村越由子展ームラコ画伯展大団円

無事銀座デビューを果たしたムラコ画伯。どきどき、の日々も今日でおしまい。多くの方が駆け込んで下さった最終第四コーナー、ゴールに間に合わなかった下の画像の方々を特に御紹介。
まず、12月1日から個展予定(!)の武大人。後二週間しかない超タイトなスケジュールをさいて来てくれた。また多摩美ーズ大御所の北村さゆり・渡辺薫両画伯も白い壁の前で呆然。沖縄旅行から帰ってきたばかりのトシ君画伯のお土産・ラフティーを肴に、お疲れの一献ということに。
自分のグループ展も最終日の井手尾節子画伯が立ち寄ってくれた他、時間内セーフの方々ありがとうございました。
昨夜は、結婚したばかりの工藤ちゃんがご主人とともに来てくれたので、御同席の加藤画伯、松谷画伯、池田画伯、たっちゃんとワインで乾杯!恥ずかしがる工藤ちゃんをなだめすかしてお宝画像ゲットするも、間違えて画像消去しちゃうのは何故?悦子のバカバカ!
武大人の肝入りで湘南グループに混ぜてもらえることになったムラコ画伯。片瀬山なのに今まで御縁がなかったのだそうだ。なんと高校時代に、旧金沢アトリエで内山徹画伯の薫陶を受けていた過去が。今日来てくれた阿部千鶴画伯旦那の田尾憲司画伯が、内山画伯から引き継いでいる予備校講師というお役。他の教科と違い、美術の場合は一生の御縁となる可能性も(武大人と松谷画伯の例をみよ)。しかし、どんな御縁も画家同士として五分五分の付き合いになるや否やは、それぞれの今後の精進にかかっているといえよう。願わくは良い御縁に。
意外や、悦子と同じB型と判明したムラコ画伯の血液型、まだまだ引き出しがたんまりありそうな気配。銀座初個展を経てさらに飛躍されるよう切に祈るものである。

村越由子展ーお歴々々ぞくぞく…

あの、成城大学名誉教授にして秋田県立現代美術館の田中日佐夫先生が久々の御登場!竹内栖鳳の研究で知られる泰斗にして、漫画の『土佐の一本釣り』にも言及しちゃう大変なお方。
その先生から預かった資料を白亜紀の層に埋もれさせてしまった悦子。どの顔してご挨拶にいったものかと日々思案に明け暮れていたが、想いは通じるもの、というか業を煮やされたのか、先生の方から御来廊下さった。そして事なきを得たのは悦子の人徳か先生の大きさか。そりゃやっぱり先生だろうな。「そのうち出てくるでしょう」とお許しを。
先生との御縁はシーサーから。初めて原稿を依頼した折、編集者に渡すつもりだった沖縄土産の安~いシーサーを、編集者が勘違いして先生に。そんな安物のシーサーだったのに、先生はそれを絵に描いて悦子に下さった。いつか本物のシーサーを差し上げたいと思って探したのが宮城忍君との出会いだった。ようやく意に添うシーサーを見つけたのに、白亜紀事件のため、渡しに行けなかったのだが、これで無事献上の段取りに。はぁ~15年越しのご恩返しがこれでなんとか果たせる。
とはいえ、さすが辛口で知られる先生。ムラコ画伯の絵を丹念に見て「もっとお苦しみになる事ですね」と一言。若い作家とちゃんと向き合って話して下さった。ムラコ画伯の銀座デビューに最高のはなむけだと思い感謝する。
次にいらしたお方は、多摩美の学部長にして歴史ゼミの名物教授清田義英先生。「僕は由子ちゃんの絵が好きなんだぁ~」と来て下さった。鎌倉時代から続く江ノ島の古刹の長男としてうまれ、湘南白百合の幼稚園中退という経歴をもつ文学博士って?
おりしも次にいらした悦子の俳句友達、藤田三保子さん(「鳩子の海」の大人編の女優)と藤田さんの故郷防府の山頭火話でおおいに盛り上がったうえ、蛤御門の変まで。
いやぁ~今日も大変濃ゆうございました。

村越由子展ー芸術の秋といえば

季語辞典にも載っている『N展』。秋の深まりを告げる季語として日本人の感覚深く刷り込まれ、電車の中吊りの赤い告知をみると、どうしても上野のお山に行かねばと思わせる日本語。特に地方における浸透率は絶大で、ある画家は『S展』に入選して喜んでいたところ、知人に「次はN展だね」といわれたそう。
それはさて、芸術の秋。上野もさることながら、日本橋方面も華やかな気配。『目展』も今日から。出品の京都在住八木幾朗画伯とは、昨日搬入後合流、おいしい生活をともに。おりしも京都の双子・くりちゃんが上京中。先日は銀子が京都で大変お世話になったとか。くりちゃんの友人の高山さんも交えて、にぎやかに会食&痛飲。
京橋の御大の林田画廊では、加藤良造画伯の個展開催中。その初日には加藤画伯夫妻及びたっちゃんとご一緒に。今回の仕事は画中に濃密な気が立ちこめる力作揃い。古色蒼然とした色調のなか、加藤画伯の感覚が生々しく感じられる構図に絡めとられていくような目眩感をたっぷり味わう。これは必見ですぞ。
画廊では、穏やかな秋の日差しあふるるムラコな世界。昨日築地にお泊の八木画伯、朝いちで立ち寄ってくれたので後輩ムラコ画伯と。

村越由子展ーダンディなムラコ画伯パパ

かつては戦闘機のエンジンを設計し、その後車やバイクのエンジン設計に転じたキャリアを持つ、ダンディなムラコ画伯パパ。お母上、ムラコ画伯にはお祖母様にあたる方が池田蕉園の弟子だったそうで、絵に関しても半端ではない見識をお持ち。
ご本人も画家になりたかったというだけあって、ムラコ画伯へのご指導もとても厳しいんだとか。パパのお部屋を通らないと絵が外に出せないということも。
さすがに今はそういう事はないらしいが、この期待を背負い三代越しの夢をかなえつつあるムラコ画伯。一人っ子の特権をフルに生かして、まだまだ脛をかじらせてもらいなさい!パパ!!悦子からもお願い!長生きしてねっ。ママもね!

村越由子展ームラコ画伯は白百合育ち

昨日いらした鎌倉のお友達は、幼稚園からの同級生。聞けば湘南白百合で14年間ご一緒だったとか。今日来廊の方もまた。さすが、鎌倉なのはかたや能楽師のお嬢さんである小山慶子さん、かたや声楽家にしてオペラ演出家の奥様という松山由佳さん。ちいさな頃から能舞台の松を見なれた小山さん、日本画にたいして古臭~いというイメージをもっていたそうだが、ムラコ画伯の絵をみてその清新さに驚き好きになったという。
ご主人と連れ立ってお越しの松山さんは、トスカーナの平野のような「緑の声」がお好み。こんな風の通る野で歌ったら気持ちいいだろうなぁ。
明石からは筑波大ご卒業の筧有子さんが、ご友人の和田あやめさんとご一緒に。偶然にも地元での個展で、悦子の兄貴分姉貴分橘さんご夫妻と知り合ったという。もうすぐご主人の転勤先ハンブルグへ旅立たれる筧さん、いい出会いがありますように。

日本人になりたい講座ーアラン・ウェスト編

市川学園の土曜講座・「日本人になりたい」の講師として、アメリカ人日本画家アラン・ウェスト画伯と彼の表具を手掛ける(株)マスミの横尾靖氏が招聘され、対話形式の講演を行った。
東京芸大日本画科を卒業し、谷中のアトリエ兼展示場で独自の制作を続けるアラン氏の活躍は夙にしられるところだが、その制作を支える裏方であり、プロデューサーの表具店社長横尾氏との二人三脚秘話は、まれに見る面白さで受講生を魅了した。
広い階段教室の正面にアラン画伯の巨大な障壁画、と思いきや、巨大な掛軸五幅!。深い色調で描かれた背景の上に金泥の流水、さらに新緑と紅葉を施して華麗な春秋図である。一幅縦2M80CM、横1M20CMはあるだろうか。これだけでも度肝をぬかれる大きさなのに、その五倍の迫力たるや推して知るべし、てなもんで。
並みの表具師であれば言下に断るところを、横尾氏はとことんアラン氏のチャレンジにつきあったという。いわば二人の合作ともいえる傑作なのだ。外国の人だからこそ知る日本美術の素晴らしさを、アラン画伯は昇華してさらにダイナミックに展開してみせた。この志を横尾氏は見事に受けてたって、形にしたということだろうか。
アラン画伯は三味線、横尾氏は篠笛・能管をよくし、音楽部門でも息のあったところをみせる二人。しかも横尾氏は、奥様の実家の家業を継がれた元エンジニアというから驚くではないか。専門分野にこだわっている人にはけっして出てこない豊かな発想と果敢な行動力に脱帽した。
きっと落語も好きなんだろうな、と思わせて余りある二人の会話に引きずりこまれて、あっと言う間の二時間だった。その後の中高生の質問もいい感じで、また日本人になった子が何人もできたと思うとうれしい限り。そんな一日のおすそわけを今日は。

村越由子展ー画伯の魅力ー迫力の描写

村越由子といえば、多摩美大学院在学中に山種美術館の優秀賞をとった画家として、記憶されている方も多いと思う。あの時の大賞は、内田あぐり画伯、同時に優秀賞になったのが吉川優画伯という御縁のある方ばかりだったので、悦子も受賞式に出た。
まだういういしい画伯の緊張している姿が思い出されるが、あれから10年、真面目な仕事ぶりは今でも変わらない。装飾的な箔使いは少し押さえられて、緊密な描写に支えられた迫力ある画面を創りあげている。
画像では分からないだろうが、コラージュされた薄紙が絵の厚みを増し強い印象を与えているのも面白い。明るい陽光に照らされた、山や瀬戸内の島などの風景は、確かなテクニックがもたらす、力強い存在感が特徴。かつて山歩きにあけくれた悦子も、この山容の臨場感に圧倒されるばかり。峻烈なばかりではない、あるやさしさに彩られた大きさのある絵といえばよいか。
繊細な感覚で置かれた色彩のハーモニーも、彼女ならではの魅力。一筆一筆の丁寧な運びを、画面に近付いて見入る方、また離れて色彩の煌めきを堪能する方。今回も色々な後ろ姿を見せて頂けそうだ。
今日の画像は、近所のギャラリーウェストさんでグループ展開催中の三人。むらこ画伯の後輩にあたる中村君、寺尾さん、松岡さん。みんながんばれ~!

村越由子展ー意義ある初個展

意外や意外、実は東京では初個展の村越画伯(ここではムラコ画伯と呼ばせていただく)の個展が今日から。
初日いきなり画商さんたちの御来廊はさすが!ムラコ画伯との御縁はじっ~くり書きたいので、今日は絵日記。
近日上映!!乞うご期待!ということで、あ~もう終電だぁ!!

搬入日だけどおまけ編

なにせ、エンドレスの長旅につき旅立ちの光景を。果たしてまた一年後に相まみえることができるか?
悦子は悦子の挑戦、画伯たちは画伯たちの挑戦。更なる崖っぷちの綱渡り、必ずバージョンアップして再会を!!
ーにつき、お宝画像を。トシ君画伯麒麟画伯は今日は黒いマニキュアでお揃い。悦子とみそそ画伯は、さすらいの行商・越後獅子編で。
いらして下さった皆様、また来年お楽しみに!再見!!

LABO展ー15th/最終日の怒濤!!編

いや~濃かった!今回のラボ15周年(執念?)。御紹介しきれないくらいいろんな方に来ていただいた。
トシ君画伯のお父上お母上、四日市の叔父さま叔母さま、麒麟画伯のお仕事場の同僚・岡田ナナご夫妻、トシ君画伯の中学時代の同級生さんたち。みそそ画伯の中学時代の同級生・美藤さん親子、武大人、林田パパ、彫刻家の池田氏、我等が先輩鈴木つよちゃん画伯などてんこもり。
いろいろのドラマがあった本展、画伯たちの16年目にむけての画像は、明日のおまけ編で

LABO展ー15th/同級会・のような・もの

堀文子クラス最後の学年で招集がかかればすぐ集まるわがクラスも、働き盛りのお年頃、なかなか全員集合は難しい。今日は、美術カタログのデザインをしている直ちゃん一家と、文化財の修復から漆の仕事を始めたワケさん、フクダ上海氏の奥方でもあるわこちゃんが集まってくれた。
また、八ヶ岳セレブ・アズピ夫人、一学年上だが、みんなと同い年のりえぞー画伯、悦子と予備校同期の西山美智子ちゃんなどで大にぎわい。卒業後初めてあう人たちもいて、15年記念の同級会は、場所をなだ作にうつしてさらに盛り上がるのだった。
ちなみに、昨日のエステの成果はどうよ!の画像を。衣装はあの岡本夏生似のひろちゃんが、ハワイでの会議できたボディコンシャス。派手な衣装がこんなに似合う私って?後ろはチーママ風の麒麟画伯。こういうしっかり者の人がいれば繁盛間違いなしなんだけど……。

LABO展ー15th/エステな部屋

突然ですが、絵日記です。
ーで終わろうと思ったのだが、この怪しすぎる画像、なんか言い訳しないと画商生命にかかわるかも。
今日は土曜日、スーパーりこちゃんから「えっちゃんをきれいにしてあげる~」という電話が。りこちゃんの魔の手、いやいや魔法の手にかかると、みんなへなへな~。あまりの気持ち良さに立ち上がれなくなる。先日はサハラ隊員がお鼻をくりくりマッサージされて『あ~っ』。
放課後、到来物のおいしい焼酎と泡盛を賞味するトシ君画伯、いもきん氏、西野氏とそのお友達を後目に、おんな達はりこちゃんの魔の手、いやいや魔法の手にかかる。
今日のコースはパックとイオンマッサージ。パックなんて初めてよ~の悦子は、うれしさの余りつい前衛舞踏をおどる。八ヶ岳のセレブ・アズピは、今日の午後常宿の帝国ホテルでエステしたばかリなのにまたもや。麒麟画伯も椅子の上にねて本格にうっとり。う~ん、この場にまるで男なんかいないような女の館ぶり……みると、男たちは絶品の焼酎を手にうっとり。まぁ、いいか。
ちなみにこれは営業時間外のことにつき、念のため。

LABO展ー15th/今回はこれがみどころー麒麟画伯編

学生時代からの愛称「きりん」を『麒麟』という雅号にしてはや二・三年。本名の直美落款の時はややおとなしめの画風だったが、名は体をあらわすもの、麒麟画伯となってからは走る走る…。
はじめて会った時は、まだおさげ髪の女学生。山脇のセーラー服がよく似合う受験生時代だった。数少ない現役合格の同級生中でも、とりわけお嬢様風だったが、描く絵は大胆そのもの。あ~思い出す、麒麟画伯の課題第一作目の百合の花。楚々とした風情のどこからこのモダンな構図と奔放な激流のような色彩がでてくるの?田舎のお嬢様だった悦子はびっくりしたもの。
その路線でいくのかと思いきや、本人の思惑はまた別なところにあったらしく、Labo15年の歴史中も絶えず模索していた感がある。実生活では、バリバリの仕事師でもあり、出世頭でもある彼女の生活は当然激務だったに違いないが、一度も休まずその都度の自分の感覚を誠実に追求してきた。
激流が伏流水となってさらにおいしくなるように、この軌跡を経ていきなり画風がバージョンアップした事を今回は特筆したい。迷いを断ち切って楽に筆を運んでるようにみえる本展の作中、まず『妖陽』が目についた。秋の日差しの中の、花々の輝き。麒麟画伯に見える陽のきらめきはいろいろな色を映し、絢爛豪華、しかも凛然としている。麒麟そのものの自画像とも言うべきこれら作品は、これが描きたいをストレートに具現化していて見事。
この歯切れの良さは、やはり江戸っ子の粋か。まさしく小股の切れ上がったいい女の啖呵を聞くような気持ちよさがある。その内に秘めた可憐さもまたいわずもがな…。

LABO展ー15th/今回はこれがみどころー平野画伯編

アマ・ダリだのカゼ・サキだのヤト・ノ・ソラだの、詩的な画題で知られる平野画伯。高校時代はデビュー寸前までいったフォーク系のシンガーソングライター。文化祭ではどうも女の子がキャーキャー騒いでいたらしい。そのモテモテトシ君画伯も多摩美で麒麟ちゃんに出会ってからは、愛妻ひとすじ。同級生で結婚したうらやましいカップルであり、このLabo展でもお仲間。超激務の麒麟ちゃんを支えてご飯とかも作っちゃういい旦那なのである。
最近は多摩美の先輩・吉村君の経営する建築パースの会社の専務でばりばり仕事をするかたわら、個展で新境地を開いている。
一昨年くらいから描きはじめた湿度感あふれる墨の仕事がここへきてさらに深みを加えた。悦子の今回のお薦めはシロアト・ノ・ソラ。ぐいんとあっち側のもっていかれそうになる空の奥行きに参った。石川啄木の「不来方のお城の草に寝転びて空に吸はれし十五の心」という歌を思い出させる一作。自宅近くの小机城祉の上空はるか、雲と光のドラマをあかず眺める少年の気持にならせていただいた。そういえば、悦子のこの夏の一句「君とゐた夏から遠く仰向けり」という恥ずかしい青春句は、こんな空を見上げて出来た句。
今回のシリーズは箔使いも墨も岩絵の具も本格的な日本画のテクニック。それでいてけして古くさくないところがトシ君画伯の真骨頂かも。
また、加川良と石川セリ、友川かずき、浅川マキなど悦子を泣かせるCD持参できてくれるところも憎い。一朗君のあとはトシ君が音楽監督の画廊、いい感じに秋になってまっせ。

LABO展ー15th/今回はこれがみどころー越畑画伯編

越畑みそそ画伯が永年温めていた構想にはじめて挑戦、愛猫の小龍(シャオロン)と好乞(ハオチ-)の絵を描いた。ちっともじっとしてないこの兄妹、画伯夫妻には子供以上の存在。いつ描くかと思われていたが、可愛さ余ると、なかなか手が出せないものらしい。
今回、その禁を破って挑戦したのは、実は茅ヶ崎の吉田春彦さんがくれた金泥が発端。すばらしい発色の金にほれぼれした画伯、これで何を描くか話しているうち、春彦さんが突然「猫脱糞図」はどうでしょうか、とめまいがするような御提案を。
たしかに猫百態の巻き物を、という話のなかではあったが…。かくして、画伯のあとに引けない果敢な猫との格闘がはじまった。とくに脱糞図は、前代未聞のチャレンジ。画伯も大変だったろうが、猫にも災難。どうもみられていると興がそがれるらしく、猫たちは非協力的だった模様ではある。それをなだめすかし、あの恍惚のポーズをゲットしたという。
常に側にいる猫たちだからこそ、捉えられたあの姿、この姿。みそそ画伯の秘蔵の金泥は、まだたっぷりあるはず。新たなモチーフを得てますますほわほわな時間を充実させるに違いない。
画像では、淡すぎて金泥の品のよさが伝わらないので、これは是非実物で御確認されるようお薦めする次第。よかですよ!

LABO展15年の軌跡

越畑喜代美・平野俊一・麒麟画伯たちによるLABO展も今年で15回目。美大卒業後来年で20年たつというから、まったく時の過ぎるのは早いもの。
ギャラリー篁での初回からギャラリーいせよしを経て悦子画廊までの長い旅路、それぞれに紆余曲折を乗り越えつつよく続けてきたものと思う。
各年のニュースを記したDMは平野画伯の制作による。あ〜あったあったと振り返る事件の数々、画廊の入り口には第一回目からのスナップが飾られ、画伯たちのわか〜い時の記録にみんなキャアキャア。
思いがけず自分の姿を発見してびっくり、うれし恥ずかしのお客さまも。もちろん、会期中に撮影した画像も次々張られていきまるで壁新聞(古い?)。
今日の初日のパーティのシェフは、みそそ画伯のご主人・子犬タクシーのたっちゃん。朝の搬入後おうちでスパゲッティをゆで、また戻ってきてくれたえら〜い愛のサポート隊。このような方たちがいて画伯たちは絵が続けられる。伏して感謝を。
みそそ画伯の丹精した青トマトや野菜は、悦子的には日本一のおいしさ。会期中は補充される予定なので食べたい方は是非!
15周年を言祝ぎ、以下の画像のかたたちが初日に駆け付けてくれた。まずはご報告。

おまけーどっちが似てるでショー

搬出もちゃんと夜中に終わり、見る間にからっぽになった画廊。明日からのLABO展は恐怖の当日搬入につき、今日はおまけ画像。
上は先日登場の京都のくりちゃん。骨格がにてると声も似るらしく木屋町のカラオケバーでは八木幾朗画伯をして、どっちが歌ってるかわからないといわしめた私たち。瓜南画伯にいわせると特に「そうそうそうそう!」といういい方がそっくりだそう。
くりちゃんは今京都のけもの道コースのバーの経営者だが、昔はならした踊り子。まるで悦子のできなかった人生を代わりに歩んでくれているようなうらやまし~いお方。踊っておじいちゃんおばあちゃんに感激の握手を求められたのも一緒。おおらか~なこの感じ、いいでしょ。実は京都のふる~いお家柄のお嬢様。この間、お家を引っ越ししたら4トントラック7台分のゴミがでたという。さぞやお宝がふくまれていたに違いないと思われるのだが、見ないで捨てたとか。悦子も見習わなくちゃ。
もうひとりのそっくりさんは、なにを隠そう武大人。武大人&悦夫人というコンビで今度沖縄で歌手デビューするかというノリ。目がつぶらでかわいい大人。ほっそりになってみたら、なんだかどこかで見たお顔、、、あら、私?おもえばおぢ化の進む悦子とおば化の進む武氏の微妙な接点が今かも。こんどは大人のおひげを借りて、悦大人&武夫人?

ニノミヤイチロウ展  最後の力ーさらばデクノボー

今回もすんばらすぃーデクノボーシリーズを展開してくれた一朗クン。24時間一緒の合宿生活も今日でおしまい。
大阪のなるとん竹村記者も久々に上京、最近ご購入のマンションにとデクノ皿などをお買い上げ。景品の食器など使わないようにとよ~く言い聞かす(でもああいうのって壊れないんだよね)。
俳句のお友達、洋三郎、松助、磨女も来てくれ最後の宴。一朗クンの幼稚園からのお友達やら、大学時代の先輩・大見伸画伯やら遊見賢一画伯やら、軍艦島の写真で有名な雑賀雄二氏やら、最後のお客人のご接待に今日もおおわらわ。
無事、今年もデクノボーの神様が降臨して下さってにぎやかな日々となったことだった。昨日は銀子のカボチャの馬車、今日はランチアデルタの福田君の馬車でご帰還し、後は自宅合宿所でお疲れの一杯かな。やれやれ~!皆様にもデクノボーの力を!

ニノミヤイチロウ展 ブラボー!ライブな日々よ

芸の道は深いもの。デクノボーの神様一朗君は音楽の道にも造詣が深い。中学時代はトランペット、高校時代はフォークギター、愛知芸大時代は彫刻科のくせして音楽学部のオーケストラでバイオリンを弾いていたらしい。息子の楽君にも正しく遺伝して、14才にして大人のミュージシャンを泣かせるジャズギターを弾いているという。
当然、お友達にも音楽系が多いのだが、今日はフォークの下村誠氏とブルースシンガーの高谷氏がくしくもご一緒に。絵描き系を代表して沖縄帰りの武大人もプロに混じって、歌のお披露目となった。
今日いらした方は超ラッキー!それぞれの熱唱に画廊はライブハウス状態。下村氏のジャニス、高谷氏のキングクリムゾンの声帯模写も最高で大受け。武大人のドラムス(缶による)もいい感じだし、みんな終電は大丈夫か?という時間まで大騒ぎ。
カリヤ淳子氏と下村氏は泡盛テンコ盛に意識不明状態。昨日に引き続き北海道物産を山ほど携えて、沖縄の牧ちゃんがきて皆様のアテンド役をしてくれ大助かり。
沖縄旅行組の松谷画伯と池田美弥子画伯はキジムナーを連れてきてるせいか笑いっぱなし。池田ダーリン義孝氏は少し遅れたため歌手の部デビューには間にあわず、残念。
芸は身を助けるとはよくいったもの。あれ、芸は身を滅ぼすだっけ?

ニノミヤイチロウ展 延々と宴また宴

しばしの休息のあととはいえ、怒濤の宴会展。今日も昼過ぎからお供えの御馳走をたずさえた方たちがぞくぞくと。
お重が飛び交い(凄すぎ!)、お供えからおろされたお神酒が瞬く待に神隠しに。ふと気絶から目覚めると人が増えている。まぁ何人きても器には事欠かないし、檜や松のデクノちゃぶ台は売るほどあるので、くるしゅうないのだが。
創画会帰りの神彌佐子画伯、秦テルヲ展の合間をぬって練馬守野地氏の来廊の他、歌手の久恵ちゃんはコンサートでゲットしたお友達岡本氏、淳子ちゃんとご一緒に。カメラマンの坂野氏ご夫妻は毎回登場の御常連。
先日も来廊の吉村君は、地元下北沢のマドンナゆうちゃんをエスコートして。後から朋友キムケン氏も合流、いろんな奇遇の御縁が錯綜してえらいことになっていく。久保田の千寿をたずさえて来た久恵ちゃんのお友達花島ちゃんは、その登場を久しく待たれていたせいで名前が「せんじゅ」になってしまった。
また、磯野ちゃんも仕事場の後輩の洋子ちゃんとともに来廊。茅ヶ崎南郷生まれの磯野ちゃん、毎年茅ヶ崎ハスキーズギャラリーで個展しているという淳子ちゃんと意気投合。悦子も「NO WAR展」でダーちゃんの作品をつくった、あのかりや淳子と知ってびっくり。
久恵ちゃんはギターデュオ足立兄弟のお友達だとか。いっちゃんがあちこちいって知り合ってくる人と、悦子の知り合いが重なることにいちいち驚いてはいられないが、一年に一度しか会わないのになんとも不思議なこと。
デクノスプーンを様々に表現した画像を今日は。


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