平野俊一展 2nd 黒光画伯とトシママ

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京都から、黒光茂明画伯のご来廊。エレベーターで乗り合わせたものの、様子のよい殿方をそうじろじろも見れず「何階ですか?」と聞くと二階という。さては大坪さんのお客さまか、と思いきや画廊に入っていらっしゃる。え、どなた様?とはじめてお顔を見ると、な~んと先生だったという顛末。いつ気がつくかと楽しみにしていたらしい。
先日、砺波の美術館で先生の大作を拝見してきたばかり。懐かしく思っていただけに驚きもひとしおだった。滋賀の御自宅には比叡越えでよくうかがったもの。淡い色が微妙に重なりあう絵肌ごと時代が蘇るのが不思議…。
久闊を叙していると、トシ君画伯ママがお友達とご一緒に。幼稚園からお絵書き教室に通っていたトシ君画伯。その画業の第一歩からママはよく御存じ、なのでちとこわい。今回は、近所の鶴見川の印象からおこした絵もあって感慨深げ。
そのものを描く絵ではないが、その背後にある景色を見ようとするトシ君画伯の感受性が十分感じられる作品は今回また深みを増した。一つの世界の側に、もう一つ別の世界があるかもと、目をこらして見ようとする感性は彼ならでは。
自分の内側を覗き込んで、何を感じているのか問いかけ続ける作業に終わりはない。これがほんとなのか、という呟きは絵筆を置いた瞬間にまた…。

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