。山あり谷ありの一年を支えて下さり、励ましていただいた全ての皆様に心からの御礼を申し上げます。
明ける年の幸を祈りつつ
20210年歳晩
柴田悦子
尚、今春は1月10日(日)からの
恒例の多摩美大日本画科堀文子同窓展を幕開けといたします。
2020.12.11(金)〜19(土)12:00〜19:00
いよいよ、年末恒例のアートイベント・銀座の21画廊が参加するX’mas Art Festaが今日から。
柴田悦子画廊では初登場の馬場伸子の屏風大作を含んだ作品を紹介する。
まずは、画家のコメントを。
日本や中国に古来からある絵画に強く魅了されています。
自然と古典を師として、自分なりに追求し、自分の中に蓄積させたものを私の絵画として表現し、絵の内容を深化させていきたい。
季節感を大事にして、移ろう光、風で揺れる花びらや葉や枝、花の薫り、落ちた花びら、雨の気配、土の匂い等を感じ、花を通じて生命の暖かさ、豊かさ、凜とした強さを出せるよう、品格のある絵を求めていきたい。
それが私の願いです。
馬場伸子
馬場さんは現在長崎・佐世保在住。東京学芸大学教育学部で伊藤彬先生から日本画を学び、院修後は横浜美術館や多摩美大生涯学習の講師などをしながら作品を描き貯めていた。アートフェア東京などで閑々居さんのブースで発表し、大変な話題を呼んでいたことも記憶に新しい。事情があって郷里に戻ってからも、営々と描き繋いできた新作屏風を発表したいと意欲を持っていらしたので、今回この機にご紹介する事とした次第。
古画研究に裏打ちされた絹本の色彩の美しさと、帰郷なさってからの徹底した自然観察がしのばれる花卉図の数々を是非この機に鑑賞されたい。
2020.11.30(月)〜12.6(日)
12:00〜19:00 最終日17:00まで
1996年に多摩美大2部絵画学科日本画卒の源由紀子。主に個展やグループ展・公募展などで作品発表してきた。
今年は50歳の節目との事で、当画廊デビューを志したとか。もちろん、折々の発表の場に立ち合い見せてもらった記憶は鮮明で、力量も感性も不足なし。楽しみにしていた。
今展ではテーマを「幕」とした。なぜ幕なのかを尋ねると以下のような返答があったので以下に記す。
昨年からは想像もできなかった現在は、幕が閉じるのか上がるのか、次に何かが起こる幕間なのか。循環と流れを花の姿から再構築し、表現したいと願った作品を展示する 源由紀子
画廊中に咲き誇る蘭の花々。五本の絹本軸層の燃えるような赤に圧倒される。コロナ禍の中でコツコツ描き貯めた作品たちの異様な迫力に押されつつ身を置くと、命の煌めきをいかに画家が愛おしく思っているのか、ひしひしと伝わり胸に迫る。
このバイタリティと繊細な美意識こそが画家の宝だ。祈りに似た何かを形にする現場に、今まさに立ち会っていると襟を正すような気持ちでいる。
是非、実見を。
2020.11.23(月)〜29(日)
12:00〜19:00 最終日は17:00まで
今年4月13日から予定していた渡辺薫展。4月8日に東京に緊急事態宣言が出されてやむなく延期を余儀なくされたのだったが、何とか年内に開催しようとこの時期に。
秋を迎える頃には少し落ち着くかと思いきや、またしても感染拡大のタイミングとなったが、個展決行の気持ちにもう揺るぎはない。
ただ、春に予定していた内容から時とともに心が動き、絵と書のコラボという形から絵巻物風にしようと形態を変えてきた。
1982年多摩美術大学日本画科大学院卒
のベテランが、10年ほど前から書の手習を始め、3年前の個展で初めて絵に書を組み合わせた試みを。
今展で臨書した書家は、紀貫之・八大山人・懐素という超大物ばかり。カラリストの渡辺薫にしては色数を極端に抑え書にフォーカスして巻物風に仕上げてきた。
紙の上に紙を重ね、下の墨色を薄く浮かばせながら字の粗密を楽しみ、平面的な構成の絵と絡ませていくー春の構想から一歩も二歩も進めた画家渾身の作品たちのなんと清々しいことか。
2020.11.16(月)〜22日(日)
12:00〜19:00 最終日〜17:00
1996年武蔵野美大院日本画卒の長尾英代。佐藤美術館の奨学生の一人でもあり、在学中からその存在感は揺るぎなかった。その後個展を中心に発表を続けるなかで今回のテーマとなる「物語」に出会う。
自身の成長に従って奥行を変える物語ーそのイメージの豊穣さを絵筆に託す事は、自分を描くことに他ならない。おおらかな画風はそのままに、賢治の煌めくような詩性に感応したリリカルな表現は見事! 22日日曜日まで必見です。
以下は、画家のコメント
昔読んだ物語を、時間が経ってから読むと印象が変わる事がある。
宮澤賢治の「やまなし」を改めて読んだ時、以前は印象深く記憶に残っていた5月の章より12月の章が心に沁みて、描いてみたいと思った。
今回の展示は、様々な物語から受け取ったイメージを膨らませて制作してみた。
長尾英代
2020.11.9(月)〜14(土)12:00〜19:00
3年前佐藤美術館と連携した「日本画による猫展」を開催、世の中の猫ファンの層の厚さを実感したものだったが、今回は銀座ギャラリーズ企画・アフタヌーンギャラリーズと連動。銀座1〜8丁目の参加15画廊による多彩な展覧会をSound
ARTMで体験する「Walk with U」など
多彩な催しや銀座を代表するbar15店舗とコラボの企画も。
中央区あげての秋祭りー中央区まるごとミュージアムも開催中とあって、賑やかな銀座に負けじと集めた猫百態。画廊にご縁の画家さん達による猫祭りとなりました。
出品している画家さんのお顔と描かれたもの猫が似ているように思うのは私の勘違いでしょうか?孤独な制作の日々を慰め、あるいは翻弄する猫達のさまざまな姿態を是非ご覧くださいね。
織田梓/亀井三千代/麒麟/越畑喜代美/小林由里/白井由美/原田梨花/諏訪敦/武井好之/竹内淳子/立尾美寿紀/辻村和美/野口友美/平野俊一/佛淵静子/松谷千夏子/三浦幸子/八幡幸子/山田りえ
202.11.2(月)〜8(日) 12:00〜19:00
祭日〜18:00 最終日〜17:00
越畑喜代美・麒麟・平野俊一
上記3名によるグループ展が32回目を迎える。ご存知、多摩美大堀文子クラスの1984年同級のメンバーである。
それぞれに個展やデパート展などで活躍しながら毎年続けてきた。というよりもむしろ、このグループ展を起点としてそれぞれが次の一年の準備をし、自作の練磨をしてきた、というべきか。
ともあれ、越畑喜代美はこのところ研鑽を積んでいる墨遊びをさらに純化させる事に夢中だし、麒麟の金箔地はますます輝きを増して花々は艶やか、平野俊一の蓄光塗料の研究は野山を飛び出して都市の夜景にまで及んできた。
今展の会期中には銀座ギャラリーズによるイベント・アフタヌーンギャラリーのイベントも重なり、ギャラリーツアーや特典付きのスタンプラリーなども。
詳しくはhttp://afternoon.ginza-galleries.com
11.6(金)〜14(土)
2020.10.26(月)〜11月1日(日)
12:00〜19:00 最終日〜17:00
大阪・寝屋川の画仙人ー森田晴樹のコメントから
新型コロナウィルス
先がまったく読めない世界
前期高齢者で、基礎疾患の有る私にはちょっと怖いです。
でも展覧会は開くことにしました。
なにがあっても
前へ進まなければ次が見えないから
花咲爺 晴樹
黙っているとちょっと怖い森田さん。長い付き合いなので、初めてご紹介する人の時には「ボタンを押すと話すよ」と教えてあげる。
そのボタンとは絵のこと。訥々と、だが親切に語り出す口調に嫌味はなく、聞く人の心に届く。
毎日、絵と向き合う日々と聞く。病を得てからは更に研ぎ澄まされてきた。一枚の絵にかける熱量が、墨の花の光背となって立ち上ってくる。毎年繰り返されるこの営為ーしかも年を重ねるごとに格調高くなるのは見事。
薄墨の重なりが見えないように点を打つとカラ刷毛でぼかし、営々と積み重ねて作る墨色と胡粉の上澄、純金と純銀泥だけで描きあげるストイックな世界の果てに彼がなにを見ようとしているのか、是非見分に来て欲しい。
京都市立芸術大学日本画専攻卒
2020.10.12(月)〜18日(日)
開廊の翌年からほぼ毎年個展を開催してきた画家の一人である山田りえ。昨年は多忙を極め一年あいだを空けたが、コロナ禍にもめげず無事初日を迎えることができた。
DMに掲出の「武蔵野図」からして黒箔にレースのような地模様を施すなど、りえ様式の不穏な気配が漂っていたが、今展では久々のりえスペシャル・ザ・ヌードをご披露する。
落下する女の恍惚の表情、コトを終えた男の余裕、挑発する女のポーズ。そして何より「HAND」と題された指先の描写が秀逸。
かつて画廊で画家たちのためのヌードデッサン会を催していた時期があったのだが(現在休会中)、モデルはその時によくお願いしていたベリーダンサーの方。しなやかで魅力的な肢体のモデルさんを、りえ風にど真ん中から描いた力作たちが画廊中に異様なパワーを放っている。
タブーなく自分を解き放って、好きな事に没頭した、という潔さに満ちた今
展。花の蜜に誘われる蝶の気分になるのもよし、空間に浮遊するのもよし、コロナ禍の閉塞感をしばし忘れるエロスの園はここにある。
2020.9.28(月)〜10月4日(日)
12:00〜19:00 最終日は17:00まで
関連イベント
9月30日 (要予約)
高橋さわこ氏(フラワーコーディネイター)による苔玉・苔盆栽ワークショップ
10月3日(土)、4日(日) 要実費
六本木・一億 植田愛さんのお菓子とコーヒーを楽しむ午後
作陶35周年の節目であり、還暦記念の陶展が今日から。
丹波山中に登窯を作り、自ら職人と称して唐津や朝鮮唐津、祥瑞染付や錆絵金彩、黄瀬戸、焼締、三島、粉引などあらゆる技法に挑戦してきた永江の35年間が
狭い画廊空間を濃密に満たしている今展。
そもそもロックやブルースに耽溺するギター青年が、なぜ陶芸の門を叩いたのか、35年前のミラクルな回心ー古陶の美しさに導かれて近隣にあった滴水美術館の陶工養成所からそのキャリアは始まるー以後、美術館の名品を師とし、茶人や料亭、骨董仲間に揉まれながら制作を続けてきた。
その傍ら、八重山民謡の後冨底周二に師事し、日本最南端・波照間島まで通い続ける日々を送っている。残念な事に師は昨年亡くなったが、その魂を継ぐべく唄三線の道も弛む事なく続け、窯の火入れの前には渾身の唄を捧げるのだとか。
今年はコロナ禍のため、石垣島で予定していた還暦記念ライブも断念せざるを得ない状況だったため、怪我の功名というべきか、今展に向けて十全の準備が整った。いつもの三線のライブができない代わりに、色々な方のお力添えで器を楽しむ様々な催しが出来ることとなった事にも感謝したい。
初日の今日は、画廊近くの鼎泰豊で祝杯。35周年と還暦おめでとう!
2020.9.21(月・祝)〜27(日)
12:00〜19:00 祝日〜18:00
最終日〜17:00
ー詩(ことば)に絵を、絵に詩を書(描)く試みー
画家と詩人がそれぞれの作品を交えながら一つの作品を創り上げる試みの第3回展が今日から。
前回と少し作家を入れ替え、またまた刺激的な組み合わせとなった今展。まずは作家紹介から。
言 ✖️ 絵
江尻 潔 ✖️ 本田和博
そらしといろ ✖️ 前本彰子
田野倉康一 ✖️ 越前谷嘉高
中村高朗 ✖️ 黒須信雄
一回から参加の江尻潔、田野倉康一、黒須信雄。二回から参加の本田和博、そらしといろ、三回目の今回は前本彰子、越前谷嘉高、中村高朗を迎えての攻防。
会を重ね、スタイルに洗練を加えた事や参加作家の顔ぶれとも相まって今回はスッキリ画廊に収まっている印象。
企画を担当する黒須信雄氏とコンビを組む初参加の中村高朗氏は共にコロナ禍の中(別の)闘病を強いられた。幸いな事に双方とも無事生還を果たし、さらにまた新たな展開を見せてくれた事にまずは敬意を。
このコラボレーションによって個々の持つポテンシャルが多彩に引き出され、思いがけない作品へと昇華していくのを目の当たりにできるのはなんと幸せなことだろう。
コロナ禍で5月に予定していた会期を、9月まで待ってようやく開催する事に。
まだ予断を許さない状況とはいえ、4月5月の全面休廊の時期から比べると、ややお誘いしやすい雰囲気になった。
會田佳惠子にとっても厳しい数ヶ月を乗り越えての開催で感無量の面持ちの初日だった。
5月の開催日の直前での延期に、進めていた筆が止まりそれ以後同じ気持ちで描けなくなったという。創作の神様がふと他所に出かけてしまったかの状況に戸惑い悩んだあげく個展開催を諦めようか、という時もあったと聞く。
今展に出品している陶器の子供たちは、以前描けなくなった時に手を喜ばせたくて始めた粘土の仕事。準備を進めていた絵の他に、この子たちを展示に参加させる事で気持ちを引き立てたのだとか。
家庭用の電気窯をめぐる入手譚も面白いが(これは実際に聞いて欲しい)、會田佳惠子の描く世界は、どこにも存在しない記憶の街たち。あるようでない、確かな実在を探して心の旅を続けているのに違いない。
2020.8.30(日)〜9.5(土)
12:00〜19:00 最終日〜17:00
長〜い夏休み明けの第一弾は、まだ夏休みのさなかの様な作品たちと。
段ボールを素材に架空の街や村の物語を造形する大坪奈古と、人形師ながら人を超越したものに自らの世界観を託す近 未来のコラボレーション。
三回目の今回は、コロナ余波のお籠りの成果が存分に発揮され、両名とも圧巻の出来となった。
大坪の高層宿泊施設「大瑠璃山荘」は一階の食堂から階段越しにベットが各階に設置され、上階にはお約束の本棚。随所にステンドグラスとガラス瓶、動物や鳥、花たちが賑やかに密集している。
段ボールと粘土、針金を駆使し工作する建物は、どこかにありそうな人生を映し乱雑なリアリティに満ちている。
一方、近 未来は山中に籠りながら生涯で最大の作品に挑んだ。丁寧に梱包された箱を開くと、パーツに分かれた各部所が訴えてくる。その大切なものたちをドキドキしながら組み上げるとangry girlが現れた!例えようもない瞳、すっくりと立つ足もとは実見で是非。
「あらみたま」は能面の小面。人間の魂のありかに想いを巡らしながら、生死を超えた「面」というものに挑んだのだろう。
大坪奈古と近 未来それぞれの物語を読み解くにはしばしの時間が要りそうだ。
2020.8.3(月)〜10(月)12:00〜19:00
日曜日〜18:00 最終日〜17:00
今年4月のアート&アンティークイベントに参加予定が、新型コロナの緊急事態宣言による自粛要請で、この時期に延期したものの、なんとまたもや感染者急増のタイミングになってしまった今展。
幸い画家も私も元気で恙無く日々を送っているので、万全なコロナ対策を施して防コロナ茶会を考えてみることにした。
まず、恒例の枯竹庵は三密回避の為、大テーブルによる立礼に。
お点前に先立ち消毒液の手洗い所作。茶碗はワサラの使い捨て紙ボール(アマビエの印入り)。茶筅通しの後、紙布巾で清め猫ポットにて一服を立てる。
とまぁ、普段のなんちゃってがさらに進化した様な簡易茶会だが、一服は変わらず美味しい。
さらに見渡せば、玄妙なる越畑画伯の文人画的世界が。心を遊ばせ、目と口に至福の時間を持てれば人生何があってもそう捨てたものではない。
藪内流茶道の野口友美さんが考案した冷(抹)茶の作り方もご本人直々にご教授いただいたので参考までに。
7.13(月)〜19(日)
4月8日の緊急事態宣言を受けて中断した展覧会の再展示です。
本展はかねてから「線」に卓抜な才を示している画家に「余白」の意識を問う展覧会をしてもらうべく準備してきたものです。
足立正平
立尾美寿紀
佛淵静子
独自に活躍する画家たちが、自分の結界をどこにどう結んでいくのか、比べてみることで更にそれぞれが際立つ事を企図しました。
以下、案内状に寄稿して下さった亜細亜大学准教授・立尾真士氏の一文を添えます。
絵画の「はじまり」とはいかなるものか。あるいは、はじめられた絵画に「おわり」はあるのか。
ともあれ、まずは線が刻まれなければならないだろう。原初が空白だとするならば、そこに線が引かれたとき、絵画は開始(はじまり)を迎える。点と点を結ぶ線がひと筆、ふた筆と延ばされ、交わり、ときに消され、重なり合う。幾多の線の複層が、界域を生む。
しかし、かたちづくられた界域が線に
充たされることは、ついにない。線を描き、界域をつくりだす筆はまた、余白を生み出す。空白に対峙し、作品の完成(おわり)へと至るために開始(はじまり)の線を刻む画家は、ひと筆ごとに、原初の余白を縁取るのだ。とすれば、絵画を眼差すときに私たちもまた、界域をかたちづくる線と余白のあいだの、そのたびごとの「はじまり」に邂逅しているのである。
三人の画家がいる。画家によってひとまずのところ完成(おわり)とみなされた作品たちは、それぞれが線と余白によってかたちづくられた界域である。と同時に、それぞれの界域が交叉し、結ばれ、或いは分け散じるとき、そこにまた線と余白があらわれる。それらの線と余白のあいだへと誘われた私たちは、新たな原初(はじまり)の痕跡に触れるであろう。
絵画の界域が、空け開かれる。
2020.7.6(月)〜7.12(日)
12:00〜19:00 最終日〜17:00
毎年恒例の夏企画となった西村亨展。
1985年多摩美大油画科出身、卒業後は日本デザインセンターでイラストレイターとしてバブル期を過ごすも、押し寄せるCG化をよしとせず造形作家に転身する、
という経歴。
フレッシュネスバーガーの🍔看板メニューは昨年まで全て描いてきたという凄腕は、人形(solid doll)制作にも遺憾無く発揮され、セクシーで、挑発的な女性像を中心に発表を続けている。
本展では、スタイロフォームに石粉粘土で肉付けし、リキテックスで着色した魅力的な西村ガールズが、涼げな出で立ちで皆さまをお迎えする。y