主な材料として昆虫の躯体にアンプやスピーカーを内蔵するという独特の造形をするようになった。
前回は打楽器や笙などの奏者の方に躯体を使った音のパフォーマンスをしていただき、その新しい楽しみ方を披露したが、今展では光を取り込んだ仕事に新展開を見せた。
一幅の絵に見立てたような光のシリーズも是非ご覧いただきたい。


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