2018.11.27(火)〜12.5(水)12:00〜19:00
日曜〜18:00 最終日〜17:00
開廊の翌年からほぼ毎年個展開催、もう20回超えのご縁となった山田りえ。
その間、デパート展やグループ展などにも出品し、着々と画家としてのキャリアを積み上げている。
金箔地に華やかな花を描いて日本画の王道を行く、と見えて実はシュールな世界が大好きなりえ画伯。
今回は「不二月月図」と題して月が21個もある不思議な風景画を描いてきた。在住する小田原付近から見えるサイズの富士も樹林の奥に鎮座している。金箔の虚空に流れる雲が実に美しいーにもかかわらず月が21個。
乱視で月がだぶって見えることから、別の天体のように風景を描くことを発想したという。
花を描いているのではなく、花を成り立たせているエネルギーを描いているという彼女の持つ独自性をこれら作品群から是非読み取ってほしい。
1983年多摩美大日本画科加山又造教室卒